Chianti Classico Riserva 2006 Livernano

トスカーナ州の赤 > Livernano

更新履歴 2011/04/10
通常特価 3,480円(税込)
販売価格

2,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

輸入元希望小売価格4725円(税込)→通常特価3480円(税込)→2980円(税込)でご案内します!!


キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ 2006 リヴェルナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ80%、メルロ20%/フルボディ》



昨年ご紹介したのは、同じく超優良年の2004年。実は、残念ながら正規輸入元さんの扱いが、このリゼルヴァは終了とのこと‥。もちろん、前回は広末涼子御生誕30周年記念価格ということもありましたが、大変な評判で再入荷を期待されていたワイン。ということで、正規輸入元であるテラヴェールさんにお願いし、せめて西野嘉高の顧客分だけでも‥ということで120本を別枠で輸入して頂きました(前回の販売量よりもかなり少ないですが‥^^;)しかも、2005年を飛ばして、2006年!!価格に関しても、今月は西野嘉高生誕41周年記念月間となりますがので、前回と同じ‥リゼルヴァクラスにして3,000円を斬る2,980円(税込)での販売が実現しましたよっ!!輸入元さんの希望小売価格は4,725円(税込)‥通常価格は3,480円(税込)ですが‥西野嘉高生誕41周年記念‥ということで‥値切りましたっ!!2004年と同じく、華麗に3,000円斬りに成功!!


最初のオーナーであるマルコ・モンタナーリ氏はスイス人医師。ワインに取り憑かれ、医師を辞めて1993年にリヴェルナーノを立ち上げました。ステファノ・キオッチョリをエノロゴとして初めて雇い入れたのも彼で、実験的な醸造を経て、1995年に初ビンテージを迎えますが、エミリア・ロマーニャ州のブルジゲッラという小さな村でのワイン造りに魅了され2003年にロベルト・クイッロ氏が引き継ぎ現在に至ります。

場所は、キャンティ・クラッシコDOCGエリアの中心部…ラッダ・イン・キャンティ地区。街から少し離れた高台に醸造所を構えます。ラッダ・イン・キャンティ地区は、他の地区よりも標高が高いのが特徴で、リヴェルナーノの他には、モンテヴェルティーネや、テッラビアンカなどが同地区にアジェンダを構えます。その高い標高は650mあたり。高台がゆえ、日照量は多いが、気温は相対的に低めで、傾斜の強い畑となります。

リヴェルナーノの建築は12世紀から13世紀に建造された古いもので、敷地内には1031年の文献にも記載されている古い教会もあるとか‥。マルコ・モンタナーリ氏の時代から改築が始まりましたが、それも近年完成。マルコ・モンタナーリ時代と違うのはセラーが移築されたことと‥(完全な温度管理になったそうです)醸造にグラヴィティシステムを導入したことだそうです。(グラヴィティシステムとは重力に逆らわずに‥収穫した葡萄を搾って発酵させて熟成させて‥な一連の作業が上から下へ‥なシステムね。)

現在のオーナーは、ロベルト・クイッロ氏と、オーストリア出身の妻であるグドラム。元々、フロリダのパームビーチで美術商をする傍ら、ブロードウェイを中心とし世界中で興行の仕事もしていたという人物。2002年‥夫婦でリヴェルナーノを訪れたのがきっかけにワインの生産者になることを決意‥マルコ・モンタナーリ氏からリヴェルナーノを引き継ぎました。ちなみに‥マルコ・モンタナーリ氏時代から、洒落たアグリツーリズモも経営してましたし、最近では、ウエディングパッケージ‥なんてのも掲載されてますね。また、ワインのみならず‥ジャムにハチミチ、オイルなんかも造ってまして、アグリツーリズモで使いつつ‥お土産売場とかあるんでしょうかね‥販売もされているようです。(マグカップまで売ってる。)

現在リリースしているのは、リヴェルナーノ、プーロ・サングエ、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、キャンティ・クラッシコ。白のアニマ。グラッパ系は、グラッパ、グラッパ・リゼルヴァ、グリンのようで、特に変化はありませんが、同じ醸造所ながら、カサルヴェントという別ブランドでは、買い増しした畑からの葡萄で造られ、違う個性、キャラクターが与えられており、近年までは、またもや‥エノテカ・ピンキオーリ独占銘柄でもありました。

haあたり6000本で植樹された葡萄達は、ステンレスタンクによる発酵、350Lのオーク樽で16ヶ月の樽熟成を経ます。キャンティ・クラッシコ地区の中でも、標高が高いことから、昼夜の寒暖差が大きいのがリヴェルナーノの特徴。石灰質の土壌ですが、さらに、大きめの石灰岩を畑に巻くことで、夜間の極度の冷え込みから、葡萄を守ります。サンジョベーゼは、糖度の高さのみを重要視するのではなく、糖度の酸度のバランスを最も重視しているそうです。(当たり前だが‥)225Lではなく、350Lのオーク樽を使うことで、十分な酸素供給を可能にしながらも、ワインに与える樽のニュアンスをコントロールしているそうです。2004年も素晴らしい美味しさでしたが、この2006年もさすがの超優良年のひとつ‥バランス、らしさ‥いいですね!



独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味



相変わらず、CCはシャアザクなピンク色。このCCRはランバ・ラルな青色、ちょっと茄子紺な感じは、往年のDCブランドにみ見えなくもない。チェッカー模様が斜めな感じ、実はシルバーなフォント、ヤッターワンな紋章はピンクと‥非の打ち所のない素晴らしいデザインで、ヤッターワンと、キャップシール裾に巻かれたDOCG帯封の色が調和してるからまた堪らない。二層に分かれた表ラベルながら、下の部分はバックラベル的な情報。表記のアルコール度数は13.5度と2004年と同じ。コルクはまぁまぁの質の5cm。コルクのお尻は薄らとピンク。グラスはヴィノムのボルドー型。

グラスに注ぎますと、ピンクの泡立ち、エッジは確かにメルロがブレンドされている予感の赤、横から見ればキラっとしたルビー色が中心部まで光と届け、上から見下ろせば、テカっとしたディスクが艶やか。2004年ほどクッと迫るわけではないが、100%か否かは不明ながら、新樽比率もそれなりに、ローストもそれなりな樽香が出迎え。ほどよいヴァニラ感と、ローストしたコーヒー豆的ながら、ドが付くほどの派手な樽香ではないのは、十分に果実香も出ているからかもしれません。2004年同様に、樽香は甘過ぎず、どこか畳、い草的な枯草ハーブ香が混じる。

十分に熟したブラックベリー、カシスの果実香。モダンなキャンティ・クラッシコの部類に入るが、13.5度に抑えられたアルコール度数が、アルコールの熱量的なウザさを感じさせない。ほっくりと炊かれた小豆に和三盆ながら、シュガーな甘味ではない。

口に含みますと、スルりとした輪郭の内側に、外側へのベクトルな矢印控えめながらクリアに密度のある果実味。香り同様に、味わいにも小豆っぽさがありながらも、甘味は抑えられている。2004年ほどインキーな印象はないが、十分に密度がある。溶け込んだミネラル、酸味。口の中での樽香も控えめで、グラスからの印象よりも、もっとCCRらしい。口の中でも、い草っぽい何か‥も感じるね。渋味も十分ながら、タンニンの角は穏やかで、若いながらもキツさはない。液体に旨味、出汁を感じ、まだ初日ながら、よくまとまっています。ロースト感はあるがコゲじゃない。とても美味しいですね。2004年よりも大人な感じ。

ラッダ‥と言えば、もっと線の細いサンジョベーゼを連想しますが、実はその酸味は結構可憐で、ツーっと細い。ただ、きっちりと果実の肉付けもあるし、樽の風味という化粧もあるわけですが、これが均整のとれたプロポーションで、化粧も派手ではないのだな。

二杯目です。うーん‥インキー未満の寸止めな濃さ、密度ある香りがまたいいねぇ。真っ黒なインクではなく、まさにこの茄子紺のラベルの色のような紺のインクなのかも知れぬ。グラス内壁を垂れる脚‥2004年ほどタラーリではないが、なかなかエロい。もっと度数が上がると、さらに太いヨダレになるのかも知れぬが。

決して黒糖系どころか、甘味はあるが、とてもあっさりしたもので、飲み飽きしない。口の中を満たす液体の密度は十分ながら、重過ぎることはないのは、重心はそれほど下ではない。酸味が、幾分か果実味を持ち上げてくれるし、輪郭まで果実は詰まるが、クリアな透明度もある。2004年よりもCCRの趣きを持ち「らしさ」があるね。二日目も期待できるが、初日から飲みやすい。旨味もあるし酸味も上質。

二日目です。グラスはヴィノムのボルドー型。チョークというよりは石灰の香りがふわり。スワリングすると深いベリー系果実の密度ある香りにウットリ。グラス内壁を垂れる脚はゆっくりになってきた。熟したブラックチェリー、樽香の馴染みを感じる。

初日よりも、重たい感覚。どんどん深くなるのだな。口に含みますと樽香は乳脂肪分のたかいクリーム的ながら、まったく派手ではない。とても輪郭がやわらかくシルキーで舌触りが良い。ミネラルの溶け込みも感じ濃密だが、クドさはない。酸味に旨味が乗っきて、つゆだくになってきた。ながら、酸味をコーティングするやさしい果実味に厚みを感じるね。濃さを感じつつも、ミネラルと、酸味に冷涼なニュアンスがあるのは、やはりラッダということか。初日よりも各要素がまとまった二日目‥とても美味しい。

旨いなぁ‥めっちゃ旨いよぉ。

重過ぎないんだよねぇ。キチンと味もあるし密度もあるんだけども‥。じんわりと‥キャンティ・クラッシコ‥しかもリゼルヴァらしさがありますね‥この2006年。2004年の方がモダンなキャン・クラ・リゼに感じましたが、これは、そういう傾向かな。2005年以降‥の傾向‥あるかもしれません。どこか、エレガントな一面があるんですよ。この度数も効いてますね。とても飲みやすく、満足感もある。

三日目です。グラスはヴィノムのボルドー型。二日目のまとまりも素晴らしかったが、この三日目はさらに馴染む。とても密で、ネットリとした香りになってきましたよ。とても深い香りが奈落。口に含みますと、うん、味も素晴らしく旨い。ただ濃く深いだけではないのは、ミネラルと酸。重過ぎないね‥深さはあるのに。ドロドロじゃない良質の墨汁のように、(筆にもよるが)ツラツラーっと伸びるのよ。旨いなぁ‥押し付けがましくない旨さ。ちょいモダンなスタイルですが、とてもわかりやすく美味しい。とてもバランスも良いので、あえてミディアム+と記載させてもらってます。どこか透明度もあるんだな。果実がピュアですわ。無理のない樽、無理のない濃さ‥

ラスト一杯。

旨味炸裂しとるな。個人的には(毒味なんて個人的なものだが)二日目、三日目オススメです。もちろん初日から旨いけどね、馴染んだ旨味‥ぜひ!!

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