Puro Sangue 2015 Livernano

トスカーナ州の赤 > Livernano

更新履歴 2020/05/02
販売価格

5,980円(税込)

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希望小売価格 7,920円税込→ 通常特価 6,480円税込→ 特別価格 5,980円税込

プーロ・サングエ 2015 リヴェルナーノ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ/フルボディ》

最初のオーナーであるマルコ・モンタナーリ氏はスイス人医師。ワインに取り憑かれ、医師を辞めて1993年にリヴェルナーノを立ち上げました。ステファノ・キオッチョリをエノロゴとして初めて雇い入れたのも彼で、彼の好きなブドウ品種は‥ピノ・ノワール‥実験的な醸造を経て、1995年に初ビンテージを迎えます。時は流れモンタナーリ氏はリヴェルナーノを離れ、エミリア・ロマーニャ州のブルジゲッラという小さな村で新たにスタート。トスカーナIGTを基軸とする生産者のオーナーが代わった‥という話は枚挙にいとまがないが、現在のオーナーで落ち着いたかな?ラッダ・イン・キャンティの生産者としてはややモダンに針を振る傾向にあるが、その美味しさはとてもわかりやすく、愛らしいエチケッタとともにもはやお馴染み、定番となりましたね。

キャンティ・クラッシコDOCGエリアの中心部…ラッダ・イン・キャンティ地区。街から南へ5km、少し離れた高台に醸造所を構えます。ラッダ・イン・キャンティ地区は、他の地区よりも標高が高いのが特徴で、リヴェルナーノの他には、モンテヴェルティーネや、テッラビアンカなどが同地区にアジェンダを構えます。その高い標高は650mあたり。高台がゆえ、日照量は多いが、気温は相対的に低めで、傾斜の強い畑なんですね。舗装された道から外れた山奥にあり、四方はすべて森でこの地区には、リヴェルナーノの畑しかありません。春の芽吹きの時期は鹿(カプリオーロ)が、芽吹いたばかりんやわらかい芽を好んで食べてしまいます。収穫前は猪、完熟した甘いブドウだけを食べるそうで、酸度の高いブドウの先端は残すとか。それらを防止するために畑の周囲にはすべて電気が通る鉄線で囲んでいますが、効果は限定的。最近では20m間隔で石鹸を吊るすのが効果的なんだそう。石鹸の匂いを人間の匂いと勘違いして近づかなくなるそうな。

リヴェルナーノの建築は12世紀から13世紀に建造された古いもので、敷地内には1031年の文献にも記載されている古い教会もあるとか‥。マルコ・モンタナーリ氏の時代から改築が始まりましたが、それも近年完成。マルコ・モンタナーリ時代と違うのはセラーが移築されたことと‥(完全な温度管理になったそうです)醸造にグラヴィティシステムを導入したことだそうです。(グラヴィティシステムとは重力に逆らわずに‥収穫したブドウを搾って発酵させて熟成させて‥な一連の作業が上から下へ‥なシステムね)

現在のオーナーは、ボブ・クイッリオ氏とオーストラリア出身の妻、グドラム夫妻。ボブ・クイッリオ氏は、元々、フロリダのパームビーチで美術の取引や、劇場の興行に携わっていたそうで、ブロードウェイを中心としたアメリカ国内のみならず、ヨーロッパや、オーストラリアを駆け回っていたビジネスマンでしたが、2002年、夫婦でリヴェルナーノを訪れたのがきっかけで、ワインの生産者になることを決意‥マルコ・モンタナーリ氏からリヴェルナーノを引き継いだようです。ちなみに‥マルコ・モンタナーリ氏時代から、洒落たアグリツーリズモも経営してましたし、最近では、ウエディングパッケージ‥なんてのも掲載されてますね。また、ワインのみならず‥ジャムにハチミチ、オイルなんかも販売しているようです。

現在リリースしているのは、リヴェルナーノ、プーロ・サングエ、キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ、キャンティ・クラッシコに白のアニマ。「90C」というカジュアルラインの他に、同じ醸造所ながら、カサルヴェントという別ブランドもあり、違う個性、キャラクターが与えられており、以前まではエノテカ・ピンキオーリ独占だったワインもあるそうです。

残念ながらろくな情報がないのが残念ですが、アルコール発酵はバリック、マロラクティック発酵はトノー樽で行われ、そのまま18ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

スラリとしたロングボトル。正直ラベルの紙質は変わってて欲しかったのですが、これまでとなんら変わらない。意匠も同じですね。コルクがなかなかの質の5cm、弾力もあってよろしいのがうれしい。グラスはヴィノムのブルネッロ型、表記のアルコール度数は14度となります。同じ2015年のスタンダードなCCと同日毒味で、もちろん、こちらが後攻。バリックの風味、少しヴァニラな風味のある樽香をともなう果実香はオレ好みのやっぱりサンジョヴェーゼ100%だよな‥そうだよな!代(当主)が変われども、スタイルがまったく変わってません。前オーナーがピノ・ノワール的なものを目指した‥とされるのもうんうんと頷けるし、今もステファノ・キオッチョリがエノロゴを勤めているのかどうか不明だけれども、面影のまんま。色調はあくまでもサンジョヴェーゼ100%、口に含みますと、トスカーナIGTらしい(スーパータスカンとは最近書かないけどそれ‥)樽香が溶け込んだ果実味に深み、密度があるんだけれども、14度を感じさせない上品さもある。とても飲みやすいですね。バランスの良さも要因のはずですが、このプーロ・サングエというのはそういうトスカーナIGTなんですね。いい意味で、いい意味でよ‥同じラッダのモンテヴェルティーネやモンテラポーニとの共通項はない。これは、地理的に同じラッダであっても独立したテロテロだからかもしれません(ああ、なぜかテロワールとかけないわ‥)。

まとまりがあり、しんみりとした旨味ある果実味と酸味。まだ若い樽にクリスプなニュアンスがありますが、まったく違和感がない。トスカーナIGTらしさがあって、満足度が高いですね。14度も決して過剰ではない。過剰な濃さが身の上でないのは重々理解しているので、そういうのを期待されたら困りますね。あ、となるとやっぱり、そこはラッダらしいんだな。標高の高さ、冷涼さからくる線の細いながらも十分な酸味があり、どこかタイトで濃さに頼らないスタイルはリヴェルナーノも同じ。艶っぽい旨味。ミネラル推しでないがどこか透明感があるますね。口先から飲み込んでから終始一貫としたプーロ・サングエらしいサンジョヴェーゼの「血」。

二日目もヴィノムのブルネッロ型。いい樽香ですね。トスカーナIGTにふさわしい。サンジョヴェーゼらしい小豆、石灰の粉っぽさ、華やかなスミレとチェリーの香り。艶っぽい果実味に十分なエキスを感じ、フルボディだけれども重たいワインではない。甘味のあるタンニン、余韻も長いですね。うんやっぱりプーロ・サングエおいしいわ。いいサンジョヴェーゼですね。ちゃんと酸味あるんだな。トスカーナIGT、モダンな(語弊あり)樽香もありますが、その酸味、渋味は食事が欲しくなりますね。舌先から旨甘味がありたのしいトーン。ほんと長らく飲んでなかったワインですが、昔の印象とまったく同じ‥。ちっともスタイルが変わってないですね。おいしいです。

三日目もヴィノムのブルネッロ型。樽香は馴染んできましたね。二日目あたりから少し香ばしく、スモーキーな風味もあります。ギラっと赤い果実の香味は若さではなく元気。ながら輪郭はまろやかですね。フォンタッローロや、ペルカルロとはまた違うサンジョヴェーゼ100%のIGT。確かに酸味にラッダの冷涼さがあり、全体的なスタイルもエレガントですね。甘味もあるんですが、派手ではない。持ち味の酸味がおいしいサンジョヴェーゼです。この酸味はやっぱりトマトがいいな。煮込んだトマトの旨味と酸味、トリッパもいいし、玉ねぎの甘味上品なアマトリチャーナなんてどうでしょうか。そこはかとなくラッダらしさもありますが、プーロ・サングエのこれまでのイメージのまんまですね。おいしいですよ!

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