Pian del Ciampolo 2024 Montevertine
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希望小売価格 10,780円税込→ 通常特価 8,980円税込→ 6,980円税込
ピアン・デル・チャンポロ 2024 モンテヴェルティーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョベーゼ90%、カナイオーロ5%、コロリーノ5%/フルボディ》
キャンティ・クラッシコ地区の中でも比較的標高の高いラッダ・イン・キャンティにアジェンダを構えるモンテヴェルティーネは。1921年、ミラノ生まれ。20歳の時、ポッジボンシにある父の鉄鋼業を引き継ぐためにトスカーナに移住、ヨーロッパの鉄鋼危機の前、1960年台半ばに事業を売却しました。1968年、別荘として、海抜425mのその地を取得。ラッダに住んでいたブドウ栽培農家のブルーノ・ヴィーニと共にブドウの栽培を始めます。1971年にはジュジオ・ガンベッリが合流し最初のキャンティ・クラッシコが誕生します。リゼルヴァは1975年から、レ・ペルゴレ・トルテは1997年にデビューすることになります。残念ながら2000年の11月14日、セルジオ・マネッティは他界しますが、その後息子のマルティーノ・マネッティの時代が始まります。現在はブルーノ・ヴィーニ氏も他界し、ジュリオ・ガンベリの愛弟子であったエノロゴ、パオロ・サルヴィと共にモンテヴェルティーネを守ります。
当時のDOC法にあったキャンティに白ブドウをブレンドすることを嫌い、1977年に古木から収穫されたサンジョベーゼ100%でのみ醸造、当時VDTととしてリリースされたのが、レ・ペルゴレ・トルテですね。枠に囚われないサンジョヴェーゼの造り手として一躍トップ生産者になりました。しかしモンテヴェルティーネの基軸となるのは、その名を冠するこのモンテヴェルティーネ。1971年が初ビンテージ、1981年まではキャンティ・クラッシコを名乗り、その規定の範疇でワイン造りをしていたはずですが1982年からはIGT(当初はVDTかな)に。DOC法に捕われないワイン造りを追し1985年にはキャンティ・クラッシコ協会からも脱退してしまいました。
そんな革新派であるモンテヴェルティーネではありますが、その酒質は今となってはクラシカルに感じるほどブドウ品種‥サンジョベーゼの個性を素直に表現した作品に仕上がっており、キャンティ・クラッシコよりもキャンティ・クラッシコらしい‥という皮肉な結果をもたらします。
キャンティ・クラッシコ的な位置づけで例えるとCCRのような存在なのがその名もモンテヴェルティーネの「モンテヴェルティーネ」。モンテヴェルティーネの名を関する軸となるワインでもあります。かつては、CCRをあざ笑うようにわざわざ「モンテヴェルティーネ・リゼルヴァ」と、「リゼルヴァ」を付けていた時代もありましたが、今は付けていません。これは、スペック的に「リゼルヴァ」格かどうか‥という問題ではなく、あくまでもウチはキャンティ・クラッシコ(・リゼルヴァ)なんて名乗んねーよ!でも、オマイラのリゼルヴァってなんやねん!という感じだと思われます。もちろん、IGTは名乗るわけで、IGTでリゼルヴァは名乗っちゃダメな規定が出来た‥という可能性もあるが調べてません(調べろよ)。なお、イル・ソダッチオのクリュは植え替えのため1998年がラストビンテージとなっています。
ここまでテンプレ。
このピアン・デル・チャンポロはモンテヴェルティーネの中では最もスタンダードなサンジョヴェーゼ主体のワイン。haあたり45hlの収量。セメントタンクでの約25日間のアルコール発酵とマロラクティック発酵の後、スロヴェニア産の樽で12ヶ月の樽熟成が施されます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのラベル。コルクは良質の5cm。グラスはザルトのユニバーサル型。2023年との違いはアルコール度数。2023年は13,5度ですが、この2024年は12,5度。色調は2021年のモンテヴェルティーネよりもエッジ部分から数センチ淡め。香りには新鮮なフランボワーズ、青果のチェリー、スミレ。モンテヴェルティーネの作品らしい香りがあり、2021年のモンテヴェルティーネよりもいきなり飲めるであろうも想像できる。せっかく2023年も在庫があるので、先に飲んでおけばよかったかなと思うも、ピアン・デル・チャンポロの共通セカンドであり、若い内から美味しく飲めるのスタンスに変わりはない。口に含みますと、うん、おいしい。輪郭はやわらかなんだけれども、程よい密度感がありヌケがない。旨味と甘味がすでにあり、余韻も長い。樹齢が上がった分、エエトコはモンテヴェルティーネなどに格上げされたはずだが、全体的なレベル向上は最近のピアン・デル・チャンポロを飲んで思う共通項。ただ、断然、今、飲みやすいのも嬉しい。ペルゴレ・トルテや、モンテヴェルティーネだと熟成を考えてしまうが、モンテヴェルティーネらしさがありながらも今飲めておいしいのがいい。造り分けとまではいわないが、それなりに価格に応じたヒエラルキーはあるものだ。
少しローストした樽の風味は決して曇った感じではない。やわらかなんだけれども構成感を損なわないのはいいですね。度数が低いか?いや、そもそも13度ぐらいがアベレージで、(表記の)前後0,5度ぐらいは誤差の範囲なんじゃないかなと思う。ローストビーフ、牛肉のタタキ(ポン酢でもいい)、ランプレドット、トマト味系全般だけれども、トンテキとかもありかと思う。少しプラムの表情が出てきましたね。色調はね、モンテヴェルティーネよりも淡く明るいですね(上からしげしげと眺める)。甘味のあるタンニン、心地よい酸味、今飲んで三日目の方がというよりもこっち推したいのは本音。2023年はもう少し密度が高かったかもしれません(遠い目)。ただ、2024年にネガティブな要素はない。だっておいしいんだもん。案外、甲殻類や軟体系の魚介を香ばしく(炭火などで)焼くか、トマト煮込み的なら肉でなくてもぜんぜん行けそうな許容範囲もステキ。
二日目もザルトのユニバーサル型。初日より馴染みやまとまりがあるのは当然として、やっぱりモンテヴェルティーネのワインの中で一番早くから飲めるスタイルですね。こういう序列は大事。モンテヴェルティーネの風味もちゃんとあるし、価格は上がったけれども、初期の頃よりは品質も向上していると思う。キャンティ・クラッシコとは、まあ違うよね。ブラインドだとどうだろう(自信はない)。良質のサンジョヴェーゼという共通項もあるんだけれども。2023年にも感じましたが、モンテヴェルティーネやペルゴレ・トルテの熟成途中の雰囲気、それらがようやく柔らかくなった感じの感じが最近のピアン・デル・チャンポロにある。でもそれは酸化が進んだとかそういうんじゃくって、肩の荷が降りる感じに近いかもしれません。
三日目もザルトのユニバーサル型。旨味と酸味でとてもジューシー。モンテヴェルティーネのような硬さを感じることはなく、若いうちから楽しめるのはとてもいい。今なら2023年も併売しているわけですが、表記のアルコール度数で1度の差がある。前後0,5度範囲とすると、最大2度も差があるが、まあ、そこはほぼほぼ1度の差と考えていいし、飲み口ににも2023年よりも度数の低さを感じます。ただし、度数が高けりゃいいってもんじゃない。そもそも、モンテヴェルティーネでも13,5度、今時のトスカーナIGTならアベレージが14度だと思うとそもそもモンテヴェルティーネは度数が低めの造り手です。2023年と比較すると2024年はアルコール感、アルコール由来のボリュームは少し控えめに感じます。しかし、密度感に不足はないし、旨甘味のある酒質はモンテヴェルティーネ系の熟成後に表現される要素のひとつと思うと、この2024年も「らしさ」があって十分合格です。
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