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Brunello di Montalcino Vigna gli Angeli 1995 La Gerla

トスカーナ州の赤 > Montalcino

	更新履歴 2014/01/17 販売価格 12,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ ヴィーニャ・リ・アンジェリ 1995 ラ・ジェルラ
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ・グロッソ／フルボディ》


そんなモンタルチーノの北側のゆるかやな斜面は海抜約320mのあたりとなりますが、所有する畑はふたつの区画に分かれます。ひとつは、北東から東向きのカナリッキオ地区にある畑‥こちらは6haとなり、1976年と1982年に植樹したグロッソが植わる畑で、このカナリッキオの区画は石灰質に富む土壌。このカナリッキオの地区に所有する畑の中の1.5haがクリュとなる「リ・アンジェリ」の畑となり最も日当りのよい区画。もうひとつはカステルヌォーヴォ・デッラバーテ区画で南東向き（ポッジョ・ディ・ソットの近く）。1988年にグロッソが植樹されています。所有する畑に植樹されているのは、すべてサンジョベーゼ・グロッソで、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを目指しますが、そのポテンシャルごとに樽を分けセレクトされます。

オーナーはセルジオ・ロッシ氏、元々はビオンディ・サンティ家が所有していたコロンバイアと呼ばれる農園を1976年に購入し、ラ・ジェルラを興したのが1978年のこと。現在では約11.5haの畑を所有しており、位置的にはその南隣はイル・パレディソ・ディ・マンフレディ、北隣はカナリッキオ・ディ・ソット、東隣はフランコ・パチェンティのカナリッキオなんですね。エノロゴはかのヴィットリオ・フィオーレで、アグロノモはアルベルト・パッセリが就いています。

サンジョヴェーゼ・グロッソは、伝統的なT字型、コルドーネ・スペロナートで仕立てられ、2つの芽のみを残すように剪定され低収量を保ちます。手摘みでの収穫後、温度管理やデレスタージュ（液抜き静置法）が容易なステンレス・スチールのタンクで発酵が行われます。ボトリングは無菌スペースで自重を利用して行われています。そのIGTであるビルバ以外は、大樽での熟成を施している生産者‥ながら、古典ではない良い意味での現代的な洗練さも兼ね備える生産者でもあります。

海抜270m-320mに位置する斜面で栽培される平均樹齢25年のサンジョベーゼ・グロッソが使用されます。コルドーネ・スペロナートで仕立てられたそれは、各葡萄樹に2-3房のみを残して収量を抑え、手摘みでの収穫と選果が行われます。収穫された葡萄は、やさしく圧搾され、約30度に温度管理されたステンレス・スチールのタンクで15日間の醸し発酵が行われます。熟成期間は合計5年。50-100hlのスロヴェニア産の樽で48ヶ月の樽熟成後、無菌状態、自重を使って瓶詰めされ12ヶ月の瓶熟成期間を経ます。

なお、リ・アンジェリのクリュの収穫量はhaあたり500kgと他の畑よりも低い収量となるようですが、スロヴェニア産の大樽で48ヶ月の熟成までは基本的に醸造方法は同じ。リ・アンジェリはさらにバリックでの熟成が数ヶ月、リ・アンジェリ・リゼルヴァは、さらに12ヶ月の樽熟成を経るようです（樽材は不明）。


さて‥状態は、ラベルには擦れ、汚れ、縒れ、捲れ、小キズなどもございますが気にしない、気にしない。キャップシールは良い状態。DOCGのピンクの帯封は縦貼りでキャップシールの内側に巻き込まれているタイプですが、すべてぼボトルでくるくると回ります。液面も経年相応で液漏れはないはずです。液色はまだまだ深さも残る明るいルビー色で、透明度もありますね。瓶底の凹みには相応の澱が出ており、一部動く澱で、底の凹み部分でモヤりますが全体を濁らせるタイプではなく基本沈んでいる澱ですね。サービス時はゆっくりと注いで下さいね。バックラベルにはスロヴェニア産の大樽で4年、バリックでも数ヶ月熟成される情報が記載されています。また、この1995年の生産本数は4,000本とのこと。ちなみに表記のアルコール度数は13.5度となります。