Brunello di Montalcino Pirime Donne 2010 Donatella Cinelli Colombini
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・プリメ・ドンネ 2010 ドナテッラ・チネリ・コロンビーニ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
シエナ異端の名家であるクラウディオ・ロッシーニが1592年に設立しワイン造りを続けていましたが、歴史あるファットリア・バルビを継いだシニョーラ・ブルネッロと呼ばれたフランチェスカ・コロンビーニ。その娘であるドナテッラが独立し継承します。ファットリア・デル・コッレとイル・カサート・ディ・プリメ・ドンネのふたつの蔵ををひとつに統合し統括したのが1998年。それがこのドナテッラ・チネッリ・コロンビーニの始まりとなります。現在はドナテッラの娘であるヴィオランテへと継承される女系生産者でもあります。
どんなドナテッラが始めたのが「プリメ・ドンネ・プロジェクト」ドナテッラ・チネッリ・コロンビーニは女性のみで運営されているアジェンダとなりました。また1998年に初リリースとなったブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・プリメ・ドンネは、ワイン界の様々な分野で活躍する4人の女性がテイスティングをして樽を選定、選ばれたものがプリメ・ドンネを名乗ることになるそうです。
現在では、ファットリア・デル・コッレからはキャンティDOCGやオルチャDOCを含めロゼやスプマンテもリリースしていますが、ドナテッラ・チネッリ・コロンビーニでは、モンタルチーノのワインのみを造り続けています。ロッソ・ディ・モンタルチーノ、アンナータ、このプリメ・ドンネ・セレクション、そしてリゼルヴァ。また、優良年のみの「イオ・ソーノ・ドナテッラ」という特別なブルネッロも醸しています。
この「プリメ・ドンネ(・セレクション)」は前述の通り、様々な分野で活躍する四人の女性達が選んだ樽となります。Rosemary George(マスター・オブ・ワイン)、Astrid Schwarz(ドイツで活躍するワイン専門家)、Daniela Scrobogna(イタリア人ソムリエール)、Marina Thompson(Italo-American PR‥よくわかんない)。
ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、ドナテッラ・チネリ・コロンビーニが所有するカサート・プルメ・ドンネの畑からのブドウで醸造されます。詳細なテクニカル情報がありませんが、9月初旬から10月初旬までに収穫されたブドウは選別され、低温でのアルコール発酵とマセラシオンを15日間行います。マルラクティック発酵の後、アリエ産とスラヴォニア産の樽を併用して30ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルはコロンビーニらしい洒落たデザインですね。上品な紺色のラベル地にムーミン的にニョロニョロに似た模様の薄紫と、やわらかな赤のトーンもいい。RDMは三羽でしたが、アンナータ、このプルメ・ドンネ、リゼルヴァは一羽のハトがジョン・ウー。コルクはまあまあの質の4.5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択。バックラベルに記載のアルコール度数は14.5度となります。
濃過ぎない深さのある赤。香りがとてもいいですね。コロンビーニらしいサンジョヴェーゼ香りですが、未熟という意味ではないハーブ香がスミレを牽引する。スパイスを伴う赤、黒のミックスベリー、ミックスチェリーもなかなか複雑です。果実の甘味もありますが、14.5度は感じさせないですね。
まずは口に含みましょう。ああ、キレイに甘味を伴う輪郭部分がとてもいい。木質な樽、深いスミレ、サンジョヴェーゼも色々ですが、これも正しくド・サンジョヴェーゼ。うん、ミネラルの溶け込んだ果実味がいいですね。一貫した密度が保たれており、しっとりしている。フルボディとなりますが、飲み疲れはまったくない。そういう意味でもアルコールのコントロールもよく出来ていますね。
女性が造り、女性が選んだから‥女性的は短絡的かもしれませんが、確かにしなやかさが女性的かもしれません(うん、俺、短絡的)。
二杯目。スペック的にも実際はバックビンテージになるかもしれないわけですが、ほんと飲みやすいですね。すでにおいしい状態。二杯目はさらにフラワリーにもなりますね。外側へのベクトルな開きが出てきました。味わいもしっかりとしていますね。決してエキスな濃さではないんですけどね。十分旨い、今、とてもおいしい。もちろん、熟成ポテンシャルもある。
旨いわあ。バランスもいい、まとまってる、まったく閉じ感もないし、突っかかるところがないんだよな。丸い。
二日目もヴィノムのブルネッロ型です。スミレだけではなくバラも感じますね。芳香ですが、香水ではない。あまり香水の強い女性は好みではない。高いアルコールに乗ってそう感じさせるワインもあるが、これはそうではない。
二日目も輪郭にミネラルを感じつつもそれはまるでシースルーなセクシーさの演出。豊満な果実味があり密度、張りがありますね。やわらか、しなやかなんだけれども、だるだるではないのです。そういう意味せもなかなかセクシーな女性的なブルネッロに感じてきました。ただし、ここでは、その樽を選んだという四人の女性を検索するのはやめておきましょう。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。スミレとバラがとても官能的、でも、ストイックなミネラルもあるので、やわらかや、しっとりだけではない。余韻も十分に長く、コロンビーニらしい少しコーヒーっぽい樽のニュアンスが続きますね。でも、派手な樽ではありませんよ。旨味も強過ぎるわけではなく、とてもいいバランスを保っていますね。とてもいいブルネッロですよ。今飲んでも、もちろん熟成ポテンシャルも十分です。
このプリメ・ドンネの誕生秘話、そのセレクションを思うと女性的な先入観を確かに持ちますが、イマドキの女性は強いというのもお忘れなく!と言われているような気がしてなりません(笑)。
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