Barolo 1984 Conterno Giacomo e Figli
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バローロ 1984 コンテルノ・ジャコモ・エ・フィーリ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
最初に書いておきます。ラベルにコンテルノ・ジャコモの記載がありますが、いわゆるジャコモ・コンテルノではありません。正直、輸入元からのオファーを頂き、ジャコモ・コンテルノのバローロ1984年がこんな値段であるはずはない‥と、思いつつ、何かの間違いでいわゆるジャコモ・コンテルノが届くことも可能性として低くないし、何かの間違いでジャコモ・コンテルノ以外の何が届くのかを見届けるためにしれーっとオーダーして届いたブツです。
ラベルの生産者名は"Conterno Giacomo"の記載があります。その後に"& Figli"の記載が気になります。もちろん"Barolo"なわけですが、こういう時はその生産者の場所を確認します。"Bussia Monforte d'Alba"の記載があります。
いわゆるジャコモ・コンテルノはその"Fancia(フランチャ)"のクリュでも知られる"Serralunga d'Alba"。そこから独立した"Aldo Conterno"は"Bussia Monforte d'Alba"でしたよね。
"& Figli"‥つまり、ジャコモ・コンテルノの兄弟で、ブッシアを本拠地としたモンフォルテ・ダルバだと考えるともうこれはアルド・コンテルノを指すしかないのです‥
が!
1969年の独立後"Aldo Conterno"は"Aldo Conterno"の名前でリリースしているわけだし、どうもエチケッタの紋章がいわゆるジャコモ・コンテルノでもアルド・コンテルノでもない‥で探しましたよ。
Franco Coterno Cascina Sciulun
http://www.francoconterno.it/
こちらでした。ジャコモもジョヴァンニもフランコにフランチェスコにもお!ややこしいわっ!
さて‥状態は、白地のラベルには擦れや汚れもありますがそれほどでもありません。ビンテージは肩部分のシール、ピエモンテってキャップシールの側面帯封みたいなのが巻いてある生産者多いですね。古い協会の赤いシールは縦貼りの入れ込みタイプ。キャップシールはくるくるとは回りませんが液面は経年相応、液漏れはないはずです。液色は明るさのある赤で透明度もありますね。瓶底の凹み外周に澱はありますが経年を思うととても少ないですね。濁りやモヤりもなくいい状態ですよ。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度。1984年はオフビンテージですので、誕生年なら即決、今飲む古酒にもいいですね。もちろん、ジャコモ・コンテルノと記載があるので言い張るというネタにもどうぞ。
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