Bricco Lorella Rosato 2013 Antoniolo

イタリアのロゼワイン

更新履歴 2015/08/23
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ブリッコ・ロレッラ・ロザート 2013 アントニオロ
《イタリア/ピエモンテ/ロゼ/スパンナ(ネッビオーロ)/辛口》


ピエモンテ州はヴェルチェッリ県内のに位置するガッティナーラ地区のすぐ西側はヴァッレ・ダオスタ州、ちょっと南東に車を走らせればロンバルディア州の州都ミラノがあり、ピエモンテの州都トリノよりも近いんですね。

そんなガッティナーラのDOCG規定は、スパンナ(この地でのネッビオーロの呼び名)を90%以上と規定されており、ボナルダを10%未満のブレンドが可能となっています。

ガッティナーラ地区は、アルプス山脈の山裾にあり、南部のランゲ地区と比較すると冷涼が地域となります。よってなかなかスパンナが熟し難い‥とも言われていますが、気候温暖化が進めば、ランゲ地区よりもよい産地になったりして‥な妄想もできなくもありませんね。

また、ランゲ地区の丘陵地は元々は海底だったそうで、海の生物は時間を掛けて石灰質のチョークとなり、チョークや粘土主体の土壌がランゲ地区の特徴ですが、ガッティナーラなどのノヴァーラ丘陵や、ヴェルチェッリ丘陵は元々は氷河だったそうです。アルプスに由来する火山岩土壌が主体で、マグマが冷え方待った斑岩が豊富なことはアルカリ性に傾き、ミネラルの吸収を促進します。

ブドウ栽培には土地が痩せ過ぎで、その冷涼な気候も相まって厳しい地域。ワインはネラル分が強く、完熟しにくいことからも、熟成に時間を要する固い印象にるそうです。とはいえ、ガッティナーラ地区でスパンナ(ネッビオーロ)は栽培し続けられ、DOCGにも認定されている銘酒のひとつであるわけですね。かのマット・クレイマー兄さんの著書「イタリアワインがわかる」でガッティナーラの項を見れば‥

 「伝統派と革新派との相違点は小さなもので‥なにしろ生産者の数がせいぜい30名と少ないから、
  もうけ主義のものとそうでない優品との違いという図式になる‥」

  と、書かれており‥

 「優れたガッティナーラの造り手を数えるには片手で足りる。」

  と、した上で‥

 「断然すぐれているのはアントニオーロで、この地区きっての模範的水準を保つ。」

  とのこと‥。

1948年‥マリオ・アントニオーロによって設立されたアジェンダで、ガッティナーラの丘の南面に約15haの畑を所有しています。中でも、ガッティナーラを代表する単一クリュであるレ・カステッレ、オッソ・サン・グラート、サン・フランチェスコを保有し、それらの単一クリュなガッティナーラを少量生産しています。

現在は、ロザンナと、その娘のロレッラ、息子のアルベルトの三人での運営で、僅か15haの畑ではありますが、そのスパンナ(ネッビオーロ)の樹齢は高く、古いもので60年‥平均して40年以上の樹齢を誇ります。

こちらはガッティナーラDOCGではなくコステ・デッラ・セシアDOC。1996年に制定され、赤のみならず白やロゼの規定もあります。白はこの地の土着品種であるエルバルーチェ100%、赤とロゼはスパンナ(=ネッビオーロ)、ボナルダ、ヴェスパイオーラなどが50%以上、その他50%ちょなりますから案外範囲は広そうです。ただし、このワインはコステ・アントニオーロらしくスパンナ(ネッビオーロ)100%のはずです。

と言いたいところですが、2013年のラベルを舅のようにチェックしましたら、コステ・デッラ・セシアDOCの記載がなくなっています。この件に関しては調査中ですので、またメルマガで回答させて下さいね。

コステ・デッラ・サシアDOCはガッティナーラの地区で、ガッティナーラ未満のワインが名乗る(都合の良い)DOCと考えていいかと思います。しかし、そんなガッティナーラを名乗らないスタンダードなクラスながら、火山性の溶岩に由来する土壌は、南向きの斜面で、1960年、1970年、2001年、2003年という植樹年で、平均樹齢が50年を越すネッビオーロが栽培されており、その赤ワインの美味しさはご存知の通り。このロゼは元々自家消費で作っていたのかもしれませんね。娘である(何歳かは知らん)ロレッラさんの名前を関したロゼとなっています。


ネッビオーロのロゼもいいですね。飲んだ印象は2012年を踏襲しています。ガッティナーラらし北の涼し気なミネラルと酸。完熟ではないイチゴの果汁、瓜っぽさ皆無のスイカの果汁。チャーミングな赤い果実の風味がロゼらしい。ミネラルに程よい厚みがあり、酸味も行き届いていまずが、軽過ぎないサッパリさが食事栄えしますね。

とてもいいロゼですね。美味しいです。

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