Vie di Romans Chardonnay 2024 Vie di Romans
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希望小売価格 8,910円税込→ 通常特価 7,180円税込→ 特別価格 6,380円税込
ヴィエ・ディ・ロマンス・シャルドネ 2023 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/シャルドネ/辛口》
フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。
17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。
創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。
彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。
流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。
2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。
イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。
イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。
また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。
2024年のビンテージ情報
2024年は冷涼で湿潤な春と、暑く乾燥した夏が対照的に現れた気候の振れ幅
の大きな年となりました。春先の豊富な降雨は育成を支える一方で、病害リ
スクを高め、丁寧な管理が求められました。夏は高湿と水不足により樹にす
とれすがかかりましたが、精密な灌水により健全なバランスを維持すること
ができました。成熟は順調に進み、収穫はやや早めに開始。健やかな果実を
収穫することができ、成熟したアロマと骨格のある美しい酸が特徴の、全体
として調和とエレガンスに優れたビンテージとなりました。
ヴィエ・ディ・ロマンスの熟成樽に関しての追加情報
西野嘉高もテクニカル情報を書きながら気になっていたのが熟成樽の容量の
情報なんですね。225Lと228L‥その3Lの違いに何があるのか?輸入元さんか
ら回答が来ましたので追加情報として記載しておきます。
樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボル
ドータイプである225Lの樽のが異なるそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマン
スではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカ
ー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めて
しまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入する
ことになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。
なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメ
ーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないと
のことです。
・タランソ :ブルゴーニュタイプ
・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
・ダルジュ :ボルドータイプ
・バロン :ボルドータイプ
CMC添加に関しての情報
2024年ビンテージからCMC(カルボキシメチルセルロース)という食品添加物
が添加されております。主な効果は酒石酸の結晶である酒石の発生を防ぐこ
とだそうです。CMCは食品添加物として広く認められており(日本でもね)、
適切な基準に従って添加されています。元々は、低温でワインに不要な物質
(主に酒石)を取り除く方法をとっていましたが、この従来の方法では、ワ
インに必要なアロマ成分も除去されているに感じ、CMCの添加に至ったそうで
す。
1990年から始まった単一畑別のワインの中でも、ヴィエ・ディ・ロマンスの名を冠した海抜31mの畑。1986年、2000年、2001年の植樹の樹が栽培されており、平均樹齢は25年。比較的浅めの土壌に砂利や小石を含む赤みがかった粘土質の畑こそが、その名もヴィエ・ディ・ロマンスと呼ばれる単一畑となりますね。2024年9月7日、8日、10日、11日に収穫。
ステンレスタンクで8度から9度でのコールドマセラシオン。16度から19度に温度管理されたステンレスタンクで21日間アルコール発酵が施されます。マロラクティック発酵は施されません。澱と接触させたまま228リットルのバリックで9ヶ月以上の熟成後、澱引きを兼ねてステンレスタンクに戻してから瓶詰め。7月14日から17日に瓶詰め9ヶ月の瓶熟成期間を経てリリースされます。
アルコール度数は、2008年は14.6度、2009年は15.15度、2010年は13.77度、2011年は15.10度、2012年は15.24度、2013年は14.42度、2014年は13.25度、2015年は13.7度、2016年は14.5度、2017年は14度、2018年は14,30度、2019年は14.12度、2020年は14.94度、2021年は14,42度、2022年14,43度、2023年13,70度、2024年は13,48度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのボルドー型(ブルゴーニュ使い)。コルクはまあ良質ですがもっと良かったような気がするのはあたしだけかな‥5cmです。チャンパニスと比較すると、もう少し黄色味に深みのある色調ですが、並べないとわからないかもしれません。うん、明らかに樽香がしますね。個人的にはこれぐらいハッキリとチャンパニスとの区別や、樽ドネらしい樽香がある方が好みです。フレンチオークのはずですが、少し西海岸の樽ドネを彷彿とする樽香もあるのですが、はてさて。やはりヴィエ・ディ・ロマンスのシャルドネはパイナップルや、アプリコットの風味がいいですね。ハチミツのニュアンスはありますが、まだ開けたてで樽香に包括れている感じ。いやあ、これぐらい樽香効いてるのは久々かもしれません(ネガティブではない)。まあ、まずは口に含みましょう。含み香にも樽の風味が比較的強いですね。樽香といはいえ、ヴァニラが強いわけではありませんので、飲み飽きないはず。飲み口は、2024年は13,48度とヴィエ・ディ・ロマンスの樽ドネとしてはやや低めかな。まだ、温度が低いので、温度を上げてみましょう。
うん、クリアなミネラルはあるのですが、ミネラル推しではないですね。2024年は樽推し。まあ、飲み進むつれフレンチオークのバリックだと思うのですが、効かせ方?樽材変わった?ぐらいの利き方があります。一時期はね、チャンパニスと樽ドネの区別がわからん時期もありましたが、2024年は個性、ポジションの違いは明確。ながら共通項もあり、相変わらずのヴィエ・ディ・ロマンスらしさがある。ボリュームに不足感はありませんが、もう少し樽ドネは度数が高くてもいいかもしれません。少し温度が上がってきましたが、いやあ、この樽の利き方、懐かしいですね。ヴィエ・ディ・ロマンスの樽ドネでこれぐらい効いてたのはいつ頃だったでしょうか(まったく思い出せない)。効いてるんだけど、いやらしい感じじゃないのもいい。さらに温度あげましょう。
うん、なめらかで密度感がある。旨味と酸味がありジューシー。ネガティブなシャルドネのエグ味はなく、チャンパニスほどの苦味は控えめ。2024年は樽香がすべてと包括しているともいえるが、樽香に焼き栗の要素はなく、ローストは控えめで、実はその内側にある本来のシャルドネの果実味を邪魔をしていない。ヴィエ・ディ・ロマンスらしいシャルドネの表現と、例年よりも効いた樽香のアッサンブラージュ。とはいえ、苦味がないわけじゃなく、余韻の入口からスーっと感じる。
二日目は冷蔵庫から1時間前にセラーに移動させて少し温度を上げておいたもの。うん、2024年はハッキリとした樽香がポイントですね。シャルドネの果実味にはチャンパニスよりもより甘旨味があり、密度感も少し高め。余韻に繋がる部分も喉奥に満たし感があり、もちろん余韻も長い。冷蔵庫キンキンよりも温度はやや上げの方が似合いますね。飲み込んだ後の味の残りも長い。良質な脂身を持つ豚ロースのロースト。おいしいオリーブオイルに塩、レモン。サルティンボッカもいいと思います。魚介系のクリームパスタ。ウニクリームとか合わせてみたいなあ。さらに温度が上がってきて、真骨頂。もちろん、ヌルく感じる温度ではありませんよ。こういう状態が一番似合ってておいしいと思います。
三日目は冷蔵庫から2時間前にセラーに移動させて温度を上げておいたもの。最近、温度計使ってないので、何度かはわからん。やっぱり2024年は樽香効いてるわあ、樽ドネ好きとしてはほんと良い。飲み口もまとまり、豆らか。粘性もそれなりにあり、香りだけではなく味も余韻が長い。ネットリとまではいいませんが、旨味の伸びがいいですね。アルコール由来のボリュームももう少しあってもいいかな‥と思ってましたが、三日目は大満足。
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