Redimore Irpinia Aglianico 2015 Mastroberardino

カンパーニャ州の赤

更新履歴 2018/03/08
販売価格

2,480円(税込)

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レディモーレ・イルピニア・アリアニコ 2015 マストロベラルディーノ
《イタリア/カンパーニャ/赤/アリアニコ/フルボディ》


カンパーニャ州の歴史ある生産者と言えばこのマストロベラルディーノを差し置いて他にありません。1750年頃からワイン造りに携わっていたようですが、マストロベラルディーノとしての創業は1878年だとか。元々はベラルディーノという名前だったそうですが、二代目の当主であるピエトロがマストロ=マエストロ=名匠の称号を得てからはマストロベラルディーノという名前になったそうです。

近年、カンパーニャ州に置いても国際品種への移行は少なからず…な状況ですが、徹底してカンパーニャの土着品種にこだわるのもマストロベラルディーノの姿勢ですね。フィアーノ・ディ・アヴェッリーノDOCG、グレコ・ディ・トゥーフォDOCG、そしてタウラジDOCGもマストロベラルディーノあってこそ‥と言えます。

そんなマストロベラルディーノのタウラジではない赤、アリアニコ種をより楽しんでもらうためのワインがこのレディモーレ。マストロベラルディーノ的には「CRU」のラインにカテゴライズされています。

「Redimore(レディモーレ)」という名前は「ベリーの王様」を意味すると正規輸入元資料には記載がありますが何かどうなんだかはわかりません(方言なんですかね)。

イルピニア・アリアニコDOCを名乗り、収穫されたうアリアニコはステレンスタンクでのアルコール発酵と、マロラクティック発酵。新樽100%のバリックで12ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ボトルは近年のマストロベラルディーノらしいボトルネック長め、スラリとしながらもしっかりとした凹み、ややマッチョな瓶型。ラベルも近年リニューアルされたデザインになりましたね。このレディモーレは馬に乗った騎士が杯を持ってこっち見んな!
な、感じです。コルクは、もうひとがんばりしてほしい4.5cm、グラスは新樽バリック100%、表記のアルコール度数13.5度というよりもアリアニコというタニックな品種を思ってヴィノムのボルドー型にしてみましょう。ということで表記のアルコール度数は13.5度となります。

アリアニコらしい色の黒さ、エッジのピンク紫からの暗黒はやっぱり見た目はカベルネに見えちゃいますね(ブラインドの時は色からの情報でアリアニコも可能性あり…としなくちゃね)。少し鉄分を感じる果実香は、ベリーベリー、トリプルベリー。少し皮がカブトムシ色のチェリーっぽさ(アメリカンチェリー)もあるかもしれない。新樽バリックは決して派手ではないが、やわらかな樽香があり、少しの香ばしさも感じる。ただ、果実香主体なのは変わらないし、香りから、実は食中酒的であり、ドを越すような濃さ推しではないのも伺える。

そんなブドウ皮のスパイスはほんのりと甘味を帯び、穏やかな旨味、酸味も渋味も豊富ながら、結構丸みを感じますね。トスカーナの2015年同様にバランスに秀でておりとても飲みやすい。これまでのビンテージも(実は、ちょくちょく飲んでる)それほど濃さ推しではない酒質ですが(新樽バリック100%と聞くと濃いかも?と想像するんだけれども)、どこかミネラルの瑞々しさがあるので、ミディアム+とも言えるし、13.5度というアルコールのボリュームに頼るわけではないボディ感は飲みやすさ優先でとてもいいですね。

奥底に潜むのはスミレに似た、でも否なる花。アリアニコという土着品種らしい地味もあるが、決して癖ではない。南イタリアの田舎のワインではなく、スタイリッシュに仕上がっていますね。あれ、こんなに旨かったかな。この価格帯だと、キャンティ・クラッシコあたりと競合しますが、あたしの選ぶそれらと遜色の無い(赤ワインとしての)出来栄。もちろん、品種特性はアリアニコですね。

ほろ苦く、ほろ甘い。ほどよい旨味。

二杯目です。うん、古臭くはないですね。もちろん、バリバリモダンなわけでもないし。新樽バリック100%なんてオーバースペックにも思えましたが、思った以上に樽のコントロールもできていてすんなりとまとまっています。こういうストレスのない、スムーズなワインがあたしは、今好きなんですよね‥これも加齢かもしれませんが。

二日目もヴィノムのボルドー型。やはりアリアニコへのアプローチはカベルネと似てると思うんですよね。タニックだしね。そういう意味でも新樽100%のバリック熟成も悪くない。もちろん、タウラジは大樽でじっくりやんけー!ですけども。でも、アリアニコ100%ですがタウラジじゃないのをこういう造りで仕上げると若い内からもとても飲みやすくおいしい。

で、二日目はさらに香り高く開いていますね。スミレやバラ、どちらでもないがフラワリーな香りと、熟したベリーの果実香もいい。新樽バリックとはいえ、決してバリバリバリックではもない。樽香はとても効果的ですね。初日よりも重く、深みを増した飲み口。やはりタンニンがギッちりしていますよ。溶け込みながらも張りのあるミネラル。こういうタイプはやはり炭火で焼いた肉がいいですね。やはり牛肉がイイと思うんだけれども、焼き鳥もいいかもしれない。

三日目もヴィノムのボルドー型。これぐらいのグラスがるといいですね。よりおおらかに果実味を楽しめますし、渋味由来の構成感もしっかりと感じます。骨格っちゅーやつですね。果実味はよりまろやかになってきました。うまいねえ。余韻も十分に長い。もちろん酸味も良質だけれども、渋味を中心としたベリー系果実、揺るぎない構成、カチっとしてるのは硬さというよりもスタイリッシュなまとまり。トスカーナIGTよりも硬派な感じだな(うん、硬さがおいしい)。

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