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Rotari Brut Trento DOC NV Rotari

イタリアのスパークリングワイン

	更新履歴 2025/05/02 販売価格 1,980円(税込) 購入数 本
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ロータリ・ブリュット NV ロータリ
《イタリア／トレンティーノ／白／泡／シャルドネ／辛口》

イタリア産スプマンテといえば、プロセッコにフランチャコルタ、のみならず近年はピエモンテのアルタ・ランガや、ロンバルディア内でも、フランチャコルタではなくオルトレポ・パヴェーゼなんかも。他にもスプマンテの生産に挑戦する造り手は後を絶たず‥。そんな中、コスパに秀でたスプマンテを造るのが兼ねてから注目の産地でもあるこのトレントですね。フランチャコルタに追いつけ追い越せ、最低15ヶ月の瓶内二次発酵が規定されたメトード・クラッシコ（シャンパン製法）、ドロミテ山脈の冷涼さをシャープな酸とミネラル感で表現しています。他のトレントや、アルト・アディジェの生産者同様、小さなブドウ農家をまとめる組合的な造り手も多いですが、こちらは、同じトレントのメッツァコロナのグループ企業（生産者）となります。

そんなロータリ社のド定番なNVがこのブリュット。見た目はホニャララ（ブーブ・クリコのイエローラベル）に似てますが、気にしない、気にしない。シャルドネ100%でステンレスタンクで一次発酵の後、瓶内二次発酵は24ヶ月以上となります。

飲んでみました。

ホニャララ（ヴーヴ・クリコのイエロー・ラベル）に似てるとはいえ、横に並べたらそうでもないのかもしれません（どないやねん）。とはいえ、ラベルに細かな織りがあったりとかね、ロータリはフランチャコルタではなくトレントですが、スプマンテは高級感求められるし、そうしたいんでしょうね。バックラベルの記載では、このロットは2024年のデゴルジュマン、表記のアルコール度数は12,5度。冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型です。柑橘香と白い花、ほんのりと酵母が香ります。試飲会ではよく飲む銘柄なんですが、試飲会のグラスでは本領発揮しないタイプでもあります。飲み口はトレントらしいミネラル感があり、柑橘の白いピロピロを主体とする苦味、キレのある酸味もありドライ。ガス質は不足感もないし、ほどよくクリーミーさも感じます。粒は細かめですが、少し隙間を感じるかな。スタンダードクラスとしては十分だし、おいおい、2,000円斬ってるんだから、超絶優秀なコスパではないですか。

十分おいしいです。フランチャコルタ同様に果実味も感じられますが、そこはトレント、冷涼なミネラルもあるんですね。イタリアのスプマンテ生産者はふたこと目には、シャンパーニュより最低熟成期間が長いのうんぬんかんぬんとほざきますが、目指してるのは商売上だけでしょう？と。イタリアのスプマンテは、今でも十分おいしく、価値のあるものだと思うんですけどね、隣の芝生は青いのかもしれません。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサル型。柑橘の酸味が鮮烈でシャープ、白いピロピロにリンクするミネラル、でも、果実味もしっかりあるので、クリアながらミネラルだけなタイプではない。二日目もガスがしっかりとありとてもおいしい。グラスやな‥試飲会で毎回飲んでる（たぶん）のに、ピンとこなかったのは、たぶんフルートだとミネラル推しになっちゃうんだと思いますね。試飲会ではヴィノムあたりですが、それでも少し小さい印象。果実（柑橘）の香味を楽しむにはこれぐらい（ユニバーサル型）のグラスがあった方がいい。

で、イチ・キュッ・パーなんですよ。

スペックだけ言い出すとイタリアの生産者は、シャンパーニュは18ヶ月でええのに‥という二言目は聞き飽きましたが、昨今はある程度のブランディングも成功して（まだまだです）フランチャコルタも価格が高くなりました。アルタ・ランガもどうしてもピエモンテの看板しょってるしね‥となると、トレントはとても良いぞ。良いぞ！