Ser Lapo Chianti Classico Riserva 2021 Castello di Fonterutoli / MAZZEI
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キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ・セル・ラポ 2021 フォンテルトーリ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ90%、メルロ10%/フルボディ》
カステッリーナ・イン・キャンティ地区。1945年からマッツェイ家が600年にも渡り所有する由緒正しき老舗になりますね。所有する敷地は650haと膨大ですが、ブドウ畑は110ha。海抜220mから570mに位置する7つのエリア、合計114の区画でブドウが栽培されています。要のサンジョヴェーゼは長きにわたりマッサルセレクションとクローンセレクションの研究を重ね、現在では36種類ものバイオタイプのサンジョヴェーゼを栽培しています。また、平均的なキャンティ・クラッシコの植樹率の三倍にあたりhaあたり7,500本の高密植となります。2007年には建築家でもあるアニューゼ・マッツェイによって建設された新しい醸造所は三階建で、その65%を地下に配置することでグラヴィティシステムとなっています。マレンマや、シチリアにもエステートを所有していますが、もちろん本拠地はトスカーナ。シエピやコンチェルトのトスカーナIGT以外に、CCGSは三種類、フォンテルトーリの名前を関したCCもつと有名ですが、今回はひとつ上のクラスとなるセル・ラポの名を冠するキャンティ・クラッシコ・リゼルヴァのご紹介。
初ビンテージは1983年。海抜250mから330mのコルニアの畑は粘土と石灰岩土壌。290mから350mのカッジョーロ畑は粘土室のアルベセーゼ石灰岩土壌。平均樹齢は15年から30年。株密度は古い棟はhaあたり4,500本、新しい棟は7,500本となります。2021年は9月22日に収穫。26度から28度に温度管理されたステンレスタンクでのアルコール発酵とマセラシオンは15日から18日。新樽比率50%のフランス産の500Lの樫樽で12ヶ月の樽熟成。2023年の12月に瓶詰されました。
■ワインアドヴォケイト/93点
The Mazzei 2021 Chianti Classico Riserva Ser Lapo is almost all Sangiovese with a 10% drop of Merlot that gives considerably more texture and richness to the mouthfeel. This mid-weight red is packed with blueberry and plum, and it shows mild spice to close. It has the inner stuffing to pair with a classic chicken roast with twice-baked potatoes or something universally appetizing.
■ジェームス・サックリング/94点
A solid, well-shaped, focused and vibrant riserva with aromas of wild currants, Morello cherries, warm herbs and baking spices. It’s medium-bodied with fine, firm tannins, yet it has so much intensity and drive. Structured and balanced, with great energy at the center. Succulent and agile, with a lively core of juicy forest berries mingling with the dried herbs and funneling toward the focused, medium finish. Try from 2026.
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルデザインはきっと変わってるんだと思うんだけど、昔からのセル・ラポのラベルってこんな感じよね‥な既視感。向かって左上の蜜蝋っぽい赤い丸は凸モールドになっててチープじゃない。ただ、ラベルにはどこにもフォンテルトーリという文字はあるんだけれども(バックラベルに)、基本的にはマッツェイの方が文字は大きい。コルクは上質の5cm、グラスはザルトのユニバーサル型。表記のアルコール度数は13,5度。
お手本のようなスミレと少々のスパイス香。タンニンや酸味を連想させるスパイスや果実香もあるが、香りはすでに洗練されていますね。とりあえず口に含みますと、うーん、ほんとお手本のようなキャンクラです。上質な輪郭があり、程よい密度感、開けたてですがすでにある程度の旨味もありジューシー。これぐらいならリゼルヴァ格でなくとも‥と脳裏を過ぎるが、なんせ余韻がしっかり長い。この13,5度という強すぎないアルコールを思うと非常にバランスがよく、飲み疲れずに余韻も長い上質なキャンティ・クラッシコに仕上がっており、なるほど、これはリゼルヴァだわ‥を実感する。新樽はまったく嫌味な部分もないし、バリバリバリックでもないので樽に頼るようmな上質感ではない。久々にフォンテルトーリ(マッツェイ)のワインを飲むが、アンティノリ同様、安定してますね。渋味や酸味に、雑味がない。ほんのりとローストの風味はあるけれども、まったく派手ではなく果実香を邪魔するものでもない。グラスの中でグンと旨味が深くなるし、程よい甘味もあってとてもおいしい。いい意味で、クラッシックなキャンクラの風味、土壌由来の土っぽさとかもあり(支配的ではないよ)。こういうのも複雑さの要素のひとつですね。
二日目もザルトのユニバーサル型。ほんのりと紅玉のリンゴ飴、かなーと思ったらスパイス、リンゴを感じたのでシナモンも感じるかと思ったが、そこは錯覚かもしれません。ドが付くようなキャンクラなスミレに安心感。飲み口は初日よりもやわらかく、旨味に苦甘味が加わりつつもするりと飲み干せる。ただし、余韻ややっぱりリゼルヴァ格の長さ。いやあ、まあ輸入元の絡みもあって、フォンテルトーリの現行はあまり扱ってこなかったのですが、おいしいですね。キャンクラ、そしてリゼルヴァの期待を裏切らないのもいい。
三日目もザルトのユニバーサル型。リンゴの(赤い)皮の部分かな‥なんかリンゴの風味するんだよね。いきなり飲みましたが、非常にシルキーで上質ですね。旨甘味があるんですが、主張しすぎずにまとまってます。なんか、このワイン何度か飲んだことあるんだけど、通しで飲むとぜんぜん印象が違い、こんなにも良いワインだったのかと感心しますね。規模感はわかりませんが、アンティノリ同様、大手生産者ならではなの安定感があります。大手生産者に工業的イメージを持つナチュールな方々にはウケないのかもしれませんが、弊社のような「アンナチュール」にとっては非常に高評価ですね。メルロはうまく作用しています。そう意識はさせませんよ。どこか若いサンジョヴェーゼのネガティブな要素をうまくコーティングしてる感じ。フェンテルトーリは、サンジョヴェーゼとメルロの混醸は上手ですからね(シエピなんかもそうですね)。
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