Langhe Nebbiolo 2009 Azelia

ピエモンテ州の赤 > Azelia

更新履歴 2011/11/25
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ランゲ・ネッビオーロ 2009 アゼリア
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/ミディアム》


創業は1920年、カスティリオーネ・ファレットの中心部にアジェンダを構える現当主は、4代目となるルイジ・スカヴィーノ氏。エンリコ(父はパオロ)・スカヴィーノとは親戚で、家もすぐ隣だとか。このアゼリアの方が本家筋だそうですが、エンリコの伯父のアルフォンソが、大量生産ネゴシアンのスカナヴィーノと紛らわしい‥として改名すべきと言われ、アジェンダのある土地の名前アブゼリア(ピエモンテの方言)をイタリア語風に直してアゼリアとしたそうな。

葡萄は全て自社畑からのもので、カスティリオーネ・ファレット、セッラ・ルンガ・ダルバ、モンテルポーネ・アルベーゼに畑を所有します。リゼルヴァを含めると4つの著名なクリュ・バローロを醸しており、パオロ・スカヴィーノでもお馴染みのブリッコ・フィアスクは特に著名な畑。元々スカヴィーノ家の単独所有クリュで1945年にアゼリアとパオロ・スカヴィーノに分けられたそうです。

マルク・デ・グラツィアのグループに加盟したのは1995年、当時8割以上の新樽比率だったようですが、現在、マルク・デ・グラツィア・セレクションに名前はありません。最近、この手の話は少なくなく‥マルク・デ・グラツィア・セレクションとしての品揃えだった輸入元さんが続々その銘柄を扱い中止、他の輸入元さんにバラバラにその権利が‥という状況は、マルク・デ・グラツィアからの卒業かな‥。自身のヤリたい事‥方法を見つけ、それを‥という流れは悪くはないし、その方がいいからね。もちろん、マルク・デ・グラツィア・セレクションを否定するつもりはありません。彼が居なければ、埋もれたまんまの生産者は少なくなく、いや、生産者にも転身しなかったであろう栽培農家だって居てたかもしれませんしね。ま、時代ですね。

マルク・デ・グラツィア・セレクションを外れたとしても、アゼリアは現在もロータリーファーメンターを使用するなど最新の醸造技術も使いますし、バリックでの熟成も施します。おおまかに分類するとモダンなバローロの生産者‥と言えるかもしれませんが、アゼリアは国際品種‥使わないし栽培もしていないんですよね。バローロとなれば熟成させたい‥となりますが、そこはちょいモダン‥若い内からでもちゃんと楽しめるようになってます。一時期と比較すれば、価格もこなれてきたのも嬉しいですね。


海抜250mの南西向きの畑で栽培されるネッビオーロは樹齢約20年。初ビンテージは1919年‥って創業は1920年の資料やのにどないせーっちゅーねん。比較的若樹からの葡萄が使用されており、天然酵母での発酵はロータリーファーメンターで短期間で。マロラクティック発酵が施された後、ステンレスタンクで15ヶ月の熟成。瓶熟成期間は6ヶ月以上とのこと。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


基本的にバローロ達は黒紺、このランゲ・ネッビオーロは小豆色、新しい輸入元さん的にはまだ未入荷なバルベーラはブルーで、ドルチェットは朱色が貴重となるラベルデザインには統一感があり良いと思います。ラベルに表記のアルコール度数は13.5度で、コルクはまぁまぁの質の4cm。グラスはブルゴーニュ型一択です。キレイな透明度のあるルビー色で、香りも良く開いていますね。抜栓したての一杯目ということもあるのか、ややアルコール感もありますが、赤いベリー系の甘味ある香りがしっかりと感じられますね。ステンレス仕上げですから、果実香にも透明度がある。ほろっとしたスパイス香も心地よい。口に含みますと、透明度のある輪郭、甘味があり、やはりベリー系の果実味が開いていますね。溶け込んだタンニン、果実味豊富でモダンな印象もあるが、酸味はしっかりと馴染み、酸不足というモダンさは皆無。石灰質土壌を感じるミネラル。果実味にまんまグレープの要素、余韻も十分ですね。2000円台前半でこのレベルの生産者のランゲ・ネッビオーロだと使えますねぇ。もちろん、樽を使わないがゆえの価格であるかもしれませんが、香味が開いているミディアム‥分かりやすいですね。

二杯目はオヴァチュアで。ついついネッビオーロやネレッロ・マスカレーゼのキレイなタイプはブルゴーニュ型で飲み始めてしまいますが、スタンダードクラスは、小振りで密度を高めてあげるほうが似合う場合もありますからね‥。

うん、その通り。このワインだと、オヴァチュアの方が似合う。二杯目ということもあるかもしれませんが、よりまろやかで、密度も114%という感じ。とても美味ですね。キレイなミディアムボディですが、アルコールの部分にちょっとエキスちっくな部分を感じ、それが旨味にリンクする。

なぜかオカンが差し入れしてきたのは鯛の塩焼き。皮目の身の間の脂のを食べればその質がわかるというもの。もちろん臭みなどないいい鯛だな。塩の塩梅は完璧で、皮目はパリっと香ばしく、ならば、樽を感じる方がいいのかもしれないが、鯛かネッビオーロか?どちらが先でも、どちらが後でも生臭味などありえないから不思議。しっとりしながらも、密な繊維にいいパサっとさを感じる純白の白身の旨味を引き出す塩‥ほぉ、まさか鯛の塩焼きとネッビオーロとか‥スゲーおもろいな。

二日目は素直にオヴァチュアで。ふむふむ‥香りは初日同様。口に入れてからが素敵。まとまりに、旨味と深さ。ボディも134%ですよ。初日から一貫して若い樹からのやや未熟さも感じないわけではないが、それこそ若さの醍醐味でもありこの価格からすれば上出来で納得のコスパ。

三日目もオヴァチュア。まとまりは体を小さく感じさせるが、それでいいのだ。旨味と甘味が、舌先から舌全体へとちゅるんと広がる。余韻も十分に長さを保っており、三日目もなお美味。初日から美味しい状態、開いた状態が続き使い易いですねぇ。

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