Roero Rosso 2021 Matteo Correggia
→ Tremilla Yen di Vino Italiano :イタリアワイン三千円
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ロエロ・ロッソ 2023 マッテオ・コレッジァ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/辛口》
ロエロ地方‥アルバから10kmほど北上したカナーレ地区にアジェンダを構えるマッテオ・コレッジアの設立は1935年。当初は様々な果実栽培や畜産業を営んでいましたが、ワインの生産を始めたんですね。当時のロエロ地方は、平地部分で栽培されていたこのアルネイス種からなる白ワインの生産が主で、栽培されていたネッビオーロやバルベーラはランゲ地区の生産者に売られていた歴史を持ちます。
しかしマッテオ氏は、カナーレ地区最西端で、南向きの一枚畑を購入後、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹し、品質の高いブドウを生産し始めました。最初は、ロベルト・ヴォエルッツィオや、エリオ・アルターレなどに醸造前のブドウの段階で売り渡していましたが、1987年‥ロベルト・ヴォエルッツィオのすすめで自社醸造、瓶詰めを始めました。その後は、エリオ・アルターレなどの助言を得ながらロエロの、マッテオ・コレッジアのスタイルを築き上げてきたのです。
しかし、2001年‥畑での作業中に不慮の事故でマッテオが帰らぬ人となりました。それ以降は婦人であるオルネッラ女史を中心に、マッテオの意思を引き継ぎ、そのスタイルを維持しています。また醸造にはラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティ氏などの助言を得ているそうです。
ランゲ地方とロエロ地方‥いずれの土壌も豊富な石灰分を保有しますが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなります。ロエロは東に行くほど表面の砂質が多くなる傾向にあるそうです。特に、マッテオ・コレッジアが位置するカナーレ地区の西端は、石灰岩と砂質が豊富で、6層にもなる複雑な地層となり、それはマッテオ・コレッジアのワインに個性として表れます。
ランゲでもアルネイスの栽培は行われていますが、アルネイスといえばこのロエロが著名ですね。もちろん前述の通りマッテオ・コレッジャの歴史とともに歩んできた品種になります。
マッテオ・コレッジアがリリースする三種類のロエロ・ロッソの中でも一番スタンダードなものがこちら。海抜280mから330mのロエロらしい砂質主体の土壌。ステンレスタンクでの6日から8日間の短めのマセラシオンと低めの温度からアルコール発酵の後、マロラクティック発酵の前に大樽に移し替え、澱と共に6ヶ月の熟成後瓶詰め。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ノマコルクの4,5cm。表記のアルコール度数は14度。グラスはザルトのユニバーサル型。砂質らしいネッビオーロではありますがバラの香りはほどほどで、強すぎない。おっとなかなか複雑さも感じる果実香、スパイス混じりのチェリーに未熟さはありません。口に含みますと、なるほど大樽らしい穏やかな酸化を感じる果実の香味のなじみ。でも、よく考えると、現地現行は2022年よね‥それが2021年はラッキー過ぎる。なるほど、1年の差がこの馴染みをもたらすのかもしれませんね。口の中を満たす密度を感じるも、重過ぎない。やわらかな旨味があり、渋味も酸味も上手にこなれていておいしい。
なるほど、イキナリおいしい系ですね。イガイガするような酸味や渋味は皆無で、旨味がありなめらか。ロエロらしい早くからおいしいネッビオーロに仕上がっています。時間経過とともに、少しバイオレットの旨味が出てきますね。これが芳香過ぎると(食べたいもん)を想像できなくなるので、華麗にスルーとなりますが、程よい複雑な香味のひとつ。合わせたい料理は‥‥結構ニュートラル、いい意味でオールマイティーですね。ネッビオーロの個性は感じつつも、ヴィーノ・ロッソとしての役割はしっかり果たしてくれそう。軽めのデミグラスソースなハンバーグや、クロケット。ネギや七味を伴わない牛スジの煮込み‥ってことは、牛ほほ肉とかタンの煮込みやシチューもいいかもしれませんね。あまりバター使わないパターンで。
二日目もグラスはザルトのユニバーサル型。この2021年は、ロエロらしいバラの風味はやや控えめ、どこかランゲのネッビオーロの雰囲気がある。バランスもよく、おいしい渋味も印象的。果実味もありますが、カジュアルな甘味ではない。酸味もしっかりとあり、ネッビオーロとしてとてもおいしいし、若くから飲めるのはやっぱりロエロなんだな。若飲みするならロエロがいいですね。とはいえ、渋味(と酸味にも)秀でたネッビオーロ、椎茸の肉詰めにイタリアのチーズとかどうでしょうね。ケチャップではなく塩とオリーブオイルで。チェリーやフランボワーズ、ベリー類の果実味もあるので、そんな感じのソースで鹿肉でも喰いたいとこですけどね。
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