Sassicaia 2022 Tenuta San Guido

トスカーナ州の赤 > Sassicaia

更新履歴 2025/07/19
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サッシカイア 2022テヌータ・サン・グイード
《イタリア/トスカーナ/赤/カベルネソーヴィニョン85%、カベルネフラン15%/フルボディ》

マリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏(現投手のニコロ・インチーザ・デッラ・ロケッタ氏の父)が、シャトー・ラフィット・ロートシルトから苗木を譲り受け、ボルゲリの地でブドウ栽培を始めたのは1940年代とのこと。公式な初ビンテージとなる1968年までは、自家消費用のワインだったそうです。当時は2haの畑から5,000本程度の生産本数だったとか。

その後のサッシカイアの名声はご存知の通りで1994年には、スーパートスカーナとしてVdT(ヴィノ・ダ・ターボラ)として生まれながらも、遂に単独DOC『ボルゲリ・サッシカイアDOC』を名乗ることになります。現在は90haのブドウ畑から、サッシカイアは約20万本生産しています。約20年前の1995年ビンテージあたりは5万本だったそうですから、4倍になったわけですね。その名声の高まりとともに世界的な需要も増えたことでしょう。その期待に応えるためには、畑を買い増ししなければなりません。当時のボルゲリならば、まだそれも可能だったのかもしれませんし、元々、オリーブ畑だった場所がブドウ畑に開拓された場所もあったでしょう。現在はサッシカイア以外にも、レ・ディフェーゼやグイダルベルトも生産しているわけですが、基本的にサッシカイアのセパージュ比率はカベルネソーヴニョン85%、カベルネフラン15%は、初リリース時から(ほぼ)不変だそうですし、ジャコモ・タキスの監修、レシピもいまだに(ほぼ)守られているとのこと。

畑が増えると平均樹齢も下がるでしょう。しかし、そこを新しいワインを作るなど調整してきたのでしょうね。もちろん、当時と今とでは、ブドウ栽培に関する技術は手法も飛躍的に‥となると、サッシカイアとしての品質を保ちながら増産が可能になったのだと思います。1995年当時の希望小売価格は不明ですが、生産本数が4倍になれば、希少性は1/4になる‥なんて単純ではないはずですが、希少性が下がっても、価格は上がるんですよね。お金の話で申し訳ないのですが、そこまで値上げになるともういいや‥とならないギリギリのラインを保ちながら、サッシカイアってそれぐらいするよねーの「それくらい」を、知らぬうちに徐々に、わからんように上げてくるあたり、ビジネスとしても成功したのかもしれません。もちろん、コスパだけで計れない「特別ななにか」を持つからこそサッシカイアなわけですが。

現在のエノロゴはグラツィアーナ・グラッシーニ(Graziana Grassini)女史。彼女の公式サイトには、ジャコモ・タキスの紹介もありますから、ジャコモ・タキスの元でエノロゴとしての経験を積んだ方なのだと想像します。テヌータ・サン・グイード以外にも手掛けている生産者は複数あるようですが、特に著名な生産者がいるわけでもないのはそれなりに志もあるのだと思います。ついつい、ジャコモ・タイスや、ジュリオ・ガンベッリなど伝説的なエノロゴの名前を亡き後もまるで手掛け続け続けられているような情報が氾濫していますが、その志とともに継いだ者が手掛けていたとしても、進化もあって当然、経費を評しつつもいつまでも、レジェンド達の名前を前に出すのはそろそろ止めるべきかもしれません(自分にも言い聞かせています)。なお、アグロノモはヌコラ・ポリーティ。

サッシカイアの畑はガレストロイ(粘板岩)を豊富に含む石灰質主体のゾーンや、石や小石を含むゾーン、部分的に粘土質の土壌も。海抜100mから400mにあり、西から南西向きの斜面となります。名前の由来でもある「サッシ=石」「カイア=な場所」の名前にもあるようにボルドーはメドック地方に似た土壌は、やはりボルドー品種に適すると判断したそうです。

2022年は暑い年でしたが、ボルゲリの好ましい微気候により、酸味とフレッシュさのバランスが良好に保たれました。秋は当初、平均以下の気温で始まり、降雨も多く状況でしたが、11月据えには気温が下がり、植物の休眠とが逸遊の自然な排除が促されました。冬も雨が続き良好な水分を土壌に蓄えることができました。春は平均以上の気温で始まりまししたが、短期間ながら突然の寒波により初期の畑でのグリーンハーベストを行いました。これによりブドウ樹への負担が軽減されブドウの色付きと成熟が順調に進みました。夏は高温が続きましたが、ボルゲリの微気候と丘陵地という条件のおかげでストレスの兆候は見られませんでした。8月中旬のまとまった降雨により気温が下がり、ブドウは最適な成熟をしました。

9月の初旬に若い樹の畑のブドウから始まり、標高の低い畑のカベルネ・ソーヴィニョンへと続き、最後は標高300m以上の丘陵地の畑(ヴィーニャ・ディ・カスティリョンチェッロ)の畑の収穫となり、9月末にはすべての収穫が終了しました。さらに選果されたブドウはソフトプレスで圧搾の後、28度から29度に温度管理されたステンレスタンクで10月末までにアルコール発酵が行われます。マセラシオンは13日から18日間。11月末までにマロラクティック発酵が完了し、その後、新樽40%、一年落ち40%、二年落ち20%のフランス産のバリックで24ヶ月の熟成。ステンレスタンクに移され、清澄のあとアッサンブラージュされて瓶詰め。


ワインアドヴォケイト/97+点(M.L.)
The Tenuta San Guido 2022 Bolgheri Sassicaia reveals a beautiful fruit profile with fresh blackberry, tart cherry and Mediterranean tones of blue rosemary blooms and lavender sachet. I tasted this wine several times over the course of a few months, and it has already shown a happy evolution coming into slow focus like the faint colors that emerge from a Polaroid photograph. Indeed, the bouquet appeared more closed just a short while ago. The wine's strongest suit is its elegantly streamlined mouthfeel and its contained 13.5% alcohol content. These qualities add to the silky cleanness of the mouthfeel and the accessible freshness of this vintage. I am confident that this bottle will improve with time. It requires patience. (02/2025)

ヴィノス/94+点(A.G.)
The 2022 Sassicaia is a very pretty, expressive wine. There’s a bit more Cabernet Sauvignon (and less Franc) in this year’s blend, and that really comes through in the wine’s flavor profile and slightly bruising tannins. Dark cherry, plum, leather, licorice, graphite and incense give the 2022 striking aromatic presence to match its rather brooding personality. There’s a bit of tension in the tannins that needs time to resolve. Yields were down about 20% because of intensely cold weather in spring, variable conditions during flowering and set, and then searing heat and drought throughout the summer. (02/2025)


ジェブ・ダナック/97+点(A.F.)
The 2022 Sassicaia is a deeper, youthful magenta/red color with a slightly deeper aromatic profile of rosemary, gravelly earth, sage, mossy earth, and fresh black cherries. The palate has slightly broader shoulders but remains elegant. It has more plushness on the mid-palate, while its acidity shines through with the finish. It will need several years to shed its baby fat and show its full potential.(03/2025)


ジェームス・サックリング/98点
Plenty of red currant, cedar, iron and terra cotta aromas follow through to a medium to full body with graphite, sandalwood, red currants and fresh Mediterranean herbs such as thyme and rosemary. The tannins are chewy but polished in texture. This is a Sassicaia that needs three or four years of bottle age to come together and soften. A structured wine for the cellar.


デキャンター/97点(J.B.)
The wine is tightly coiled and concentrated. It feels almost cinched at the waist, with a fascinating tension between the weight of raspberry, blackberry and strawberry coulis fruit and the wine's verticality, as if it's trying to burst out. Lovely mid-palate sapidity is allied to fresh acidity and fine but dense tannins, making for a dark horse of a Sassicaia that isn't giving much away today but will greatly reward those who can cellar it for 12 years and more. ‘What is sure is that 2022 will need a lot of time, but will also have a long life,’ said Priscilla Incisa della Rocchetta. A hot vintage, 2022 caused the team to work in the newly completed refrigerated warehouses in San Guido, even moving the sorting table inside. Shorter macerations and 23 rather than the more typical 24 or 25 months of ageing in wood helped to maximise the freshness.

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