Flors di Uis 2024 Vie di Romans
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希望小売価格 8,690円税込→ 通常特価 6,980円税込→ 特別価格 5,780円税込
フロールス・ディ・ウィス 2024 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/マルヴァジア・イストリアーナ55%、(トカイ)フリウラーノ19%、ライン・リースリング26%/辛口》
フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。
17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。
創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。
彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。
流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。
2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。
イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。
イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。
また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。
■2024年のビンテージ情報
2024年は冷涼で湿潤な春と、暑く乾燥した夏が対照的に現れた気候の振れ幅
の大きな年となりました。春先の豊富な降雨は育成を支える一方で、病害リ
スクを高め、丁寧な管理が求められました。夏は高湿と水不足により樹にす
とれすがかかりましたが、精密な灌水により健全なバランスを維持すること
ができました。成熟は順調に進み、収穫はやや早めに開始。健やかな果実を
収穫することができ、成熟したアロマと骨格のある美しい酸が特徴の、全体
として調和とエレガンスに優れたビンテージとなりました。
■CMC添加に関しての情報
2024年ビンテージからCMC(カルボキシメチルセルロース)という食品添加物
が添加されております。主な効果は酒石酸の結晶である酒石の発生を防ぐこ
とだそうです。CMCは食品添加物として広く認められており(日本でもね)、
適切な基準に従って添加されています。元々は、低温でワインに不要な物質
(主に酒石)を取り除く方法をとっていましたが、この従来の方法では、ワ
インに必要なアロマ成分も除去されているに感じ、CMCの添加に至ったそうで
す。
「フロールス・ディ・ウィス」とは「花の香り」という意味。単一品種からなる個性と、らしさ溢れる酒質が魅力のヴィエ・ディ・ロマンスのラインナップの中でドゥトゥンと、このフロールス・ディ・ウィスのみ混醸となります。このフロールス・ディ・ウィスに混醸される品種は三種類。セパージュ比率はビンテージによって異なる可能性がありますが、マルヴァジア・イストリアーナを主体にリースリング・レナーノ、フリウラーノが混醸されます。
合計の畑の面積は3,88haとこれまでと同じ。1987年、1995年、2001年に植樹されたブドウとなり平均樹齢32年のブドウ樹は、ボキス、チャンパニス、ヴィエ・ディ・ロマンスの畑で栽培されており、砂利や、小石を含み、鉄分を多く含む赤味がかった砂質のシルト質土壌だそうです。海抜は29mから34mの畑で収穫されたブドウで醸されます。
2024年は、9月7日、8日、17日の収穫。例年フリウラーノ→リースリング→マルヴァジアの順番に収穫されます。ブドウは約8度から9度でのコールドマセラシオンの後、16度から19度に温度管理されたステンレスタンクで澱と接触させたまま18日、16日、20日と品種によって違うアルコール発酵期間。マロラクティック発酵は行われずにステンレスタンクで澱と接触させたまま約8ヶ月の熟成後2025年の5月16日と19日に瓶詰め。10ヶ月の瓶熟成の後リースされます。
アルコール度数は2008年が14.4度、2009年が14.86度、2010年が13.9度、2011年が14.4度、2012年は14.42度、2013年は14.00度、2014年は12,60度、2015年は13,10度、2016年は14度、2017年は13.5度、2018年は13,44度、2019年は13,33度、2020年は14,22度、2021年は13,84度、2022年は14,2度、2023年は13,8度、2024年は13,69度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型。微かに黄緑が交差するレモンイエロー。ヴィエ・ディ・ロマンスの混醸は、樽ドネと樽ヴィニョンのドゥトゥンまたは、この三種混醸のフロールス・ディ・ウィスとなります。マルヴァジアとフリウラーノはそれぞれ単一品種でリリースされていますが、リースリングは、今やプリン・フリートがありませんので、単体ではありませんね。毎年この三種の混醸、比率はある程度は変わりますが、2024年はアベレージかな。香りはマルヴァジア主体だと感じていますが、そこが混醸の巧みな部分ですね。黄色と橙の柑橘の香り、白い果肉果汁も桃やら梨やら‥いい意味で「どっちにも感じる=どっちも感じる」という複雑さ、どちらを強く感じるても、どちらかではないのが混醸の良さですね。香りにも密度があり、少し蜜な感じもヴィエ・ディ・ロマンスらしさ。口に含みますと、口の中をそれなりの重さを伴い、低い重心で満たします。リースリング由来のスパイスがあり、やわらかなミネラルが豊富な酸をまろやかに感じさせ、苦味もあってドライな収束。梨よりも桃かな‥どっちもあるんだけど。柑橘は熟れたグレープフルーツのヒント、セージ、イタパセ、おいしい緑の苦味。さすがに「味」に強さがあり余韻も長い。閉じではない詰まり(密度)を感じるかもしれませんが、香りは開いてますね。アロマが強すぎるわけでもないので、食中酒寄りのスタイル。でも、いい意味で三種根性となると、何か特定のお料理が案外浮かばないが‥サルティンボッカ、シジミ、アサリ、ハマグリ‥貝類の旨味のソースのパスタ+イタパセ。いい意味でキンキンに冷えないタイプ。これはこの密度感、ボディ感を楽しみたい。まだ初日ですが、上手くまとまってますね。以降、温度も上がってくる表情は変わるのも楽しみですが、一体感はある。その繋ぎ役はフリウラーノかな。フリウラーノのオイリーさというボディ感に内包されてる感じ。温度が上がってくると、リースリングかなあ、いや、これはマルヴァジアかな‥というのも楽しいのが混醸。全体的なバランスは温度が上がっても崩れないしユルまない。お馴染みの回答ですが、温度が上がると旨味も増します。いやあ、毎年、なんだかんだとガンバロロッソで何かしらトレビッキエリを獲得しています。今年はこのフロールスかなあ(想像)。基本シャルドネやソーヴィニョンは、好敵手が多いですからね、シャルドネよりもソーヴィニョンの方がトレビッキエリ獲得することも多いと思いますが(まったく調べてません)。大穴というか、実は実績あるのがこのフロールス・ディ・ウィスだったるするんだな。うん、きっと2024年はコレ(保証なし)。うん、例年よりもなめらか濃密、クリーミーに感じるな(温度が上がると)。これもおいしいね。少しリッチな(バター)お料理に、ハーブを合わせるのが合うと確認(豚肉とか、旨味の強い貝類とか)。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型。マルヴァジアとリースリングが香味の主体かな。構成的にもフリウラーノは一番少ないですしね。とはいえ、フリウラーノの下支えというかオイリーなボディ感はきっとそれ。マルヴァジアはアプリコットや熟れたリンゴ系の香り、スパイシーなのは、リースリングの蜜部分と共有感ありますね。単一品種では表現できない、(良い意味で)得体の知れなさが不雑さを感じさせ、考察させる。どこかメロンもありますね。いろんなフルーツがありますが、全体を通してハーブが効いてます。旨味はありますが、旨味推しでもないのもいい。旨味は後半の余韻の味の強さに繋がる感じ。一体感、まとまりもあって、いつもながらおいしく、イタリアらしい混醸の白に仕上がっています。
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