Brunello di Montalcino 2011 Pian delle Querci
| |||||||
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2011 ピアン・デッレ・クエルチ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
元々は牛の飼育や農業が生業だったシエナ出身のピンティ氏が1975年にモンタルチーノ村の北側のシエナにほど近い畑を購入。ワイン好きの趣味が高じて…を地で行くアジェンダで、現在御年82歳のピンティ氏と家族で営む小さな造り手です。(情報は更新されておりません。ピンティ氏、元気だといいんですが)
所有するブドウ畑は小さなもので合計約8.5ha。その内ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG指定畑が6ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノDOC指定畑が2ha、残り0.5haはサンタンティモDOC指定畑で、その他に小麦、スペルト小麦の畑を所有しています。
南東向きの250mから300mの畑。1997年にダブル・コルドーネ・スペロナートの仕立てで植樹されたサンジョヴェーゼが栽培されており2001年が初ビンテージとなります。1975年に畑を購入していますが、ほんとに趣味で造っていたのでしょうね。2001年が初ビンテージなんですから。
ブドウの成熟度によって区画ごとに手詰みで収穫。30度に以下に温度管理されたステンレスタンクでの醸しとアルコール発酵、マロラクティック発酵が完了するまで約3週間費やされます。樽熟成は50hl(5,000L)のスラヴォニア産の大樽でじっくりと36ヶ月。樽は3回使用したら新樽に入れ替えるそうですので新樽比率は25%かな。瓶詰め後は最低8ヶ月の熟成後リリースされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
相変わらず垢抜けないデザインのラベルですね。まあ、仕方がない。コルクは2008年は4,5cm、以降この2011年まで5cmとなりまあまあの質ですね。表記のアルコール度数は2008年が14度、2009年、2010年は14,5度、この2011年はついに15度となっています。グラスはヴィノムのブルネッロ型一択、相変わらず、ワインの色は決して黒ではない。やわらかに明るさ、熟成という意味ではないオレンジなどがさす、赤色。そして何よりも相変わらずなのが嬉しいのが旨味出汁を感じるような香りがすでに全開。
樽香も確かにあるんだけれども、赤や紫の熟したチェリー、ベリー類をねりねりしたような旨味ある香り。やわらかながらスッと入り込むスミレ、果汁感あるブルーベリー。これも15度は感じないなあ。白く透明なミネラル香、旨味を感じるが渋味や酸味に不足感がないのは香りからもわかる。
口に含みますと、軽やかなカラメルの甘味、熟した果実達の甘味のやわらかさ。ふかふかでとても弾力がある。15度?やっぱり疑う飲みやすさ。どこか柑橘のアクセントがあるが、やっぱり旨味出汁‥全開、旨過ぎる。これは2010年に匹敵、いや2011年がめっちゃ旨い。
密度も高いなあ。重過ぎずに飲みやすいんだけれども。少し香ばしいロースト香、余韻も十分。
こういうワインが評価されるべき。
これまた紅茶の香りがふんわり。渋味とのリンクがあるんだろうね。緑茶に感じるものもあれば紅茶に感じるものもある。紅茶は「赤い」果実にリンクする。渋味の質も高過ぎてもーこのお値段反則。
旨味が色んな要素を包み込んでくれる感覚。
ウマウマですよ。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。香りがたまんねーんだよなあ。初日ほど樽が前ではないんだが、赤い果実由来の甘味、そこに隠れたスミレの甘味ある香りが甘味ある旨味に内包されてるんだけれども、甘味はあくまでも軽やかなんだ。口に含んだファーストアタックは、もはやアタックでなはないやさしい浸透、ながら存在感は十分ある。旨味出汁がすべてを包み込むまとまり。しっかりと、しっとりと渋味、酸味が溶け込んでいますよ。
旨い、旨過ぎる。
旨いにも色んなタイプがあってよし。
クエルチはやっぱり旨味が旨い。
お値段安過ぎる。でも、ヨーロッパでも20ユーロぐらいなんだよ。なんでこんなに旨いのに、なんでこんなに安く取引されているのか…不当以外の何者でもない。
このワインの紹介時には、必ず‥
安かろう、旨かろう‥
を連呼していますが、2011年も同じです。
呆れるほど旨い。呆れるほど安い。
安くておいしいブルネッロ‥実は他にもある。モトックスさんが扱っているカステッリ・マルティノッツィは好例で、立地もいいし、出来上がるブルネッロもほんとおいしい。しかも安い。でも、4,000円をちょいと超えちゃう。あれやこれやの有名生産者と比較するととても安いのだが、このピアン・デッレ・クエルチにはコスパで勝てない。いや、なにも特定銘柄のコスパ最大値のみ扱う、案内するわけでもないので、マルティノッツィも案内すればいいのに‥と思うが、このピアン・デッレ・クエルチの‥
「圧倒的じゃないか!(ギレン風で)」
を、思うとなかなか手が出ないのだ。
三日目もヴィノムのブルネッロ型です。さらにやわらかく‥真綿のようなフカフカ感な口当たりの奥底に深い旨味、そして甘味がある。やっぱり旨いなあ。これまでのビンテージに共通する甘味ある旨味出汁はピアン・デッレ・クエルチらしい。
渋味に甘味≒紅茶っぽさでもある。うん、やさしい旨味が広がり、満たす。どうしてこんな価格なんだろうねえ。どうして、こういうワインをワインジャーナリストや、評価者は取り上げ、高い点数を付けないのかが不思議。いや、それに伴って価格が上がると困るんだけれども、なんだかなあ。
安かろう旨かろう‥2011年も健在です!
TOPに戻る |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る |