Rozato 2016 Monteraponi

イタリアのロゼワイン

更新履歴 2017/08/22
販売価格

2,280円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ロザート 2016 モンテラポーニ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ/辛口》


キャンティ・クラッシコ地区の数あるコムーネの中でも、比較的標高が高くその繊細でデリケートな酸を持つサンジョヴェーゼを数多く生むのがラッダ・イン・キャンティ。そんなラッダの中心街から約3kmほど南西に位置するモンテラポーニという小高い丘の頂上にアジェンダを構えます。モンテラポーニの畑と熟成庫は998年より存在していたとされ当時の所有者はこの蔵の最高のワイン名前になっているウーゴ男爵でした。3つの塔を囲む四角形に構築された忠誠の町並みを修復・復元した建造物はウーゴ男爵から修道院の手に渡り、現在の所有者であるブラガンディ家が購入したのは1974年とのこと。ラッダらしい高い位置に所有する土地は200haながら、ブドウ畑は標高が420mから560mに位置する10ha、内8haがキャンティ・クラッシコDOCG認定の畑となります。

現当主であるミケーレ・ブラガンディ氏によって2003年からビオロジックに切り替え、自社瓶詰めを開始し、2009年に認定を受けました。砂質や、ガレストロの非常に痩せた土地、森に囲まれたモンテラポーニ特有のミクロクリマを持ちます。仕立てはグイヨが中心で年によって畝の間に様々な植物を植えることで緑肥を行い、土壌を管理しています。2007年からはマストロヤンニ、ボスカレッリ、グラッタマッコなども担当するマウリツィオ・カステッリ氏がエノロゴを勤めています。

醸すキャンティ・クラッシコは三種類。それ以外にもエントリーラインのロッソ(IGT)や、サンジョヴェーゼからなるロゼ、トレッビアーノの白、ヴィン・サントなどを醸造、グラッパやオリーブオイルもありアグリツーリズモも営んでいます。


そんなモンテラポーニのロゼはサンジョヴェーゼ100%。スタンダードなキャンティ・クラッシコになるべくしたモストの抜き取るセニエ方式で醸造されます。抜き取られたモストは、バリックの古樽でのアルコール発酵、マロラクティック発酵は行われずにセメントタンクでの熟成。下弦の月の時期に重力に従い無青澄、無濾過で瓶詰めされます。

2016年はモンテラポーニにとっては難しいビンテージだったようで平均気温は低めで収穫量も例年よりも少なかったとか。

にしては旨い!


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


日本市場に初めて導入された(たぶん)、きっと初ビンテージだったか(違うか?)2014年は、ああ、モンテラポーニもビオだったな‥を、思わせるビオ臭に支配された不潔なワインだったので、一杯飲んで捨てました。2015年、ブログにもあたしのMacにも飲んだ記録がないのですが、2014年が衝撃的不味さだったので2015年でも手を出さなかったのかもしれません。

透明のボルドー型瓶、お馴染みのラベルデザインは白地にピンクがロゼらしい。コルクはディアム社製ではないが、圧縮コルクの4.5cm、これがなかなか良さ気(メモメモ)。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型、表示のアルコール度数は12.5度。素晴らしい色、朱色とオレンジが混ざり、ロゼとしては比較的濃い目の色合い(もちろん赤には見えない)。恐る恐るグラスに鼻を近づける‥。

お、おう。

不潔な香りは皆無。糖度の高い、でも瑞々しさが前なスイカ、青いわけではなくその瑞々しさに瓜科のニュアンス、微かなスミレ、チェリーやイチゴ(ベリー)の香りは繊細ですが、閉じ?とは違うと思うんだな。このワインの香りの出方、バランスがこうなのだ。

まずは口に含む。ほう、プラム、チェリーの果実味、すでに旨味もある。うん、旨酸っぱくジューシー。溶け込むスミレとバラの風味もとてもいい。

おい、2015年飲んでねーじゃねーか!(2014年のせいだ、そうだ、アイツのせいだ!)

2016年、モンテラポーニとしては難しいビンテージだったとな。この価格でこの品質なら、なんら問題のないレベルなのだが‥。収量も低めということで2015年よりもこのロゼも生産本数は少ないのであれば、早めに確保したい(確信)。とはいえ、グラスからの情報は、瓜っぽさを感じるスイカ果汁、しかも控えめなわけだが、飲めば旨味があり、瓜っぽさ≒未熟さを感じさせない果実味がちゃんとある。

酸味は少しプラムに近いニュアンスで、やわらかなミネラルと果実味にほんのりと甘味が乗ってるのもいい。スミレとバラがなかなかアロマチックなんだな。ロゼらしいミネラル中心のクリアな密度感がとても心地よい。些細、そう、些細なタンニンもボールジョイントとして潤滑の役目。

なんだよお(2015年未飲のを絶賛後悔中)。

おあああ、少しほんのりと温度が上がってからなお旨味が出てくる。めちゃくちゃ旨じゃないか‥(ただし、グラスからの情報は控えめ)。

なんだよお(2015年未飲のを絶賛後悔中)。

はあ、柑橘に結びつく柑橘由来のニュアンスもあるんだなあ。似たような、そして違う要素が複雑に絡み合い、複雑に感じさせてくれるワインは興味深い。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。紛うことなきサンジョヴェーゼ、CCのセニエらしさ。あの2014年はなんだったのか?と思わせるピュアでソリッドなサンジョヴェーゼ感がいい。

ほんのりと甘味のあるスミレとイチゴ、チェリー。ほろほろとしたタンニン、旨味と馴染む酸味もじゅんわりしてて二日目はなお香味開いて感じますね。

うまいじゃねーかよお!(確信)

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型と変わらず。色もいいですよね。まったく嫌なニュアンスはない。一度だけの経験で決めつけたらあかんね‥やっぱり毎年飲まないと。全体的な香味は初日から一貫としてる。バラ、スミレの華やかさに、イチゴ、チュリー、プラム、ラズベリーっぽいのもあるね。ふんだんな果実味もとてもいい。ミネラルが強過ぎずに果実味とともにまろやか、かつ、心地よい酸味が新鮮さも感じさせてくれます。2,000円台前半はとても嬉しい。

ごめんなさい、参りました。

これでオフビンテージって言うんだから2015年飲んでおけば良かった(絶賛大後悔)。

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