Chardonnay Collezione Privata 2015 Isole e Olena【第一回販売分】
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シャルドネ・コッレツィオーネ・プリヴァータ 2015 イゾレ・エ・オレーナ
《イタリア/トスカーナ/白/シャルドネ/辛口》
キャンティ・クラッシコ地域でも、北東にグレーヴェ・イン・キャンティ、東にラッダ・イン・キャンティ、南東にカッテッリーナ・イン・キャンティと隣接するバルベリーノ・ヴァル・デルサ地区に位置するのが、このイゾレ・エ・オレーナです。他には、カーザ・エンマや、モンサントなども位置する地区にイゾレ・エ・オレーナは約50haのブドウ園を持ちます。
祖父の代まではピエモンテ州の北の村で小さな畑を持ち、当時からワインを作っていましたが、第二次世界大戦後トリノへ移住。そこでパオロ・デ・マルキ氏は生を受けます。父は弁護士でより安定した収入を見込んで1956年にデ・マルキ家が「イゾレ」と「オレーナ」の、二つの隣接した畑を購入し合併して設立されたのが名前の由来なんですね。
父の代までは醸造したワインをアンティノリへ卸していたようですが、その間パオロ氏はトリノ大学などで醸造学を修め、イゾレ・エ・オレーナに帰ってからは自社瓶詰を開始‥小作人から元詰めになったわけですね。
1976年頃から、セラーの近代化を計り、小区画による栽培もスタートしています。そんな生産者出身のパオロ・デ・マルキ氏率いるイゾレ・エ・オレーナですが、昨今では珍しく外部からエノロゴを雇い入れることなく、自身でのワイン造りを実践しています(語弊あり)。
パオロ氏のキャリアはトリノ大学だけに留まらず、カリフォルニアのUC DAVISや、アスティの醸造実験場、ボーヌ、モンペリエ、トリノ、ガイゼンハイムなどの大学などともその研究を行っていました。コレッツィオーネシリーズという国際品種からなる単一セパージュのワイン達は、それぞれのオリジナルの地域から苗を取り寄せたもので、シラーはローヌから、シャルドネはブルゴーニュからのようで、彼のキャリアを考えると国際品種も当然と言えます。
これまでは「コッレツィオーネ・デ・マルキ」というシリーズ名ですが、数年前から「コッレツィオーネ・プリヴァータ」というシリーズ名に改名されていますが、基本コンセプトなどは同じです。
残念ながらイゾレ・エ・オレーナは公式サイトがないんですよね。日本の正規輸入元のサイトの方が検索上位になります。2012年が掲載されており、「ブルゴーニュに近い醸造スタイル(アバウトやなあ)、10から12ヶ月澱とともに熟成。1/3は新樽。最初の6ヶ月は時折撹拌。」とのこと(なんじゃこりゃ)。まあいい。樽ドネであることはたぶん、きっと。しかも、個人的にトスカーナで最高の樽ドネだと思います。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
コッレツィオーネ・シリーズお馴染みのラベルデザイン。グレーで縦に織りの入ったラベル地はなかなかシック。緑色のブルゴーニュ型ボトル。コルクはまあまあ、うーんもうひと頑張りの4.5cmです。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型です。透明度がありながらも艶、照りのあるゴールド。すこし粘度を感じさせる色合いですね。あ、ちなみに表記のアルコール度数は13.5度です。
いや、確かにこのワインもスッと先に鼻に飛び込む香りにミネラルも感じるんですよ。でも、昨今、全体像がミネラル推しなスタイルばかり‥もっと樽ドネらしい、樽や果実PLZ!というお客様にはきっと嬉しい香りがします。熟したパインの深み、まったりとした樽のヴァニラ香、ただし、13.5度ですから15度にまで強化されたようなボリュームではなさそう。初日一杯目からあっさりなカスタードクリームだってある。ご飯咀嚼系のクリスピーな米菓子、ミネラルと同調するように、爽やかなハーブも少しだけ混じる。ドロドロの樽ドネではないが、結構樽ドネらしさはある。ヴィエ・ディ・ロマンスの樽ドネ、パッソピッシャーロの(一部)樽ドネ、と比較すると面白いと思う。いずれも樽を介しながらも‥北、中部、南はあまりにも区別として大雑把な気もするが、どれも樽ドネの共通項もある。
それにしても色が素晴らしい。樽香を重くさせないパインのフレッシュな部分もある。
とりあえず口に含みます。うーん、密度がある、もちろんミネラルもあるがミネラルは最前列ではない。シャルドネの旨味が深くとてもおいしい。キンキンだけれども、芯から冷えないタイプであることが幸いして、すごくおいしい。もちろん、温度アゲアゲ作戦に揺るぎはないが。
飲み口もとてもなめらかで、継ぎ目もなければ、雑さがまったくない。アルコール感も適切、樽のローストは邪魔にならないとても控えめなもの‥こことても重要。スモーキーさや、クリスプな感じが、「ああ、お前もそのタイプか」ではないんだ。
柑橘もあるんだけどね。ネーブルほど酸味に温かみはないが、レモンって感じでもない。グレープフルーツか?うーん、例えようのない柑橘の風味もパインと重なる。
ああ、旨い。白ワインにこの値段は‥と思われるお客様もいらっしゃるかもしれませんが、ビアンキスタかつ樽ドネ好きにとっては十分なコスパだと自負しております。
ええ。ええお値段やけれども、良質の樽ドネとしては決して高くはない。もっとね、濃くなるにつれ、エグ味、エラに触る酸味を持つ樽ドネの方がインパクトもあるかもしれないが、このキレイに密度の高い樽ドネ、飲んでみてよ。めっちゃ旨いから。
二杯目は温度を上げながらゆっくり。もう一杯目から旨く、これが三日程度で落ちるわけもないのだが、二日目以降に少し余分に残しておく。
青さはないが、新鮮に熟れたバナナ、そもそも乳な感じは控えめなので、カスタード感も強いわけではない。アルコールも過度なものではないしね。
いやあ、温度が上がってからもなお旨い。キレイに酸味行き渡る感覚のままなめらか。グラスもバッチリ似合ってますね。もう、正直売りたくない。毎年1本(我慢できるか?)でもああ、24本は必要か(諦め)。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型で問題ないですね。ゴールドが一段深くなったように見えます(たぶん気のせい)。まだキンキンですが、パインやマンゴーなど南国系のシャルドネらしい果実香と、程よい樽香がしっかりと感じられますね。ミネラリーもありますが、ミネラル推しじゃない樽ドネは久々、ほんとに樽ドネらしい飲み口がいいんです。
早々に口に含みますと、うーん、よりシャルドネの果実味が深く、ボディも増したように思います。柑橘の風味と酸味もギュっと前に出てきましたね。これは非常においしい樽ドネですわ。
15分ほど放置しました。その間に角ハイボール(濃い目)を飲んだのは内緒です。うわああ、むっつりスケベな樽ドネの香りやわあ。そう、樽ドネのマロやかさって、むっつりスケベなのよねえ。
旨味に甘味、アルコールは13.5度、納得。このまま14.5度まで上げてもいいのでは?と思わせるが、要はバランスを思うとこれでいい。飲み口もなめらかさがさらに出てきましたね。
いやあ、これは樽ドネやわ。でも、イタリアワインという軸はハズしてない。
三日目です。もう一段ゴールドに深みがでたように思います。冷蔵庫から出して10分ではどうにもならんかな?ハチミツ、樽が溶け込んで香りからしてもうマロやかですね。ひょっとするとトロりんちょになってるかも?うん、13.5度として全開のトロ味がこの三日目に。柑橘の風味と酸味が引き締めてくれはしますが、とてもマロやかなシャルドネなんですよね。
これは堪らんなあ。売りたくない。
良質のシャルドネはエグ味がないですね。アルコール、樽、果実味のバランスなのか、たまにエグ味が最後にグっと来るのがありますがあれはダメ。昨今のミネラリー過ぎる樽ドネではなく、できれば、しっかりと濃密さを感じさせるタイプを欲していましたが、ただただアルコールが高いだけのボリュームならそれは違う。イゾレ・エ・オレーナのこのシャルドネはほんとにすばらしい。
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