Rosimi Rozato 2012 Ronco del Gelso

イタリアのロゼワイン

ロンコ・デル・ジェルソ

更新履歴 2014/11/02
情報 超オヌヌメ!
販売価格

3,000円(税込)

在庫数 SOLD OUT

ロシミ・ロザート 2012 ロンコ・デル・ジェルソ
《イタリア/フリウリ/ロゼ/メルロ/辛口》


フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州はコルモンス地区も素晴らしい生産者の宝庫。協同組合なカンティーナ・プロドットーリ・コルモンスはもちろん、リヴィオ・フェルーガやボルゴ・サン・ダニエーレもコルモンスだ。

現在のオーナー兼エノロゴはジュリオ・バディン氏。元々はブドウ栽培農家だったそうだから、それこそ協同組合に卸していたか、この地での比較的大きな生産者となると前述のリヴィオ・フェルーガ、日本では見かけないがアンゴリスという生産者かも。自社瓶詰めを始めたのは1988年、イソンツォ川の支流であるアルテ川近くに畑を所有しており、痩せた小石混じりの土壌。土壌の個性を生かすために、肥料はほんの少しだけとのこと。


「うちはオーガニック、ビオデナミや何とか(失礼)ではない。かと言っておざなりにワインを造っているということでは全くない。環境へのわずかなインパクトしか及ばさない栽培や醸造のテクニックを使わないことには意味は見いだせない。これは醸造学校で習ったことで、純粋に農業であり、自分にとって宗教的なものではない。

例えば、害虫にはフェロモン剤を使う。銅剤は6kg/haしか使わないし、敏感な品種には一切使用しない。ボトリティス菌の殺虫剤はずっと使っていない。ピート由来の天然肥料は使用する。除草剤は1,5リットル/haのみ使うけど、殺ダニ剤は一切使用せずダニは天敵を使う。水をセーブするために点滴灌漑を行う。畑は自分の庭みたいに大事に手入れするんだ。

醸造においては培養酵母、硫黄、ベントナイトは使うけど他は使わない‥自分が目指すワイン醸造への見解を損なうことなく、全てが自分の知識や経験、思慮分別を通して得て来たテクニックなんだよ」


現在約25haのブドウ畑から、8種類の白ワインと、1種類のロゼ、2種類の赤、1種類のパッシートを醸しているが、そのパッシート以外は、コルモンス地区のあるゴリツィア県のフリウリ・イソンツォDOCを名乗る。

ジェルソのワインの個性は明白。もちろん、その品種特性の表現も巧みだが、樽熟成の有無に関わらず、異次元の密度の高さ、オイルのような粘性。単一品種、混醸に関わらず果実や花の香味は立体的で複雑。フルボディで強さを感じますが飲み飽きしない‥。実は皆さんが(も)求めていたフリウリワインはこのジェルソでは?


haあたり5700本の株密度でグイヨで仕立てられる「R3.188」というクローンのメルロ。マセラシオンは行われずにソフトプレスで搾られたモストを白ワイン同様の醸造でロゼに仕上げます。19度に温度管理されたステンレスタンクで培養酵母を用いての発酵。マロラクティック発酵は行われず2500リットルの大樽で12ヶ月の樽熟成後瓶詰め。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

ボトル形状は撫で肩のいわゆるブルゴーニュ型となりますが肩部分に「GORIZIANA」の凸モールドがございますのでイソンツォDOC(ゴリツィア県)の共通瓶のようですね。ピエモンテ州のアルバ地区の「ALBEISA」の共通瓶と同じくマーケティングを兼ねたコストダウン策という感じかな。ロンコ・デル・ジェルソの(表)ラベルはどこかの高級チョコレートメーカーのパッケージのような洒落たもの。

詳細な情報(たいしたことは書いてない)はすべて裏ラベル(ちょっとショボい印刷なのが残念)となります。コルクももう少しがんばって欲しい4.5cm。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアを選択。表記のアルコール度数は13度となります。この色のロゼは初めてですわ。赤味の強いオレンジ?昔、ストローに入っていたニッキ風味の‥こんな色のゼリーを食べた記憶がある。透明度のあるクランベリージュース?

真っ赤に焼けた夕日のような情緒あるロゼ色がとても素晴らしい。

メルロな果実香がある。とても上手に樽香が交差する。イチゴ、ブルーベリーの果実の香り。ああ、堪らず口に含みますと、ベリー系の味わいの密度が高いのはジェルソらしいですね。ほろほろとした渋味、まるで軽い赤を飲んでいるような酸味。香り同様に、ほんのりと甘味を感じさせますが、甘ったるさではない。13.5度のほどよいアルコール感がさらにメルロのロゼを引き立てますね。

余韻もしっかり。

酸味を伴う赤い果実としてクランベリー。決してアセロラほど酸が際立つわけではない。カシスほど強くはないが、ブルーベリー果汁がイチゴの果汁とともに。このロゼは美味しいですね。もっと味わいがしっかりあった頃のチャントンス同様に旨いし、赤に近い方のロゼなんですよね。最近こういうのが減りましたね。

ジェルソらしい旨味と酸味の関係性がとても好きだな。密度は高いんだけれども濃い‥というよりも旨味が強いのがジェルソ。二杯目にしてまとまりを感じるとさらに旨味をベースにした旨さ‥がある。チャントンスが濃い目の夕張メロンの風味だったわけですが、このジェルソのメルロのロゼはベリー・ベリーな風味ですね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度。グラスはヴィノムのボルドー型に。アセロラジュースか何かのカクテルのような赤に近いロゼでまったくピンクではありません。一瞬、石灰の香りの後、紫から赤のベリー系、イチゴもあるのですがクランベリーのような風味がありますね。樽はほとんど感じません。柑橘も濃縮果汁還元のブラッドオレンジ果汁を濃い目で戻した感じ。

ああ、旨い。このロゼ‥ほんとに旨い。

香りに濃厚なピンクフレープフルーツ的柑橘もあるんですよね。苦みな香りの部分です。余韻も旨味もありますね。やはり樽熟成させたジェルソは、バランスの良さを感じますね。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです。ようやく色がスモモに落ち着いてきたかな。香りにも、野生のベリー類や、確かに熟れたスモモのようなニュアンスがある。少しフルーツのゼリーというか、寒天寄せっぽさとか。比較的ハッキリした果実の香味があるが、どこか寒天越し‥なんですよね(わかるかなあ)。味わいはジェルソらしいハッキリとメリハリはあるんです。タンニンだって感じるし、酸もしっかりしててほんとダレない。グラスは‥オヴァチュアかなあ。温度が上がりきるとヴィノムのボルドーではない。

二本目です(わお)。今回のロンコ・デル・ジェルソのお取寄せワイン達を飲んだのはもう半年ほど前でしたから。相変わらず色味が素晴らしいですね。こんなに透明度がありながらも、数種類のピンクのフィルターを重ねたような深さのロゼ色は初めてです。一本目は、もう少し情熱的な夕焼け色でしたが、この二本目はスモモもモモもモモのうちのようにピンクにも見えます。

香味は一本目と変わらず。しっかりと旨味やロゼにしては深みがあり赤い果実の要素が引き出されていますね。酸味はやや落ち着いてきてより果実感も感じられますが、決して酸が不足なわけでもありません。

単純に比較をしてどちらがどーのこーのとは言えませんが、ヴィエ・ディ・ロマンスのチャントンス・ロザートととはまた違う、でも同等においしいメルロ100%からなるフリウリのロゼなんですよね。

これは絶対のオヌヌメです!

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