Caburnio 2016 Tenuta Monteti

トスカーナ州の赤

更新履歴 2026/06/29
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2,280円(税込)

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カブルニオ 2016 テヌータ・モンテティ
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネソーヴィニョン60%、アリカンテ・ブーシェ20%、メルロ20%/フルボディ》

トスカーナ州の南西部、ティレニア海に近いグローセット県、いわゆるマレンマ地区のカバルビオに1999年から開墾し始め、2004年に初ビンテージを迎えるのがテヌータ・モンテティ。オーナーのパオロ・バレッタ氏は、祖父こそピエモンテでブドウ栽培農家兼、ワイン生産者(もっとも生産するワインは地元で消費されていたであろう地酒的なもの)でありましたが、自身は、経済学者であり、このテヌータ・モンテティを興すまでは、ワイン生産とは無縁の人物だったそうです。

現在所有する畑の総面積は60ha。平均標高は145mでブドウ畑は28haとのこと。ブドウ畑はほぼ1haずつの28区画に分かれており、発酵や熟成も個別に行われています。アジェンダのあるカパルビオはモンテティの山が海からの潮風を遮りますが、十分な日照を確保できるそうです。生産しているのは、その名もモンテティと、そのセカンド的存在のカブルニオ、そしてロゼの三種類となります。

このカブルニオは温度管理されたオープントップのスチール製のヴァットで品種別に最長18日間のアルコール発酵と醸しが施されます。熟成は50%はステンレスタンクで。残りの50%はしだる比率30%のバリックと2年から3年落ちのトノー樽で12ヶ月の熟成後瓶詰め。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ボルドー型瓶、ラベルデザインは、かつてド定番だった時代とは変更になっていますが、イメージとして大きな変更ではないかな。このワインと、最上の「モンテティ」そして「ロゼ」の三種類しかありませんで、一応この「カブルニオ」は「モンテティ」のセカンド的な立ち位置になります。グラスはザルトのユニバーサル型、表記のアルコール度数は14度となります。カベルネが60%らしい(濃い)色合いと香りですが、濃密なベリー系の香りもありますが、杉の爽やかなカベルネらしい香りもあり、香りは重過ぎない印象。現行は2022年あたりかと思いますが、超優良年の2016年ながら香りからはまだ若さや新鮮さを感じます。あ、色調を書いてませんでしたね。カベルネ然とした暗い色合いですよ。口に含みますと、うん、基本カベルネ系の香味がやっぱり強いですね。そしてマレンマらしい野生味があって、ああああああ、そうそうそうそう‥と蘇るような香味です。ティレニア海沿岸地域ですので、ボルゲリ同様こんな国際品種(ボルドー、南仏含め)が似合うのですが、もはやボルゲリでこんな価格帯を望めないと思うと、非常にわかりやすいおいしさがあります。また、カベルネってやっぱり(強い)んだねーというのも実感。空気に触れるとやわらかさ、おだやかさが徐々に出てきますので、この価格帯で、この年号ながら、最初こそゆっくりと飲んで欲しい(デキャンタまで必要はない、グラスで十分)。開けたてを、ドドドドドと書いてますが、グラスの中で、グンと良くなりますね。南、かつ西トスカーナなマレンマらしい温かみがあり、満足感がある。繊細さがない‥という意味ではないが、穏やかにわかりやすいおいしさ。この品種構成なら、なにもイタリアワインを選択する必要性がないと、外野(そう、外野よ)から言われそうですが、イタ専にとっては、ある意味、気兼ねなく低価格で濃いめのワイン‥しかも、国際品種主体…‥………とか、考えずにおいしく飲めるワインになってますね。

カベルネの香味は感じますが、程よい熟成で尖ってないのもいい。タンシチュー、いや、タンは高級品ですからね。スジ肉や、できればある程度のおしいい脂のあるカルビの煮込み。名古屋の赤味噌系や、神戸のぼっかけ系の味付けなど、はっきりとした味付けにも合いそうですね。このカベルネのスパイス感って独特ですよね。カベルネの良い部分が表現されています。このクラスでまだスパイスに熟れを求めるポテンシャルを期待しますが、それは抜栓後の時間経過で解決すると思う。

また、まだまだ、カベルネのぬんめりとした熟成後の香味は出始めな段階ですが、それだけ熟成ポテンシャルもあるということ。同じトスカーナでも、マレンマらしさがあるんですよね。それは、「南」とか「温暖」という感じですね。「内陸」「高標高」「冷涼」とは、同じトスカーナでも違う感じ。でも、ここには(わかりやすさ)は確かにあり、おいしい。

品種の個性を突き詰めると、確かにカベルネ単体ではないのは、アリカンテやムールヴェドルという地中海品種の個性。トスカーナと言えどもティレニア海に近い西側の地域は、白ならヴェルネンティーノ、赤だとそれらや、シラーなど南仏や、スペイン、ポルトガルに通じる地中海品種が気候的に似合うんでしょうね。

二日目もグラスはザルトのユニバーサル型です。グラスからの香りはやはりカベルネが主体。とはいえエッジに紫が強いかといえば(そう)でもないのは、アリカンテの20%は複雑さにも寄与しますが、色調部分に影響があるのかもしれませんね。メルロはおおらかさかな‥。飲み口は初日よりも、旨味や甘味が増し、角取れも感じてとてもおいしい。現行比で最低5年の差はあるはずですが、抜栓してから‥グラスの中で‥の、時間経過‥で、さらにおいしくなるんですよね。うん、初日からおいしい状態でしたが、二日目はなおおいしい。こういう、馴染みやまとまりって、やっぱり二日目の利点ですね。カベルネの強さが弱くなったわけではなく、輪郭が丸くなってるんですよ。度数も14度を感じさせない飲みやすさがあります。

三日目もグラスはザルトのユニバーサル型です。ああ、三日目にして全開なんだ‥やはりカベルネって強い品種んあだなあを再確認しますね。きっと現行はヘタしたら今年2022年ぐらいだと思うんだけど、5年以上の現行比でも、まだまだ熟成は感じない。現行を飲んではいませんが、きっと飲み比べるとやわらかく馴染み、角が取れてきてるんだろうと思います。ああ、三日目はカベルネ特有のこなれた香りがありますね。まだムンムンではありませんが、ムンぐらいのレベルでおいしい。国際品種ですが、飲み慣れた品種を思うと、いい意味でニュートラル、お料理との相性もとりあえず「赤」な日に幅広く使えますし、この価格ならなおさら気軽です。

標高がキャンクラ地域よりも低く、南で温暖なマレンマや、ウンブリアのサンジョヴェーゼは味わいも温かみがありますが、キャンクラと比較すると酸に乏しいタイプ(スタイルなんだけどね)も散見されるとなるとサンジョヴェに固執せず、カベルネなどのタンニンでしっかり構成感出す方が似合いますね。

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