Pinot Grigio 2018 Abbazia di Novacella
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ピノ・グリージョ 2018 アッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ
《イタリア/アルト・アディジェ/白/ピノ・グリージョ/辛口》
ボルツァーノの市街から北北東へ35km、ヴァルナに位置するアッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ。1142年よりブドウ栽培を行っている由緒正しき修道院が起源となります。ノヴァチェッラはラテン語の「Nova=新しい」「Cella =住まい」に由来し、古くはローマやヴェネツィアに向かう巡礼者の休憩所として利用され(ドラクエか!)、この修道院で造られるワインは巡礼者の癒しだったとか。
白ワインに使用されるブドウは、修道院のあるヴァルナや近郊のブレッサーノ地区の畑が主で600mから900mという高い標高にあります。一万年前は氷河が広がっていた土地であり、浸食により砂や石英などが入り交じる複雑な土壌を持ちます。現在所有する畑は約75ha。エノロゴにはチェレスティスティーノ・ルチーンが常駐しています。
樹齢は古いものでも20年であるのは、冷涼な土地では樹齢が高過ぎると北風により樹が枯れてしまうために定期的な植え替えを行う必要があるからだそうです。標高や斜面の向きの違いにより小区画でのミクロクリマの違いに合わせて適した品種を栽培しています。
例えば、ミュラートゥルガウは酸味が非常に重要なために冷涼な海抜750mから900mの高地で栽培され、晩熟なリースリングは700mまでの石の多い土壌で栽培することで夜間も石に蓄積された熱がブドウの成熟を促します。白ワインのほとんどは品種特性を表現するためにステンレスタンクでの熟成が施されますが、一部は大樽も使用されます(2009年からバリックの使用を止めたそうです)。品種やクラスに応じて細やかな醸造を行っているそうです。スタンダードなクラッシックラインと、上級ラインのプラエポジタスの二種類のシリーズを展開しており、それぞれに白、赤と多品種または混醸のワインを多種醸造しています。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
この地方(南チロル)のワインらしいスラりとしたロングボトル。ラベルもいい雰囲気ですね。修道院であろう建物の背後には山頂に雪。ちなみにアルト・アディジェDOCとなります。コルクはディアム社製、4,5cmの圧縮コルク、冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ・クラッシコ型、ちなみに表記のアルコール度数は13,5度となります。注いでしまうと判別し難いですが、注ぐ途中に微かに赤色の要素が(赤ワインの色じゃないぞ)が射すのがピノ・グリージョらしいですね。透明度のある、しっりめのレモンイエロー。やわらかな白桃、微かに軽いパインやアプリコット、でもシャルドネのそれとは違いますね。ピノ・グリージョらしく厚みを感じさせる香りで、ミネラル推しではない。
口に含みますと、旨味があり、ほんのりと苦味がある。果実味推しではなく味はミネラル由来の旨味が主体。白桃や柑橘の果実感は控えめ。やはり他の品種よりも少し厚み、ボディ感がありますね。13,5度のアルコール度数も適切で、品種に似合っています。この落ち着いた飲み口がピノ・グリージョの持ち味。うん、落ち着いて飲める美味しさがありますね。また、果実感は控えめと書いていますが、もちろんないわけではない。いい意味で非常にニュートラルな酒質で、出汁系のスタイル、ほぼほぼどの料理にも合う、合わないというよりも、邪魔もしないし、しっくりと馴染むような合い方をするはずです。アルコールもまったく感じさせませんね。低いとも感じさせない意識させないもの。
赤味も強いピノ・グリージョも個性的でおいしいですが、この手の白いピノ・グリージョはほんと使いやすいと思います。特にお料理への馴染みはいいと思いますよ。いい意味で、いつも思いつくお料理が思いつかない(笑)。ほんとなんでも合うじゃないかな。温度があがってもダレたりすることもないし、苦味、酸味のレベルも変わらない。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。初日よりも一段黄色味が強くなったような、そうでもないうような(どっちだよ)。薄っすらとしたミカン果汁、グラスからの香りは決して強いものではありませんが、口に含みますと程よいミネラルと旨味がありピノ・グリージョらしい香味、飲み口に溢れます。初日よりも少し酸味に輪郭が、苦味も少しだけですが増して感じられ、旨味も強過ぎずに潤す感がありますね。爽やかに余韻も続きおいしいですね。ほんと、いい意味でニュートラル。柑橘推しでもミネラル推しでも、旨味推しでもないバランスがいい。うん、初日よりも引き締まった感じがありますね。これは酸味と苦味のレベルだと思います。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。ピノ・ビアンコと系列的にはやっぱり似てますね。でも、デッシミスのような色のついた、タンニンを感じさせるようなピノ・グリージョではなく、ピノ・グリと呼びたいタイプかな。しっかり味わいがあり、旨味もあります。濃いワインではありませんが飲み応えもあるんですよね。温度が上がってからもおいしいのがピノ・グリージョらしいですね。
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