Fuori Misura Rosato 2016 San Giusto a Rentennano【私物】
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フオーリ・ミスラ・ロザート 2016 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ93%、カナイオーロ5%、メルロ2%/辛口》
2015年が初ビンテージとなったサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼ。2015年は商品名は記載されず、「ROSATO TOSCANA IGT」とありましたが、この2016年からは、「FUORI MISURA ROSATO TOSCANA IGT」と名前が付いたようです。日本語的には「測定外(規格外?)」なんていう意味になるのかもしれません。
2015年はあまり資料なく紹介させて頂きましたが、公式サイトに掲載されているテクニカルシートにもアップデートがあったようでもう少し詳しい情報を得ることができました。
セパージュ比率はサンジョヴェーゼ93%、カナイオーロ5%、メルロ2%、そのCC、CCR(レ・バロンコーレ)、ペルカルロ、リコルマのブドウが使用されています。収穫は2016年の9月22日から10月6日、それぞれの銘柄向けのブドウを砕く段階でこのロゼ用にブレンドされ25度を越えない温度に管理されたステンレスタンクで長時間の発酵が行われます。発酵途中に、全体量の約15%分の砕かれたばかりのブドウを途中ブレンドする手法が施されます。アルコール発酵後は、ステンレスタンクで約5ヶ月ほどの熟成、2017年の3月28日に瓶詰めされます。この2016年は4,274本の生産で、実際のアルコール度数は14,51度となります。なお、軽くフィルターを通しているようです。
なお、2015年のテクニカル情報もアップデートされており、セパージュ比率は同じですがアルコール度数は2015年は14,90度だったようです(ラベル記載の度数は14,5度)、なお、2015年の生産本数は3,498本(ラベル表記)となります。2016年は122%の増産となっておりますね。原料となるワイン達の銘柄の生産本数との関係にもよりますが、よりセレクションを厳しくしてロゼを増産しているかもしれませんね。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
2015年同様の透明瓶、公式サイトの「暗いバラ色」という表現も理解できる。2015年と並べて色合いを比較しましたが、まったく同じ色に見えますね。ラベルも2015年とほぼ同じ。この2016年から「Fuori Misura」という名前が付きましたのでその分が違いますね。さて、公式サイトのテクニカル情報では生産本酢は4,274本とありますが、レンテンナーノらしいラベル隅に記載の生産本数は4,148本となります。どないやねん!その差126本ですね。あまり気にしないでおきましょう。ラベルに表記のアルコール度数は14.5度となります。冷蔵庫キンキン温度、グラスは2015年同様にヴィノムのキャンティ型ですが、実は度数も高めなので、もう少し大きめのグラスの方がいいのでは?と思ったりもしています。コルクは熟成を考えないなら圧縮あたりにして欲しいと思うほどほどの4.5cmです。
スミレに勝るバラの風味、ラズベリーやブルーベリー、さくらんぼ、いちご、一見チャーミングい見えてそう甘くはないのがレンテンのロゼらしい。レンテンらしいこちらから迎えに行ってあげたくなる開き具合。新鮮さもあるが、ミント(白)や、ハーブ(緑)は控えめな状態。
口に含みますと、2015年ほどアルコールのボリュームを感じるわけではないが、それは約0.5度低いスペック通り、ながら、14.5度も十分に高いアルコールだけれども、旨酢っぱい酸味と、硬過ぎないミネラルも同調していてそれほどボリューム推しとは感じない。味わいもやはるお迎えに行きたくなるタタズマイでやや大人しいがそれでいい。アカラサマに股を開くようなことはレンテンにはユルサレナイ。
少しの塩気を感じるミネラルも心地よい酸味とともに味わいを引き締めてくれる。現時点では2015年ほどの渋味、タンニンは感じられないが「そこにある」のは間違いないし、弊社で扱っている他のロゼと比較すれば、渋味の量は一番多いタイプでもある。苦味も今のところ目立ってはいない。
少し温度が上がるとスモモやザクロちっくな果実がある。余韻も押し付けがましいエキスで繋がるわけではないが、繊細ながら「そこにある」余韻もいい。
温度の上昇とともに、旨味とそれに付随する甘味が前に出てくる。2015年は渋味に秀でていたので渋味にサラサラ感がありましたが、この2016年はもう少し湿った渋味。チュパるほどの酸味でもないが、行き届いており渋味との関係性は赤ワインにも似てる。十分に旨いロゼであり、この感じ‥レンテンを飲みこなしていれば、ああ、レンテンらしいなあ‥と思って頂けるはずである。
グラスを思い切ってヴィノムXLのオレゴンピノに変更してみる。表面積は増えたが、その分香りの量が増えたようにも思えず、そこもレンテンらしさとしたい。より酸味がきめ細かに感じ、2015年のようなサラサラのタンニンも出てくる。甘味はあるのだがちっとも甘くないのも2015年と同じ。このグラスだと果実香よりもミネラル香の方が顕著にも思う。決して「体(てい)」が崩れてしまうわけではないが、もっとロゼらしいフレンドリーな果実味を思うなら、ヴィノムのキャンティ型でいいと思う。ということで‥ヴィノムのキャンティ型に移し替える。
うん、やっぱりこれぐらいのグラスがいいですね。オヴァチュアあたりでもいいと思いますよ。旨甘みもこのグラスの方が強く、でも、キチンと酸味、渋味があって甘過ぎない。ロゼとなるとワイン単体で楽しめる甘みがフルーツの強さもあるタイプもあるし、アッビナメントとなると軽食、ハム類などなどになりがちですが、レンテンのロゼはもう少しシリアス。もちろん、トマト系との相性も良いだろうし、プリモや、豚肉のロースト、断面ピンクのヤツとかどうだろう。塩でもいいし、トマト系のソースでもいいし。
うん、やっぱり渋味がどんどん前に出てくる。うん、レンテンのロゼのスタイル、まだ二年目ですがコレなんだね。コレでいいと思う。とてもレンテンらしい。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアにしてみます。温度が低いとなおさら香りは控えめですね。塩気を連想させるミネラル香、もう少し時間を置いてみましょう。
少し温度が上がったように思いますが、だから?なんてレンテンってツンデレなんでしょうか。そういうところが‥好き。口に含みますと、初日よりも尚更、いわゆる甘みはさらに控えめになり、酸味に少し柑橘系のニュアンスも加わります。初日よりもまとまった姿は、一体感がありますが、さらに果実味に寡黙さを感じます。
これぐらいのグラスの方が果実味がキュっと引き締まっていいですね。酸味もありますが、やはりレンテンのロゼの特徴はタンニンですね。濡れたタンニンと乾いたタンニン、両方も渋味があり脂や肉汁が欲しくなります。ベリやチェリー系の果実味もありますが、その柑橘系の酸味から、柑橘の果実味もあるように思えてくるから不思議ですね。飲めば、喉をチュパらせる旨酸っぱさがあり、やはりワイン単体で飲むべきワインではありませんね。
厳しさすら感じるほどストイックな酸味や、シリアスなタンニンばかりではない。やはり果実味にやわらかさを感じるし旨味も前ではないが不足はない。旨甘み推しのワインも多いのでこういうタイプ、とても新鮮です。そう、でも果実にフレッシュという新鮮さ、若さはほんの少しですが。このタンニンや酸味量、カジュアル過ぎない果実の香味を思うと、ブラインドだとミディアムに近いライトな赤ワインにも思えるかもしれません。
三日目です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型。このグラスが一番いいかな。ブルーベリー、ラズベリー、イチゴに、スモモに。少し野生のチェリー、ブドウ果皮のスパイス。あ、全開的な開きではありませんが、これで全開なんだと思いますよ。口の中の味わいも、果実味の甘みはアクセント程度で、乾いたタンニンとつゆだくな酸味があってドライ。旨味が強過ぎない、やわらか過ぎないってのがレンテンらしいですね。
うん、旨味も甘みも控えめ的に書いてますが、温度があがるとちゃんと出てくる。旨甘酸っぱい果実味、やさしさはないけど厳しくもない。特徴的なタンニン。
二日目よりもこの三日目が旨い。馴染みもあるが、複雑さもある。温度がシビアなんですよね
あ、そうだ。スミレもあるんですけどね。果実(フルーツ)に溶け込んでいます。単一品種でないのも、このロゼの複雑さに寄与しているかもしれませんね。レンテンらしい控えめなオシトヤカさも身の上ですが、ぜひ、お食事とご一緒に。
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