Barolo 2004 Paolo Scavino
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バローロ 2004 パオロ・スカヴィーノ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
父であるロレンツォ・スカヴィーノと息子であるパオロによって1921年にカスティリオーネ・ファレット地区で創業。パオロの息子であるエンリコは10歳だった1951年からアジェンダで働き始め、現在はその娘であるエンリカとエリーザの4代目への世代交代の真っ最中な生産者です。
現在所有するバローロDOCG認定の畑は23ha。クリュはカスティリオーネ・ファレット地区のみならず19のクリュを持ちます。本拠地カスティリオーネ・ファレットならブリック・デル・フィアスク、バローロ(村)ならカンヌビなど素晴らしいクリュを所有しています。
パオロ・スカヴィーノの村名バローロはスカヴィーノが所有する7つのクリュの共通セカンド的な存在。各クリュ別の醸造で、温度管理されたステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵、マロラクティック発酵は樫樽で行われます。各クリュ、棟別にフランス産の樫樽で10ヶ月の熟成、さらに大樽で12ヶ月の樽熟成が施されます。熟成後セレクトされ村名バローロ用の樽がブレンドされ12ヶ月のステンレスタンクでの追熟成と10ヶ月の瓶熟成を経てリリースされます。スタンダードな村名バローロとなりますが、熟成はしっかりと施されてからリリースされていますね。
さて‥状態は、ラベルには微かな擦れ、汚れもありますが、微々たるものでキレイな状態ですね。キャップシールもキレイな状態、DOCGのピンクの帯封がシール裾をまたぐように縦貼りですので、くるくるとは回しませんが、いい感じでキャップシールは歪みますのできっと回るんだと思います。液面もほぼリリース時とは変わらないであろう高い位置をキープしており液漏れはないはずです。液色は透明度がありますね。やや明るさもありますが、深い赤です。瓶底の凹みにはサイド3が落ちた瞬間の地表のような塊の澱がスローモーションで右往左往しますが(わからんわ)、沈む澱ですし、液面もしっかりありますので、問題ないですね。ちなみにラベルに表記のアルコール度数は14,5度となります。2004年は2000年代の超優良年のひとつ。現行比10年ほどになりますかね。村名がゆえにそろそろ飲み始めてはいかがでしょうか?ちなみに、万斬りは決算だからです(もうちょっと欲しい)。
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