Chianti Classico 2013 Monteraponi

トスカーナ州の赤 > Monteraponi

更新履歴 2015/07/16
販売価格

3,000円(税込)

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キャンティ・クラッシコ 2013 モンテラポーニ
《イタリア/トスカーナ/サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%/ミディアム》


キャンティ・クラッシコ地区の数あるコムーネの中でも、比較的標高が高くその繊細でデリケートな酸を持つサンジョヴェーゼを数多く生むのがラッダ・イン・キャンティ。そんなラッダの中心街から約3kmほど南西に位置するモンテラポーニという小高い丘の頂上にアジェンダを構えます。モンテラポーニの畑と熟成庫は998年より存在していたとされ当時の所有者はこの蔵の最高のワイン名前になっているウーゴ男爵でした。3つの塔を囲む四角形に構築された忠誠の町並みを修復・復元した建造物はウーゴ男爵から修道院の手に渡り、現在の所有者であるブラガンディ家が購入したのは1974年とのこと。ラッダらしい高い位置に所有する土地は200haながら、ブドウ畑は標高が420mから560mに位置する10ha、内8haがキャンティ・クラッシコDOCG認定の畑となります。

現当主であるミケーレ・ブラガンディ氏によって2003年からビオロジックに切り替え、自社瓶詰めを開始し、2009年に認定を受けました。砂質や、ガレストロの非常に痩せた土地、森に囲まれたモンテラポーニ特有のミクロクリマを持ちます。仕立てはグイヨが中心で年によって畝の間に様々な植物を植えることで緑肥を行い、土壌を管理しています。2007年からはマストロヤンニ、ボスカレッリ、グラッタマッコなども担当するマウリツィオ・カステッリ氏がエノロゴを勤めています。

醸すキャンティ・クラッシコは三種類。それ以外にもエントリーラインのロッソ(IGT)や、サンジョヴェーゼとメルロからなるロゼ、トレッビアーノの白、ヴィン・サントなどを醸造、グラッパやオリーブオイルもありアグリツーリズモも営んでいます。


モンテラポーニの軸となるキャンティ・クラッシコ。畑はモンテラポーニの最高峰であるCCRバロン・ウーゴの畑のある丘の斜面の下部。下部とはいえ標高は450mを超えます。平均樹齢役15年の比較的若樹からのブドウとなりますがこれらの樹は、そのバロン・ウーゴ畑で栽培されている樹をマッサル・セレクションで植樹したもの。

手詰みでの収穫後、ブルゴーニュ地方で盛んに使用されているDemoisy社の除梗機で皮を傷つけないように丁寧に除梗。最高28度を超えないように配慮されながらも温度管理はされていません。ノンブロ社の楕円形セメントタンクでの野生酵母のみでのアルコール発酵とマセラシオンは35日間。2012年よりも10日長くなっています。これはブドウの出来がよかったためとのこと。その間、定期的にピジャージュとルモンタージュを行成後、セメントタンクで1ヶ月ほど休ませ、下弦の月の時期に無濾過、無清澄、自重によって瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ラベルデザインもいいんですよね、モンテラポーニは。畑と醸造所の絵に紋章、フォント使いもとても洗練されていて伝統的、硬派なラベルデザインは変わらず。向かって右側にどなたかのサインのような筆記体の走り書きがあるのですがこれは何か不明。2011年は14度、2012年に引き続き表記のアルコール度数は13度となります。コルクはなかなかの4.5cm。グラスはヴィノムのキャンティ型が割れてないので、オヴァチュアです。色がいいですね。2012年よりもハッキリと良さそう‥と思える色合い。明るめながら暗さもある(どないやねん)。淡いピンクのエッジからルビーへのグラデーション。

ブドウの皮と、ブドウ果汁。スミレのエッセンス華やかで、熟したブルベリーの果汁、紫色のイチゴの風味がありますね。決して重さは感じさせない香りはCCらしさでもあります。鼻孔をくすぐるような粉砕されたスパイスに、どこか蝋っぽい風味。2011年ほどの完熟感ではなく、若いワインらしい新鮮さも少し感じますね。

口に含みますと、ドが付くほどのミディアム。口の中を満たしながらも外側へのベクトルの押し広げる力はおだやかで、十分な密度がありながらも押し付けがましさがない。すでにまろやかさもあるが、もちろん酸は果実に浸透するように広がる。渋味も質が高くバランスもいい。2012年よりは2013年で間違いない。14度のパワフルなスタイルも悪くないが、13度の飲みやすさも捨て難い。

透明またはクリスタルに感じるようなミネラルではなく、確かにミネラルは存在するがブドウ色に染まっている。イチゴ系の風味があり、どこか若いブルゴーニュにも似ている。うん、そうなのかもしれない。

グラスの中で空気を含んだ分だけ口の中での存在感が増す。そして一体感がありますね。もちろんCCR達と比較すれば軽めの酒質ですが、決して薄さではない。まだ初日の一杯目ですから、少し平坦な部分もありますが、すでに飲みやすいんですよね。しかも旨味だって感じる。程よさ‥これがCCに求められるとすると、やはり兼ね備えている。うん、どんどんとグングンと美味しくなってきたぞ。

少し控えめの二杯目はグラスをサイズアップしてヴィノムのボルドー型で。うん、もちろん香りの量は増えます、密度も保ってるしヌケることはありませんね。元々がキレイなミディアムボディとなると、グラスもあまり大き過ぎないもの‥と思いますが大丈夫ですね。2013年は思った以上にエレガントに感じます。そして超バランス型。

控えめの三杯目。グラスはブルゴーニュ型に。スミレに華やかさ、木苺、ただただ表面積の大きさという香りの量の多さ以上に香りはとてもいいですね。香りは華やかながらキューっと一点に集中するようなニュアンスもある。飲み口も決して平坦ではなく‥なるほど、ピノ的に使えと‥。うん、わかった。

二日目です。グラスはブルゴーニュ型。うん、このグラスやな。2010年のCCRイル・カンピテッロにもピノ・ノワール的な香味を感じましたが、それをカジュアルにした感じ。2012年にまったくそうは感じなかったし、2011年はしっかりと熟度があってピノ的ではなかった。

ラッダの冷涼さが酸によく表現されている。香りはやはりイチゴ、スミレにブルーベリー。口に含むとよりなめらかで、甘味も増幅している。旨味に厚みも感じるし、初日よりもやさしい膨らみを感じますね。でも、まったく重々しくはない。でも軽いわけじゃないんだけれども。とてもチャーミングな果実の香味でそこに若いピノ・ノワール的なものを感じているのだろう。

でも、もちろんサンジョヴェーゼなんですけどね。どこかこの赤々しい感じはグロッソっぽい。ふむふむ、バランスもとてもいいですね。大振りのグラスでも崩れることもありません。

三日目は、さすがに小振りなグラスにしようかとも思ったのですがブルゴーニュ型です。うわああいい香りや。ジャミーという意味ではないイチゴのインキーな感じ。まだセラー温度だと低めだけれども、少しスモーキーさや乳な口当たりを感じます。スパイスとタンニンが複雑、余韻も長く感じますね。三日目のブルゴーニュ型でもなんらヘコタレない。

いんやああ。2013年はピノ的なエレガントさがあるわ。2012年はちとアンバランスに感じた部分が補整されてる。とてもスムーズなミディアムで香りがいいの!

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