Aletmasi Riserva Graal Trent DOC 2002 Cavit
| |||||||
アルテマージ・リゼルヴァ グラアル ブリュット 2002 カヴィット
《イタリア/トレンティーノ/白/泡/シャルドネ70%、ピノ・ネロ30%/辛口》
イタリアのスプマンテの最高峰といえば、ロンバルディア州のフランチャコルタで間違いない‥と思っていますが、もうひとつ‥いわゆるシャンパーニュな品種構成と製法で、フランチャコルタの座に迫るのが‥トレンティーノなんですね。
みなさまも良くご存知の‥フェッラーリが超有名ですが、実は、このカヴィット社のスプマンテも世界的に評価が高いんですね。実は、アルト・ディジェでもお馴染みの‥いわゆる組合であり、その組合員の畑を合計すると‥5700ha!! フェッラーリ社が120haですから‥約50倍もの規模を誇ります。
その歴史は、1950年に創設され‥今なお4500もの葡萄栽培農家‥そして11もの醸造所を構えるんですね。そこから産出されるワインは、スプマンテだけではなく、トレンティーノではお馴染みのテロルデゴを筆頭に、ラグレインやマルツェミーノなどの赤品種、白品種もミュラー・トゥルガウや、ピノ・グリージョなどお馴染みの品種から\なるワインを多数リリースしています。
それぐらいの規模を誇りますので、ヴェロネッリ誌2010年度版の、カヴィット社の紹介ページの右隣のページには一面広告も打っちゃう感じですね。
さて、協同組合モノと聞いて、なんだか質が落ちるんじゃないの?なんてのは、今や昔の話。特に、アルト・アディジェや、トレンティーノでは、生産組合のワインながら高い品質を保ち、安定供給する生産者が多いんですね。しかも、大抵は、その評価の割には、安い‥うんうん‥いいことだ♪
そう言えば‥昨年、西野嘉高が掲載された東京カレンダー誌、内藤さんの「コストパフォーマンスに優れたイタリアワインはこれだ!!」なコーナー(76ページ)に掲載されているのが、アルテマージのノーマルのスプマンテなですよぉ
そんなカヴィット社のスプマンテの最高峰がこの、アルテマージ・リゼルヴァ グラアル・ブリュットなんですよっ!!実は、ガンベロロッソ誌では、トレビッキエリの常連なんです!!しかも、ノーマルのアルテマージの生産本数が300000本に対し、このリゼルヴァは15000本弱と、20倍もの差があるもんですから、毎年リリースと同時に完売するそうな‥。そんなアルテマージ・リゼルヴァですが、2002年ですら、トレビッキエリを獲得しただけではなく、最優秀スプマンテに(初!!)選出されるんですから‥これは飲んでみたいでしょっ!!
2002年‥夏期は、2001年よりも冷涼で、降水量も多かったのですが、収穫時には健全な熟度が得られたそうです。このリゼルヴァ・グラアル用のシャルドネは2002年9月10日に収穫が始まり、ピノ・ネロに関しては、9月中旬まで葡萄を熟させてからの収穫でした。リゼルヴァ・グラアル用の畑はトレンティーノの標高の高い丘陵地帯に位置する理想的なもので、その土壌は氷河期に堆積した土壌(トレント近郊の丘陵地帯と、プレントニコ高原、ラギー峡谷の頂上部の畑)と、火山性が由来の土壌(プレントニコ高原の頂上部の畑)、その他化石由来の石灰質土壌を持つ畑など、協同組合ならではの、様々な畑からの葡萄で醸されます。
収穫も、葡萄が自重で潰れないように、小さなカセットで集められ、ステンレスタンクとバリックを使って一次発酵と熟成が施されます。瓶内二次発酵の熟成期間は、48ヶ月で、出荷直前にデゴルジュマンされます。もちろん、メトード・クラッシコ‥いわゆるシャンパン製法で醸されますよっ!!
2002年とはいえ‥相当の出来だったからこその最優秀スプマンテ賞っ!!
ぜひ実感して下さいネっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
実は、ノーマルのアルテマージも飲んだ経験があるのですが、さすがにリゼルヴァな扱いか‥ボトルは分厚いもので、全体的に金色+赤色な百式仕様なのもなかなか高級感がありますが、フランチャコルタでさえも、なかなか日本の市場では認知度が低いわけですが、その名前で功を奏したフェッラーリと同じ地域‥と聞いて、100人中1人も、トレンティーノだなんて答えられないだろうな‥。それはさて置き、バックラベルに記載のアルコール度数は12度、2009の文字と、SBOCCATURAの文字‥後者はデゴルジェメントを意味し、二時発酵後、澱引きをした時期となります。2009の下にロット番号があるのですが、解読できず‥。2002年に収穫して‥発酵を経て‥瓶内二次発酵な48ヶ月を経たのが‥2009年ということですね。キャップシールには、捲りやすいように、切り込みが入れられているのは高ポイント。なお、このスプマンテは6本ダンボール箱入りなのですが‥SO2‥と大きく書いてあるのですが、SO2無添加バージョンがあるとは思えません‥何かは買い得できず‥。それにしてもキャップシールの作りが丁寧で、高級感ありますね。ラベルの変形な菱形はいかがなものか?と思いますが、シャンパーニュに負けないためにも、見た目高級感は重要かもしれません。コルクも問題なしですね。
グラスに注ぎますと、なかなか泡の持ち上がりはよろしく、スーッと持ち上がった泡が大人しくなると、そこには、16金あたりのゴールド色の液体。奥底に、シャルドネらしい南国のフルーツ香もありますが、よく熟れた蜜入りの青リンゴ‥な、爽やかな中にも葡萄の熟度を伺える香り、ブリオッシュというよりも、ナッティーな香り、イーストのニュアンス‥。
口に含みますと、なかなか熟成したシャルドネの香味が複雑で余韻は素晴らしく長い。酸味もきめ細やかで、泡も溶け込んでいます。それ以上に熟度の高い果実味がとてもやさしくも感じる部分もありますね。
味わいはドライ。酸味がイイですねぇ‥ガスと酸味が重なる部分に段差がありません。
ゲップ‥。
うん。ガス圧がそれなりにあるってことだ‥。たっぷりとグラスに注ぐと、案外、色はもっと濃いですね。18金に訂正。でも、うっすらと黄緑が刺す感じです。シャルドネの香味が良いですね。ボディの部分はピノ・ネロなのかな‥なかなかボディ感もあって‥ただただシャープなだけじゃない‥。2002年‥侮れませんな‥。
最初の一杯目ほどではありませんが、どこか熟成したシャルドネ?いや、ピノ・ネロかも?な香りが、軽く薫製された‥サーモンとかと合うような気がします。
もちろん、これで通すのもアリでしょうね。問題なく美味しいスプマンテです。酸味もガスもやっぱり豊富で、2002年とは思えないほど、きっちり熟した葡萄が使われている‥と想像できる酒質‥相当な選果もしたでしょうね。
ゲップ‥。
二日目です♪シャンパンストッパー‥もとい!!スプマンテストッパーを外しますと‥シュッポンっ!!うんうん、大丈夫‥大丈夫。西野嘉高の場合、いわゆるフルートグラスではなくオヴァチュアで飲んでる‥というのも影響していますが、グラスの中で‥そのツーっと真ん中から沸き上がるような泡は少なめではありますが、飲めば、しっかりとガスを感じますし、このスプマンテの場合は、やっぱり、そのガス質と、酸味の粒が揃ってる‥というのが利点かもしれませんね。
シャルドネ感ありあり!!で、西野嘉高の好きなタイプであるのは、二日目も同様で、酸味が、ミネラルの輪郭を規則正しく並び、転がる様がまた素敵。余韻‥香りの中にシャルドネだけではないピノ・ネロを感じつつ‥
よく考えたら‥これ4980円なのよね‥。この果実感‥ガス、酸味‥そして余韻‥うーん、これは極上のコスパかもしれぬ。
ぜひ、泡好きのお客様っ!!お試し下さいっ!!
TOPに戻る |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る |