448 s.l.m 2011 Girlan
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448 s.l.m 2011 ギルラン
《イタリア/アルト・アディジェ/白/シャルドネ、ピノビアンコ、モスカート・ジャッロ、ソーヴィニョン/辛口》
1923年にアルト・アディジェの23名の葡萄栽培農家達によって興されたアジェンダがこのギルラン。現在はその契約栽培農家の数は240を声、オルトラディジェと、アテシナに跨がる240haの葡萄畑を管理する組合組織となります。そんな畑は海抜250m〜550mの高低差があり、畑や品種も個性豊かで様々な品種が栽培されています。他のアルト・アディジェの組合組織同様に、醸すワインは多岐に渡ります。
その中でも、その名もギルランと呼ばれる海抜448m付近にある区画の葡萄を混醸したのが、このキュベ・ビアンコ 448 s.l.m で、その名は海抜を表します。スンテンレススチールタンクで仕上げられ、マロラクティック発酵は施されないフレッシュな酸が持ち味ですが、その品種にモスカート・ジャッロが混醸されているのが面白いですね。
飲んでみました。
北らしい冷涼なミネラルがキレイに冷えます。やはりモスカート・ジャッロの混醸がありきたりなシャルドネやソーヴィニョン、ピノ・ビアンコにアクセントを与えていますが、マスカット香や、ダルい甘味がそう感じさせるわけではないのが秀逸。各品種のバランスは均整がとれつつも、それぞれの個性を感じ取ることができます。アルト・アディジェは単一品種からなるワインが多いのですが、混醸‥やはり面白いし‥便利。各品種が、それぞれを補い合うバランス。酸もキレイに出ていて果実のふくよかさや旨味に由来する甘味も感じるが、キッチリとフレッシュで、やわらかなドライさが美味しい。キレイに冷える酒質で、温度と時間で様々な表情が見えるのは混醸の特権。アルト・アディジェのこのスタンダードクラスの混醸ワインは、単一品種の共通セカンド的な扱うなのかもしれませんが‥これでええやん、なんならこれがええやん♪なコスパ◎。クリアでミネラリーでキレイな酸があって‥しかも果実の香味が複雑で楽しい…となればこれは買いですね!!
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