Barolo Albe 2021 G.D. Vajra

ピエモンテ州の赤 > G.D.Vajra

更新履歴 2025/10/30
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6,980円(税込)

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バローロ・アルベ 2021 G.D.ヴァイラ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》

当主はアルド・ヴァイラ氏で、婦人のミレーナ、息子のジュゼッペとの家族経営。元々アルドの父親はワイン造りやブドウ栽培に従事していなかったものの、祖父が所有していた0.3haの畑と、樽の枠を相続しワイン造りを開始したそうです。転機は1986年、バローロ地区が雹害の影響でほぼ壊滅状態になった年、ただでさえ不況の真っ只中で多くの生産者が廃業する中、諦めずに借金をして畑を買い増したのが功を奏したそうです。

伝統的なスタイルでその理念も明白。

 「美味しいのは当然。"安全"で"清潔"。そして"美しい"ものでなければならない。
  そしてリンゴジュースを飲んだらリンゴの味しかしてはいけないのと同じように、
  バローロを飲めばネッビオーロの味がすべき。
  樽由来の甘味やタンニン、香も必要ない。」

一部大樽を使用しますが、発酵は基本的にステンレスタンク。自然酵母でゆっくりと発酵を進めます。タンクのあらゆるところで糖分が二酸化炭素を作り、果帽を押し上げることが重要で1日に2回、櫂入れを行います。ネッビオーロはカベルネやメルロと違い、果汁にアントシアニンや色々な要素(香味成分も果皮に多い)を含まないのでこの櫂入れ(フォラトゥーラ)の作業を重要視しているそう。特に樹齢の高いネッビオーロは、収量が落ちるだけれはなく、果実そのものが小さくなる。小さい果実は、果汁に対する果皮の比率が若樹からのブドウよりも高くなる。よって一層櫂入れを行い、果皮からの香味成分などを引き出す作業が重要になる。

 「果皮比率の高い高樹齢のネッビオーロは多くの要素をワインに与える。
  高樹齢であれば角の抽出も必要なく、適度な櫂入れを施せばバローロ
  は偉大さを備える。」

今回ご紹介するバローロ・アルベは、海抜380mから480m付近にある三種類の畑から収穫されるネッビオーロの混醸。いずれもバローロ村にあるフォッサティ、コステ・ディ・ヴェルジーネ、ラ・ヴォルタで収穫されたもの。50年代や60年代の巨匠たちが行っていたバランスの良いバローロを実現するために、いくつかの畑からのブドウをブレンドしてきた先駆達へのオマージュ的な作品。

選果されたブドウは特注の縦型タンクで醸し発酵が行われパンチダウンとポンプオーバーヲ優しく香味を抽出します。マセラシオンは約25日間。収穫翌年の春にマロラクティック発酵がステンレスタンクで行われます。熟成は40HL、50HL、75HLのスラヴォニア産の樽を併用し、30ヶ月から36ヶ月の熟成。年に一度は澱引きされます。

ワインアドヴォケイト/95点
Do you have a favorite pair of jeans or a favorite dress that you keep in your closet for all occasions? That's the equivalent of this wine. The G.D. Vajra 2021 Barolo Albe is an enormously versatile expression of Nebbiolo, with an affordable price, that offers more value for your money than most Barolos out there. The bouquet focuses on dark berry, pressed flower and crushed stone. It offers good sharpness over broad lines. The mouthfeel is medium-plus in texture and it closes with silky, accessible tannins. Fruit comes from three cru sites: Coste di Vergne, Fossati and La Volta.

ジェームス・サックリング/94点
Violets with dried flowers and hints of blueberries and menthol. This has a juicy profile of fruit that complements a big tannin structure that concludes with a firm, tightly wound finish and just a touch of shy fruit. Approachable now, but best in 2026.

ジェブ・ダナック/94点
The 2021 Barolo Albe continues to be one of the best values the region has to offer and punches far above its weight class in this vintage. The nose is ripe with fresh, layered notes of pure red cherries, fresh flowers, anise, and refined spices. The palate is fantastic and pure, with a long finish. This is one of the best vintages of this wine I have tasted to date, revealing great definition of structure and a refreshing feel that makes this a fantastic go-to option to check in on again and again as it ages.

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ランゲのALBEISAの刻印がある撫で肩の共通瓶。作者名など不明ですがエチケッタには太陽だか夕日だか少し哀愁漂う感じです。なかなかの質のコルクは2016年は4,5cmでしたが、この2021年は5cm。表記のアルコール度数は14,5度と同じですね。グラスはザルトのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。淡めの色合い、香りはイチゴにバラ、ロースヒップティー、茶葉系の渋味を連想させるのはネッビオーロらしいですね。桜餅の葉、赤い果実の香りと渋味の共演。少しスパイスの香りに軽い薫香のような風味があるがあくまでもヒント。穏やかで、無理のないネッビオーロの香りがとても落ち着いています(閉じ感はありませんよ)。

口に含みますと、イチゴの果実味とその甘味はとてもピュアでメリハリがある。穏やかな旨味があり無理のない密度感。浸透するような甘味と酸味、含み香りにも桜餅の葉や、お茶系の風味がありますね。まだこなれが期待できる状態で、二日目のまとまりが楽しみだけど、すでに一杯目からおいしい。これは、ちょっと腰を据えて楽しみたいバローロですね。個人的にはオッデーロのバローロも好きですが、もっとソリッドな感じというか樽の要素は強くないタイプですね。30ヶ月から36ヶ月ん樽熟成はしてるんですが。うん、浸透系の旨さですね、押し付けがましさはない。

二杯目はまとまりがありますね。グンとよくなります。旨味と甘味がいい感じで馴染む感じ。バランスもよく感じますし、密度も深く感じる(から不思議ね)。ただ、ワインとしてはやっぱりピュアでソリッドなイメージ。ネッビオーロを素直に表現しているが、決して古典とかモダンとかの枠ではなく、ほんと素直においしいのがいい。

二日目もグラスはザルトのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。とても艶やかなガーネット色。これぞネッビオーロらしいイチゴの香はピノっぽさもある。茶葉系の渋味のある香りもあるがしっとりとまとまってて艶やか。飲み口も旨味が出てきてますね。果実味にしっとり感もありますが、どこか爽やかさもある。樽に頼らないソリッドでピュアな果実味もいい。いいまとまり、バランスがいいですね。思ったよりも甘味は控えめに感じるし、思ったよりも渋味穏やか。構成感もあるが、硬さではない。モダンと古典の狭間のスタンスがとてもいい。使いやすく、誰が飲んでもバローロらしく、若いうちから飲みやすい。

三日目もグラスはザルトのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。色は淡いが香味はしっかり。フルーツが豊かでとても飲みやすいバローロなんですよね。渋味もネッビオーロらしくあるのですが、旨甘味がある。三日目になるとさすがになめらかさも出てくる。2021年ですので、初日はまだ荒削りな部分がないわけではないが、初日から十分にバローロらしさを楽しめます。クリュを名乗るのではなく、スタンダードなクラスのレベルが高いのはいいですね。

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