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10×10 / Cento Brut NV Le Marchesine

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	更新履歴 2010/11/06 販売価格 1,980円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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チェント・ブリュット NV レ・マルケジーネ
《イタリア／ロンバルディア／泡／白／ピノビアンコ、ピノ・ネロ、シャルドネ／辛口》



レ・マルケジーネ社は、ロンパルディア州きってのフランチャコルタの産地であるエルブスコから5kmほど東のパッシラーノ地区に居を構えます。その家系は1196年に遡ることもできるビアッタ家が1985年に興しました。

曽祖父であるカミッロが、ネゴシアン・エルヴールとして、バッサ・プレシャーナ地区で、仕事を始め、祖父ヴィットリオ、創始者のジョヴァンニも跡を継ぎます。ジョヴァンニが、1980年にフランチャコルタのエリアであるパッシラーノに居を移し、息子であるロリス、姪のアリーチェと共に自社瓶詰めを始めます。

元々は4世代に渡るネゴシアンながら、自社でフランチャコルタを醸造するのは本気‥エノロゴには、シャンパージュ醸造協会会員であるフランス人ジャン・ピエール・ヴァラド氏を迎え、シャンパーニュの手法を取り入れています。アグロノモは、ロベルト・マッセダリア。現在約45haの畑を所有し、フランチャコルタを中心に醸していますが、ネゴシアンから始まり、ビアッタ家がワインを家業としてからの100周年を記念にリリースされたのが、このチェントシリーズ。10×10（=100）でチェントとなります。今回はロゼのご紹介ですが、白のブルットの二種類。

フランチャコルタ同様、瓶内二次発酵で醸されますが、フランチャコルタの規定では、瓶内二次発酵期間は最低18ヶ月、発酵や瓶熟成期間を含め、収穫の始めの付きから数えて25ヶ月間は消費できない（リリース）規定ですが、こちらは、全ての期間をあえて24ヶ月に納め、フランチャコルタを名乗らないことで、価格を抑えているという裏ワザが使われています。

なお年号入りのフランチャコルタは瓶内熟成期間が最低30ヶ月で、収穫の始めの月から数えて36ヶ月はリリースされません。つまり、フランチャコルタのNV　は、25ヶ月〜35ヶ月の期間でリリースされているとも言えますね。

あえて寸止めすることで、フランチャコルタは名乗れませんが、本格的（←瓶内二次発酵）なロンバルディアの、しかもフランチャコルタ地区のスプマンテを楽しんで欲しい‥という願いが感じられますね。普通100周年なら、豪華なボトルとケースの納められた超高級なフランチャコルタをリリースしそうなもんですが‥

ベビーフランチャコルタと呼んでも差し支えない泡質が2000円斬り！ぜひお試しをっ!!




独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味




シルバーのキャップシールはレ・マルケジーネのアイコンか？なんとなくそういうイメージです。ラベルの紙質は最上級で、10×10の色使い、デザインはシンプルにして極上。キャップシールには捲りやすようなピロピロ完備‥ながら時計回りに回すんですね。大抵は反時計回りなような気がしますが気にしない、きにしない。王冠部分はさすがに何のデザインもない金色で、コルクも並でレ・マルケジーネの刻印はなし。まぁこういう部分でコストダウンが計られているのかもしれませんが、コルクが危ういわけではないので合格。プシュっと抜けば、ふんわりと米粉、イーストっぽい香りがプシュで嬉しい。なお、バックラベルに記載のアルコール度数は12度。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア一択です。（←ここまでロゼと同じです）

思ったよりも、一段濃い目の麦ワラ色。ガス量も豊富そうに見えますね。軽いイーストというか、いわゆるブリオッシュ香もあり。黄色と白い花、薄いパイン、ゼリー状の柑橘。口に含みますと、ハッキリとしたガス、ハチミツの香り、泡質はキメ細やかさを感じますね。キレのある泡で、イーストっぽさを考えるとワインで出来たビールっぽくもあるが、香りな余韻はロゼと比べると短くは感じるが、価格相応、いや全体的にはコスパは良好。

さすがに、ロゼほど果実の香味に複雑な要素は感じとれないが、白らしいスッキリと、お料理を邪魔しないスタイルは使い勝手がいいとも言えますね。残念ながらセパージュ比率が不明なのですが、実は、セパージュ種類はロゼと同じ。ピノ・ビアンコ主体かと思われますが、複数セパージュの恩恵も感じる。

二日目です。冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。ガスは元気ですね。シャルドネの香りが前へ出て来ました。口に中でも、ガス質がやっぱり瓶内二次発酵ですな。シャルマーでは味わえんガス質とも言えます。ケミカルな香りがしないのもいい。

2000円以下で泡質を楽しめる一本ですよ♪

三日目です。冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。ガスは落ちないですね。しっかりと溶け込んだガスが下支えしているとも言えます。これは（も）使えますね。柑橘もあるし、元々の白ワインの力量も伺える‥そして二次発酵。24ヶ月の寸止め加減はやはりベビーフランチャコルタ‥。

穏やかな優しさもあり、渇き切らないドライな辛口。ガスが広がりと、シャープさを兼ね備えていていいですね。ロゼよりも、よりニュートラルで幅広い前菜から‥このまんま通しちゃってもOK！