Barbera d'Alba Speriole 2019 Giacomo Fenocchio

ピエモンテ州の赤 > Barbera

更新履歴 2023/05/01
販売価格

2,180円(税込)

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バルベーラ・ダルバ・スペリオーレ 2019 ジャコモ・フェノッキオ
《イタリア/ピエモンテ/赤/バルベーラ/ミディアム》

モンフォルテ・ダルバはブッシアに本拠地を置くジャコモ・フェノッキオ。創業は1864年では世代に渡りワイン造りを続けている歴史ある造り手です。現当主はクラウディオ・フェノッキオ。時間をかけた発酵と大樽での熟成という伝統的な手法を守り続けています。所有する畑は合計14haと規模は大きくはありませんが、カンヌビや、ヴィレッロという超銘畑も所有しクリュ・バローロをリリースしていますが、ジャコモ・フェノッキオのご自慢は、ブッシア畑、ブッシアからはバローロ・リゼルヴァもリリースしています。

海抜300m付近、西向きの2,5haの畑で粘土や青いマールの土壌。平均樹齢32年のバルベーラで醸されます。収穫されたブドウはステンレスタンクで約10日から12日間の醸しと発酵。ステンレスタンクで6ヶ月の熟成後、スラヴォニア産の大樽で6ヶ月熟成。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

Albeisaの共通瓶。実は老舗の優良な造り手ながらラベルデザインは伝統的過ぎてどこかで格安で売られるよくわからないバローロの造り手感があるのが唯一の問題点かもしれません。コルクはノマコルクの4,5cmで安心。グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型、表記のアルコール度数は14,5度となります。コルクを開けた瞬間から果実香がしっかり出てますね。色調はバルベーラらしい黒に近い深さがありますね。最初の一発目に樽香が来ますが、すぐに果実香が上回ります。ミネラルにふんわりとした干し草、そのスパイスと、赤い果実のスパイスのリンク。酸味を感じさせるザクロと、紫のアセロラのヒント。口に含みますと、輪郭はなめらか。14,5度とは思えない飲みやすさがありますね。決っして水っぽいわけではない瑞々しさがありますが、ほどよいミディアムのボディがあり、ヌケのない密度感、酸味も刺々しくないのもいいですね。樽由来ではない少し香ばしい風味はタンニンに繋がります。バシバシとした酒質ではなく、程よい落ち着きがありすんなり飲める良いワイン。

たまに例えで使いますが、このワインのハーブ感もどこかイグサ、畳系の風味があります。ただ、樽の風味のひとつにまろやかなクリーミーな風味がありますので、全体的にはマイルドですね。どこかイグサの風味はセージにも似てるような気がしています。少しセージを効かせたひき肉を焼いたもの+おいしいオリーブオイルとかもいいですね(トマトソースでもいいですが)。イガイガするわけではありませんが、しっかりと溶け込んだタンニンや酸味がありますから、脂を流してくれそうですよ。うん、バランスも良好、余韻も十分。問題なく美味しいですね。構成感のあるタンニンや酸味があるので、14,5度も飲み疲れがないし、思った以上に複雑さと余韻の長さもある。ワイン単体でもいいんですが、食べたい、俺は食べたいぞお!うーん、渋味がうまい。

基本的なスタイルとして真面目、シリアス、でも甘味がないわけではないが、果実由来の甘味が適度のあるバランスの良いワインという印象。バルベーラとしては、チェリーやベリー系の野性味は大人しめだけれども、野性味は時として雑味に感じるので、これはこれで全然アリヨリノアリ。

二日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。思ったよりも初日に飲んでる(汗)のは、やっぱり飲みやすいからでしょうね。この渋味に通じるミネラル、土っぽい香りがいいですね。軟派なバルベーラではなく硬派、もっと甘くも出来るのでしょうが、そうではない。飲み口には旨味に、ああ、甘味が出てきてますね。とても純度を感じる果実、馴染みがありとてもおいしい。14,5度は感じさせないしバランスがとてもいい。バルベーラらしいベリー系のスパイスはあるんですが、ワイルド感は控えめの洗練を感じます。赤い果実味にコク味、そこに強さと真面目さがある。最初に感じるミネラルの土っぽさは、果実味にタンニンとともに溶け込みます。旨いなあ。豚肉やなあ。豚ロース、脂身のおいしいの。とんかつを(おいしい)オリーブオイルと塩レモンでもいい。いや、それがいい。

三日目もグラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。うん、やっぱり派手な樽もないし、アルコール感も強くない(14,5度だけど)。とても真面目なシュっとしてる。とはいえ、果実に本来の甘味はあるし、旨味もある赤い果実味に酸味もしっかりとじゅわっておいしい。品種はバルベーラなんだけど、仕立てがバローロっぽいんですよね。実は二日目の後に、このジャコモ・フェノッキオのバローロ・ヴィレッロを飲んでるんだけれども、共通項ヒシヒシ。過熟感はないがしっかりと熟した果実はある。熟したプラムがまろやかに、そして伸びる酸味を持って溶け込む姿がいい。

バルベーラは少しジャミーで派手な樽が効いてるタイプのワインもおいしいんだけれども、このジャコモ・フェノッキオのバルベーラは決してクラッシックというわけではないんですが、どこか真面目でシリアス。現代的な飲みやすさや果実のわかりやすさも兼ね備えています。古臭くなく、過激ではない現代的なスタイルでバランスも良好。こういうタイプのワインはなかなか試飲会では目立たないのですが、ゆっくりと飲むとすばらしさがよくわかります。ぜひ、脂身のおいしい豚ロースをトンカツで。

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