Brunello di Montalcino La Casa 2006 Caparzo

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2018/01/18
販売価格

12,800円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ラ・カーサ 2006 カパルッツォ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》

モンタルチーノ中心部の北側、アルテジーノの南側にアジェンダを構えるのが、このテヌータ・カパルッツォ。1970年の設立で、古代の地図に書かれていた“Ca'Pazzo”(イタリア語で「夢中になる」)という地名が語源。海抜は約220mに位置し南から南東向きの畑を持ちます。ブルネッロの畑が9ha、カベルネソーヴィニョンの畑の2.5ha、シャルドネや、ソーヴィニョンブラン、トラミネールなどの白品種を植える3ha、ロッソ・ディ・モンタルチーノ用の3haと、サンジョベーゼを1haに、モスカデッロを1.5ha所有します。IGTのワインも醸していますが、もちろんブルネッロ・ディ・モンタルチーノが主軸。なかでも単一クリュとなるラ・カーサのブドウ園は海抜275mに位置するカパルッツォご自慢のクリュ。その隣のアルテジーノが醸す"モンテソーリ(光の丘)"と同じ斜面にあるそうです。

収穫されたサンジョベーゼグロッソは、28度から30度に温度管理されたステレスタンクで最初の一週間のアルコール発酵後、10日から15日間は澱と接触させデレスタージュが施されます。20度から24度に温度を下げてのマロラクティック発酵。フランス産のトノー樽(500l)で12ヶ月の熟成後、フランス産の大樽(30hl)で24ヶ月熟成されます。瓶詰後8ヶ月の瓶熟成期間を経てリリースされます。このラ・カーサの単一クリュは1974年に取得、初ビンテージは1977年と歴史のあるもので、カパルッツォの代名詞と言えるブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなります。

さて‥状態は、ラベルは2016年と同じですね。見慣れたラ・カーサのラベル。一見、所々に小穴や汚れがあるように見えますが、ラベルが生成地なんですね。紙の繊維質となっておりますので汚れではありません。ほぼほぼ新品同様とてもキレイな状態ですよ。黒のキャップシールもとてもキレイな状態。DOCGのピンクの帯封も発色に問題もなくキレイな状態。シール裾を跨ぐように貼られておりますので、くるくるとは回しませんが、液面は揃って高い位置をキープしており液漏れはないはずです。液色がいいですね。クリアで深さもありますが明るさもあるルビー色です。瓶底の凹みを確認しましたが、澱はまったくないか、何粒かあるか‥程度となっており、状態は若々しさすら感じるほど良いですね。2006年は2000年代最高のビンテージのひとつ、これは2016年と飲み比べしたいですね。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。

ジェームス・サックリング/95点
Blackberries, licorice and dried flowers on the nose. Full bodied, with velvety tannins and lots of fruit. Whole and complete. This is balanced and really beautiful. Better after 2014. (1/2011)

ワイン・アドヴォケイト/94点(A.G.)
The 2006 Brunello di Montalcino Vigna La Casa boasts a deep, dark core of fruit. Ripe black cherries, tar, leather and licorice are some of the nuances that emerge from this resonant, expressive Brunello. In 2006 La Casa shows plenty of muscle but without abandoning the house’s medium-bodied style. Anise and menthol reappear on the creamy, generous close. This is a beautiful, deceptively medium-bodied Brunello from Caparzo. In particular, I admire the way the wine turns minerally on the finish. The Vigna La Casa spent 36 months in Slavonian and French oak casks, but of a slightly smaller size than those used for the straight Brunello. Anticipated maturity: 2016-2026. (5/2011)


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味(2018年1月)

ラ・カーサらしいシックなラベルデザイン。ちっとも派手じゃないですね。もっと派手でもいいとすら思います。生成りのラベル地に落ち着いた茶色の文字、ビンテージと生産者名だけ金文字ですね。グラスはもちろんヴィノムのブルネッロ型、コルクは5.5cmのロングコルクです。最近パニエに寝かせての抜栓を練習しているのですが、5.5cmは立ててても大変ですが、横に寝てるとなお大変、まあ、慣れでしょうけども。ちなみに表記のアルコール度数は14度となるます。

瓶底の凹みに澱は確認できておらずな透明度。深さ、暗さもありますが、とてもキレイな赤色ですね。エッジのルビー色がとてもいい。ふんわりとした甘過ぎないヴァニラ香と、スミレ、チェリーやベリーな果実香は力むことなく開いていますね。甘旨味を感じる香り、軽々しくないチャーミングさ、樽香がいいですね。そう、ラ・カーサはスラヴォニアの樽ではなくフランス産の樽なんですよね。なるほど、なるほど。フランス産の中から大樽熟成もいいですね。新樽も幾分か含まれているかと思います。合計36ヶ月の樽熟成のはずですが、酸化が進んだ感じもなく果実香はとても健全です。

口に含みますと、冷涼なミネラル(温度低めです)が溶け込んだ、果実味には、樽のローストや、そう確かにフレンチオークな甘味も溶け込んでいますね。さすがにこれくらいのバックビンテージ(古酒)になるとまとまり感は、初日一杯目からすばらしいもので、渋味もしっとりと濡れ、丸みを感じますね。十分なボディ感もありますが、濃すぎることもないし、とても飲みやすい。まだ老ねた香味は皆無で熟れたフルーツの波動砲。

うーん、渋味も酸味もとてもおいしいですね。そしてその量が豊富。現時点で第一次飲み頃ど真ん中と思われますが、この渋味と酸味はまだまだ、さらに熟れる‥熟成ポテンシャルは十二分ですわ。

ワインの肴はセブンイレブンで買ったチョリソー。レンチンの記載がありますが、アルミホイルに包んでストーブで焼きました。うん、プチっと皮を破れば肉汁と少しのペペロンな辛味がとてもいい。肉汁の甘味との相乗効果、ワインの甘味も引き立てますね。

やっぱイタリアワインって、食べ物あるとスンゲー旨くなりますね。だからワイン単体で飲むのはもったいない。食べながら飲む‥これだけで、そのワインさらにおいしくなりますから。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。ふー華やかですねえ!スミレもフラワリーさというよりも赤いチェリーとベリーの果実香がとても開いて感じます。外交的でちっともニートじゃない感じ。初日よりも旨味も増していますが、旨味推しではない。構成にも通じるミネラルもあり輪郭にハリがありますね。その内側にしなやかな旨味で満たされる密度は十分。乾いたタンニンもしっかり、隅々まで行き届く酸味、まあ、「体(てい)」の整ったブルネッロだこと。

三日目、四日目はHOLDしてなんと五日目です。華やかなスミレ、まったく酸化、老ね香はありません。ほろほろとしたスパイス、しっかりと乾きカーボンなタンニン、甘過ぎないフルーツ達。余韻に繋がる酸もとてもいい。

五日目ですがヌケもないどころか、まだハリさえ感じる。うーん、旨い、久々に五日目まで引っ張りましたが、三日目、四日目は一切動かしてませんので、酸化も進んでないんですよね。もちろん空気は抜いていません。そういう意味ではゆっくりと馴染むような酸化のみなんでしょうね。いやあ、やっぱり旨いですね。2006年!今飲んでも旨い。もちろん熟成させてもいいですね。
(ちなみに澱はありませんでした)

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