Dessimis Pinot Grigio 2022 Vie di Romans

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ヴィエ・ディ・ロマンス

チョメチョメ先行案内対象ワイン(VDR2022)

更新履歴 2024/06/12
販売価格

6,680円(税込)

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デッシミス・ピノ・グリージョ 2022 ヴィエ・ディ・ロマンス
《イタリア/フリウリ/白/ピノ・グリージョ/辛口》

フリウリ州‥スロヴェニアとの国境沿いの街、ゴリツィアの西に位置するマリアーノ・デル・フリウリ地区はイソンツォDOCエリアとなります。祖父の代から100年もの間、ガッロファミリーの手によって守られたその土地は、水はけのよい平らな土地で、海と山の両方から吹く風に恵まれるミクロクリマを持つテロワール。

17歳で家業を継いだ現オーナーのジャンフランコ・ガッロ氏は、同地区のみならずイタリアの生産者が一目置き、イタリア最高の白ワインの生産者として最も尊敬され信頼される‥「北の巨人」と形容される人物です。ジャンフランコが三代目‥次は息子さんが四代目となるそうです。

創立以来「ガッロ」と名乗っていたものの、カリフォルニアの大規模なワイン生産者である「(EJ)ガッロ」との商標権の兼ね合いで1986年に名称の変更を余儀なくされたそうで、現在の「ローマ人の道」という意味のヴィエ・ディ・ロマンスになったそうです。

彼の考えるテロワールとは「人間、土地、気候、ブドウ品種」であり、その中でも最も重要なのは「人間」であるとのこと。また「テロワールに最も適したブドウを栽培すること」「凝縮したブドウを作ること」「完熟期を迎えたブドウを最高のタイミングで収穫すること」な、当たり前のことを当たり前に‥に向かって邁進する生産者。

流行の醸造法や、市場に流されることなく、彼がその地で得た知識、経験を元に毎年生み出されるワイン達。何度かご一緒させて頂きましたが、本当に偉大さを感じる人物ですね。そこには包容力もあるわけですが、自身の目標や探求へのストイックさをヒシヒシと感じます。とても几帳面でブレない‥見習いたいものですね。

2009年からの樽発酵やマロラクティック発酵の廃止、リースリングレナーノ単一のプリン・フリートや、メルロからなるロゼのチャントンスの生産終了もあり、転換期にあると言え、それまでのスタイルとの差異は少なからず感じて当然ですが、思想としては進化をたどっているはずなんですよね。

イソンツォDOCエリアは北緯45度から46度、日本でいうと最北端である稚内あたりとなります。この地区は平地で海抜も30m前後ながら「北」であることや、大陸性気候と地中海性気候の両方を併せ持つこの地区だからこその要因も多数でそのひとつにロシアから吹き付ける冷たく乾いた風"ボーラ"が平地ながら滞留を興さずに冷涼な気候を保っています。

イソンツォ川の南部は粘土質や石灰質が多い土壌で、畑での仕事量は半端ない。グリーンハーヴェストは二度行い、一本の樹から収穫されるブドウは600g、一本のワインを造るに1000gのブドウが必要と言われているので、そのためには二本の樹から収穫したブドウを使うことになりますね。

また徹底的に酸化を防ぐ醸造も彼ならでは。除梗の段階から極力酸化を防ぎ、発酵が始まるまではドライアイスの粒を混ぜることで酸素を寄せ付けません。またタンクには窒素を充填することで酸化を防ぐ徹底ぶる。酸化を防ぎきった果汁は、ブドウの粒の中味と同じ色、香り、味を持つそうです。

 2022年のビンテージ情報

 2022年は全体的に暑く乾燥しており、地中海スタイルの気候に分類できます。
 特に果実の品質と、健康面において、管理しやすいビンテージでしたが、初
 期の数ヶ月は雨が少なかったため地中水の貯水量が減少しました。生育期間
 の3月から4月初めは低温のためやや遅れ、4月中旬に芽吹きが始まりました。
 その後は好天が続きブドウ樹の成長が著しく促進されました。この好条件に
 より、開花は5日ほど早まり、結実も7日早まりました。この早い発育サイク
 ルのおかげで起こり得る果実と果房の異なる成熟段階を示す状態を免れるこ
 とができました。5月、6月、7月は過去になかったほど暑くなりましたが、
 8月と9月に降雨があり気温が下がりました。8月26日に収穫を迎え、全体的
 に果実はバランスのとれた酸度とともに優れた糖度に達することができまし
 た。

 ヴィエ・ディ・ロマンスの熟成樽に関しての追加情報

 西野嘉高もテクニカル情報を書きながら気になっていたのが熟成樽の容量の
 情報なんですね。225Lと228L‥その3Lの違いに何があるのか?輸入元さんか
 ら回答が来ましたので追加情報として記載しておきます。

 樽の製造メーカーによってブルゴーニュタイプである228L容量の樽と、ボル
 ドータイプである225Lの樽のが異なるそうです。元々ヴィエ・ディ・ロマン
 スではブルゴーニュタイプの228Lの樽を使用したいたそうですが、樽メーカ
 ー(ダルジュ、バロン)がブルゴーニュタイプ(228L)の樽の製造を止めて
 しまい、以降はその樽メーカーからボルドータイプ(225L)の樽を購入する
 ことになったので、熟成に使用する樽の容量が複数あるようです。

 なお、現在ヴィエ・ディ・ロマンスのワインの熟成に使用されている樽のメ
 ーカーとタイプは下記の通り。なお、3Lの差はワインに及ぼす影響はないと
 のことです。

 ・タランソ  :ブルゴーニュタイプ
 ・セゲンモロー:ブルゴーニュタイプ
 ・ダルジュ  :ボルドータイプ
 ・バロン   :ボルドータイプ

海抜34mに位置する約9,05haのデッシミスの畑。平均樹齢は25年となります。2022年8月30日と9月1日に収穫。収穫されたブドウは、約8度に温度管理されたステンレスタンクでのコールドマセラシオンの後、16度から19度に温度管理されたステンレスタンクで20日から22日間のアルコール発酵。マロラクティック発酵は施されず、澱と接触されたまま9ヶ月の熟成を経て2023年の7月21日、24日から26日に瓶詰め。8ヶ月以上の瓶熟成期間を経てリリースされます。

アルコール度数は2009年が15.56度、2010年が14.21度、2011年が15.00度、2012年は15.23度、2013年は14.66度、2014年は13.20度、2015年は13.8度、2016年は14.92度、2017年は14度、2018年は14,94度、2019年は14,13度、2020年は14,90度、2021年は14,52度、2022年は14,81度となります。

数年間まではもっと赤味がかった色を持つピノ・グリージョでしたが、この数年は淡さを感じる薄いピンク色。スキンコンタクトによる色の抽出と思われがちですが、決してそうして色が付いているわけではないそうです。ピノ・ノワールの亜種のひとつであるピノ・グリージョが完熟すると、ブドウ果皮の色がしっかりと果汁に伝わり、スキンコンタクトをせずとも果汁に色が付くそうです。また、搾りたてのモストから酸化が進めば透明に近づくそうですが、ヴィエ・ディ・ロマンスでは酸化を嫌う為に搾りたて同様のピンク色が保たれるそうです。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

お馴染みのヴィエ・ディ・ロマンスのラベルですね。コルクは良質の5cmですが、やはり他のアイテム同様、コルクメーカーが今年は違うような気がします(知らんけど)。冷蔵庫キンキン温度、グラスは、シュピゲラウのディフィニッションのボルドー型(ブルゴーニュ使い)です。セルロイドのオレンジ色は相変わらずですが、これをオレンジワインとは呼んで欲しくないのでよろしく哀愁(昨年も同じこと書いてます)。玉ねぎの皮とか、ラマート(銅)色とも呼べるかもしれませんが、まあ、一応白ワインとしてますが、これを白です‥って出したら怒られるだろうな(ここも昨年も同じこと書いてます)。2022年は夕張メロンの果汁とブラッドオレンジは相変わらずで、少し柑橘の揮発するような酸を感じさせる香り、白いんだけどヴァニラヴァニラしてない樽の風味はあっさりとした生クリーム。

口に含みますと、輪郭にブラッドオレンジとマンダリンオレンジ、すぐさま襲う苦味も柑橘由来。とてもクリアでまだ温度が低いので柑橘が目立つのだろう。アルコール度数は2021年よろいも気持ち上がっていますが、ボルリューム、密度はあるが、そんな柑橘の酸味がダレさせない。うーん、唯一無二、やっぱりこのワイン好きだなあ。

少し温度が上がるとスムーズさも増す。2022年は夕張メロンよりもブラッドオレンジが優勢だけれども、夕張メロンの風味はある。樽由来の少しのクリーミーさと相まって、大阪らしいミックスジュースの風味もいつもの通り。昔大食堂て食べたフルーツポンチじゃなくって、フルーツたっぷりのパフェのような何かを思い出すが、今年はもう少し柑橘が多い。

二日目も冷蔵庫キンキン温度。グラスはシュピヴェラウ、ディフィニッションのユニバーサル型に変更です。特に意図はありませんが、色が濃く見えるのはグラスの影響かな。香りは初日同様のバランス、ブラッドオレンジが今年は強め。飲み口は輪郭がやわらかくなってますね。旨味もまして苦味を伴いながらも静かに密度が深くなる。うん、おいしいですね。まあ、代品ないっすからね。こんなワインは他にない。アルコールは少し上がってるんだけど、ぜんぜんそんな感じはしませんね。瑞々しさもあり飲みやすい。2021年も苦味を感じましたが、2022年は苦味がとても特徴的。温度が上がるとまろやかさとのコントラストもとっても個性的ですね。

三日目も冷蔵庫キンキン温度。グラスはシュピヴェラウ、ディフィニッションのユニバーサル型です。2022年はあまり樽の風味は感じなかな。初日のクリーミさがそれな感じ。二日目からは、ブラッド・オレンジの要素が夕張メロンを上回るバランスで、デッシミスの赤い柑橘がおいしい。

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