Barolo le Rocche del Faletto di Serralunga d'Alba 1997 Bruno Giacosa
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バローロ・レ・ロッケ・デル・ファレット・ディ・セッラルンガ・ダルバ 1997 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ‥そして現当主であるブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。
現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうですが、1961年‥1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した"ブルーノ・ジャコーザ"が誕生しました。うーん、なんて孫思いのじいちゃんだったのでしょう‥と思うが、この地方では祖父の名前を継ぐのはよくあることのようですね。
今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があります。
・(Casa Vinicola) Bruno Giacosa
契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。
・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa
自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。
こう書くと、後者の方が‥というイメージありますよね。しかし、そこは長年買いブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザ。すべてはネイヴェの醸造所で醸造されますし、買いブドウと自社ブドウでの醸造方法に差はありません。もちろん買いであれ、自社であれブルーノ・ジャコーザのクオリティーにも差はありません。
かつては、カスティリオーネ・ファレットのヴィレッロや、レ・ロッケ、セッラルンガ・ダルバでリオンダをリリースしていた時期もありますが、リオンダは1993年まで、ヴィレッロは1996年、レ・ロッケは1987年で生産終了となっています。2004年のラ・モッラのクロエラというイレギュラーなバローロを除いて、以降は買いブドウで醸される村名バローロ、ファレットの記載のあるセッラルンガ・ダルバの村名バローロ、セッラルンガ・ダルバのレ・ロッケ・デル・ファレット、そして、そのレ・ロッケ・デル・ファレットのリゼルヴァ(赤ラベル)となります。
赤ラベルとなるリゼルヴァは毎年詰められるわけではないのはご存知の通り。レ・ロッケ・デル・ファレットのリゼルヴァは2000年、2001年、2004年、2007年、2008年、2011年が詰められました。リゼルヴァではない白ラベルのレ・ロッケ・デル・ファレットは1997年、1998年、1999年、2003年、2005年、2009年となります。2002年、2006年、2010年のように何も詰めなかった年もありますが、基本的にレ・ロッケ・デル・ファレットは、白ラベルまたは赤ラベルのリゼルヴァということになりますね。
で、つまりはこの1997年は、セッラルンガ・ダルバのレ・ロッケ・デル・ファレットの初ビンテージモノになるんですね。
さて‥状態は、白ラベルとなりまして、ラベルに捲れ傷、汚れ、擦れは少々ありますが全体的にはキレイなもの。キャップシールが良い状態なのがとても嬉しいですね。DOCGのピンクの帯封は少し褪せもありますが、問題なし。キャップシール裾に横巻きとなりますのでくるくるとは回しませんが、液面はそんなDOCGのピンクの帯封に隠れるほどの高い位置をキープしており、液漏れはないはずです。澄んだ液体ですが、思った以上に液色は深いですね。さすがジャコーザのバローロ。瓶底の凹みには、経年相応の澱があり、いくつかの塊になっており、右往左往しますが全体を濁らせたり、モヤらせるものではありません。いやあ、状態も文句ねーな、こんちくしょー。この1997年は14,400本の生産で、すべてのボトルにナンバリングが施されています。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。
さて‥お値段ですが、高く見えますね。でもとても安いんです。
正規輸入元さんの2009年のレ・ロッケ・デル・ファレットの希望小売価格は30,240円税込、2008年のレ・ロッケ・デル・ファレットのリゼルヴァ(赤ラベル)の希望小売価格は35,640円税込でした。
これを思うと現行比10年以上、しかも1997年のレ・ロッケ・デル・ファレットがこのお値段は致し方ない‥いやお安いですね。なぜなら、毎度のことですが‥ブルーノ・ジャコーザのワインは値崩れはほぼありません。最新ビンテージを、その時に確保するのが一番の得策ですからね。もちろん、リゼルヴァの赤ラベルは‥ジャコモ・コンテルノのモンフォルティーノや、アルド・コンテルノのグランブッシア、バルトロ・マスカレッロのバローロ同様にさらにお値段が、お値段が‥な世界。あくまでも白ラベルですから、赤ラベルのリゼルヴァを比較はできませんが、これが赤ラベルなら‥とっくに10万コースですね。ヘタしたらウチの仕入れ値が‥の話しです。
お宝間違いなし!
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