Chianti Classico 2016 Querciabella
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希望小売価格 3,740円税込→ 通常特価 3,000円税込→ 特別価格 2,580円税込
キャンティ・クラッシコ 2016 クエルチャベッラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/ミディアム》
1972年、アメリカのイタリア系移民だったジュゼッペ・カスティリオーニ氏がグレーヴェ・イン・キャンティ地区に150haの土地を購入。当初2ha程度だったブドウ園も、現在は約75haとなりました。いつの日か故郷のイタリアに戻り、その象徴でもあるワイン造りを‥は、イタリアをルーツに持つ移民の子孫や、イタリア内外で事業を成功させた者達は一様に考えるものなのかもしれません。
1,332本のみ生産された初めてのキャンティ・クラッシコは1974年ビンテージのこと。本格的に稼働したのが1979年からだそうです。1981年には当時VdTのカマルティーナを発表し、ジャコモ・タキスがエノロゴを勤めていました。現在はタキスからグイド・デ・サンティ氏が引き継いでいます。1988年からオーガニックでの栽培を始め、2000年からビオデナミでの栽培となっており、最近のクエルチャベッラはビオデナミ推しとなりますが西野嘉高が毛嫌いするような不潔さは皆無ですのでご安心下さい。
グレーヴェの生産者ではありますが、2006年に購入したラッダやガイオーレにも畑を持ち、地区は異なれどよい畑があれば‥な姿勢のようで、実はこのスンタンダードなキャンティ・クラッシコにはグレーヴェ、パンツァーノ、ラッダ、ガイオーレの各地区のサンジョヴェーゼが混醸されており、現在は単一品種ですが、複雑さに寄与しています。
2016年は9月19日から10月23にかけての収穫。手摘みで収穫されたブドウは除梗されますが粒を潰すことなく温度管理されたステンレスタンクに移されアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。醸しは約12日間。樽はすべてフランス産で新樽比率10%のバリック(225L)と500L樽の併用で約12ヶ月の樽熟成。兼ねてからクエルチェベッラでは動物的な要素を排除しており「100% Vegan」と記載しています(イマドキですね)。
スタンダードなCCですが、アントニオ・ガッローニ92+点、ジェームス・サックリング93点と、実はご両人とも2015年よりも約1ポイント高い評価となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みのセンスの良いラベルデザインは、パッと見てクエルチャベッラ「らしい」のがいいですね。コルクは(あたしの開けたボトルは‥)2015年よりも質が上がった(ように思える)4,5cm。グラスはヴィノムのキャンティ型、バックラベルのビオ認証と、ヴィーガンロゴの上に記載のアルコール度数は13,5度で、2015年よりも0,5度低い表記となります。十分に深いルビーレッド。ふわりと香る樽香、新樽比率10%とのことですが、もう少し新樽比率が高いが、樽の焼きがライトなように感じますね。そんな樽香の由来のヴァニラ系の香りも相まって甘味を感じる果実香とスミレ。完熟チェリーと比較的皮の色濃いめのベリー。
口に含みますと、果実味はほどよいミネラルでキャンティ・クラッシコらしい上質の酸が心地よく広がります。13,5度も無理がないですね。すんなりと飲める好バランスです。なるほど、2015年の毒味を読み返すと、この2016年も同じですね。確かに、抜栓したての一杯目で最初はヴァニラ香感じる樽香を真っ先に感じましたが、飲めば‥それは真面目としても過言ではないほど、王道のキャンティ・クラッシコスタイル。いい意味でニュートラルで裏切られない。サンジョヴェーゼらしい酸味があり、確かにそこはかとなく土っぽいミネラルもある。
二杯目は、ザルトとユニバーサルにしてみましょう。注いでる最中からサンジョヴェーゼらしい小豆っぽさがありますね。表面積も広いのも手伝ってより果実味を豊富に感じます。少し鉄分、血を感じるミネラル、一杯目よりもまろやかで、酸味も落ち着きをみせます。温度もセラーのやや低めから、常温になりましたが、やわらかな濃密さがいいですね。あくまでもミディアムですが、温度帯や、時間の経過もあって、十分に「満たされ感」があります。
二日目はザルトのユニバーサル。グラスに注ぐ途中から圧倒的な開きを感じます。初日ほどではありませんが、バリックのヴァニラ香、深いスミレ、少しスパイス感のあるチェリーの皮、果実香。口に含みますと、心地よく、しっかりとした渋味、構成に寄与する酸味、あくまでもキャンティ・クラッシコのスタイルを逸脱することはありません。ミディアムですが、味わいはしっかりとしていますね。まだ若いこともありグラスで(デキャンタ代わりに)さらに開き、まとまりますので、少し時間が欲しいかな。
三日目は、ヴィノムのブルネッロ型にしてみます。まろやかに、密度感をともなうまとまり。大振りのグラスなので、酸味がおおらかですね。キャンティ・クラッシコらしいミネラル、白い石灰と土っぽさ、イメージよりも甘味は控えめで、塩味すら感じるのがハラヘリ。王道というよりも、ソツのないスタイルなんですよね。ホロホロとした渋味もいいですね。脂で濡らしてやりたいぜ。個人的にはキャンティ・クラッシコには、脂ののった、牛もいいんだけど、豚だな。おいしい豚肉の脂が欲しいんだな。サンジョヴェーゼらしさ、キャンティ・クラッシコらしさあるスタンダードさが落ち着く一本に仕上がっています。
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