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Montefalco Bianco 2021 Arnaldo Caprai

イタリアの白ワイン

	更新履歴 2024/04/18 販売価格 3,000円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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モンテフェルコ・ビアンコ 2021 アルナルド・カプライ
　《イタリア／ウンブリア／白／トレッビアーノ・スポレティーノ60%、シャルドネ40%／辛口》

モンテファルコ村にある標高300m、南向きの1,5haの畑。土壌は粘土石灰質。平均樹齢は18年、ソフトプレスの後、15度から18度に温度管理されたステンレスタンクで30日感の発酵。発酵期間中は週に２回のバトナージュを行い香味を抽出。3ヶ月の熟成後瓶詰め。

飲んでみました。

他のアルナルド・カプライのモンテファルコ・ロッソなどと同じラベルデザインを踏襲したボルドー型瓶。白なので緑色が差し色ですが、深緑になっています。冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウ、ディフィニッションのユニバーサル型。コルクは4cmのディアム（3）、表記のアルコール度数は13,5度となります。ほどよい麦わら色ですね。最近、ペルティカイアのトレッビアーノ・スポレティーノを飲んだばかりなので、さすがに共通項を感じますね。こちらもミネラリーなんだけれども柑橘と和梨、洋梨と、微かな白桃、ああ、シャルドネいてるわ‥もぎたてパインの風味もある。

ほお、13,5度の適切なアルコール感とほどよいボリューム、旨みがあり、ミネラル推しではないですね。確かに、トレッビアーノ主体ながら、どこかにシャルドネが重なる部分があります。これに樽を使わなかったカプライに拍手したい。サクっとほとばしる酸味もありますが、全体的にはよくまとまり、緩さ皆無ながらやわらかさもある。トレッビアーノとシャルドネの継ぎ目がファジーで一体となってるのもいい。シャルドネにトレッビアーノのさっぱりさを加えたもの‥ではなく、トレッビアーノの隠し味にシャルドネの果実やボリュームをエッセンスとして加えたもの‥そんな感じです。これはいいですね。重たい白ではありませんが、隙間ない密度感もありつつも、適度なミネラルもあり満足度も高い。ワイン単体でもいいですが、食中酒にもバッチリなんじゃないでしょうか。苦味はふんわり‥少し温度が上がってもより旨みと密度が増しつつ、邪魔しないタイプ‥うーん、使える。

二日目も冷蔵庫キンキン温度。実は初日を飲んだ翌日の朝に輸入元に発注するも、この2021年はあと18本と告げられ撃沈する。2022年のサンプル取り寄せはGW明けとのこと。期待して待ってて欲しい（俺も期待している）。うん、やっぱりこのワインはいい。あくまでもトレッビアーノ・スポレティーノ主体だけれども、そこはかとなくシャルドネの下支えというか、ちょくちょく顔を出してくるのもいい。非常にまとまりがあり、完成度が高い。複雑さはもちろんあるんだけれども、バランスもいいですね。基本クリアでミネラリーなわけですが、この時期ならアサリのワイン蒸しとかいいかもしれません。ハマグリだっていい。旨味しっかりの貝類や、脂身のおいしい豚肉や鶏肉のお料理、でも柑橘や軽いハーブでクドさのないのがいいですね。花やそこにリンクする白い果肉果汁の華やかさもあるんだけれどもクドくいないですね。旨味も適度で、密度感のあるミディアムな白ワイン。非常にレベルが高い。こうなるとさすがカプライとなる（悔しい）。