Fuori Misura Rosato 2022 San Giusto a Rentennano【追加分】
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フオーリ・ミスラ・ロザート 2022 サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
《イタリア/トスカーナ/ロゼ/サンジョヴェーゼ、カナイオーロ、メルロ/辛口》
2015年が初ビンテージとなったサン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼ。2015年は商品名は記載されず、「ROSATO TOSCANA IGT」とありましたが、この2016年からは、「FUORI MISURA ROSATO TOSCANA IGT」と名前が付いたようです。日本語的には「測定外(規格外?)」なんていう意味になるのかもしれません。
詳細なセパージュ比率は記載がありませが、CC、CCR・バロンコーレ、ペルカルロ、リコルマのそれぞれの樽かた抽出されたモストが中心となり、それぞれの銘柄向けのブドウの圧搾工程の約12時間から24時間後に抽出したモストを混醸します。また、早詰みのメルロ、サンジョヴェーゼ、カナイオーロそれぞれを果皮を剥かずに加えます。23度を越えない温度に管理されたステンレスタンクでゆっくりとした醸し発酵が行われます。また発酵途中に、全体量の約15%分の砕かれたばかりのフレッシュなサンジョヴェーゼを途中ブレンドする手法が施されます。アルコール発酵後は、ステンレスタンクで約5ヶ月ほどの熟成。2023年2月14日に瓶詰め。2022年の生産本数は9.952本、アルコール度数は14,2度となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
過去の商品ページの画像を見比べると2019年あたりと色が似てるかな。今から思えば、2020年は非常に暗い色合いだったんですが、リコルマが生産されてないのが発覚しましたのでメルロの比率が多かったのかもしれませんね。このワインは冷蔵庫キンキンからスタートしても温度を上げた方がおいしいと結局そうなるのですが、それをトレースするように冷蔵庫キンキン温度からのスタート。グラスはいつもなら、ヴィノムのキャンティ型でスタートしますが、CCやCCRの後に飲んでることもあり、シュピゲラウ・ディフィニッションのユニバーサル型でスタートです。度数は長らく14度の表記のはず。
セルロイドの赤や、黒ブドウらしい赤色。甘味を帯びたスミレやバラ、イチゴやサクランボ、ラズベリーなど満載。果実からの酸味を感じさせ、土壌のミネラルの香りもある。
口に含みますと、穏やかな輪郭。ブドウの果皮などからのタンニンがたくさん。ミネラルの厚みもあるし果実味の密度もあり、そして甘味もある。すでに旨味とエキスがたっぷりとあり、舌にしっかりと感じる味の強さが余韻の長さにもなる。他の赤ワイン(これはロゼだけど)と同様に、甘い香りや、甘味ある味わいもあるが、しっかりとドライ。旨味に溢れそうだけれども、キュンと酸味が引き締めてくれるし、終始タンニンもしっかりしてる。芳香なブドウの風味があり、ああ、やっぱり最後の最後までタンニンがあって、ほんと赤ワインのようです。サンジョヴェーゼとしてはソリッド。でも、確かにメルロなどの果実が混醸されているのもわかる。単一品種じゃないからロゼなんだけど非常に複雑。
少し時間経過と、温度の上昇で甘味‥ではなく渋味がムクムクと湧き上がります。果実味もより厚みがあり、ロゼなんだけどヘタな赤ワインよりも渋味も酸味も果実味も、すべてにおいて出来がいい。なんだこれ‥毎年飲んで、毎年感動してる。余韻も長いですしね。ほんと、なんなんすか、このロゼ。
セミドライのチェリートマトを使った‥とか書きそうだったんですが、このタンニンの豊富さは、少し脂が欲しくなりますね。でも、サーロインという感じではないかな。脂の乗ったヒレ、短角の霜降ってるよりもやっぱりサーロインとかみたいに、脂身が付いてる方が調整しやすいか。いや、ここはハンバーグが全部叶えてくれそうな気もする。しっかりとしたソースにもこのタンニンは負けませんよ。牛肉でないなら、めっちゃいい豚肉、付け合わせかソースにトマトもソテーして。なんだか、この渋味をどうやってやっつけてやろうかと思いますね。あ、非常に、非常においしいロゼです。温度が低い方が、旨味や甘味が前ですね。温度が上がってくるとタンニンが突出してくるおもしろさ。酸味は終始同じトーンで、案外、タンニンではなく構成感は酸味なんですよ。
二日目も懲りもなく冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウ・ディフィニッションのユニバーサル型。初日同様のブドウ、イチゴ、サクランボにスミレの香りが追従、ミネラルの冷涼な感じ、酸を連想させる香りもあります。口に含みますと、渋い。うん、渋味がありますね。初日はそうでもなかったのですが二日目は温度を少し上げた方がいいように思いますので、しばし放置プレイ。少し温度が上がるといいですね。果実の甘味ある香味が出てくるし、それに呼応するように渋味がでてくる。酸味は終始あるので、あまり気にならないが確実に構成を担っています。2022年は渋味がポイントです。ロゼなのにきっちり渋いから、ヘタな赤ワインよりも‥という立ち位置の優れたロゼですが、2022年は渋味、タンニンの際立ちがこれまでとちと違う。
温度大事ですね。決して温度にシビアというわけでもありませんが。今(伝わらんけど)、めっちゃいい状態。少しひんやり感じる温度。果実味も甘味をともなってまとまってるし、旨味もほどよく、渋味もぼちぼち。すんなり飲める。まあ、ここに尽きるわけですね。飲みやすいのがいい温度や、いい時間経過、いいタイミングです。
三日目も懲りもなく冷蔵庫キンキン温度、グラスはシュピゲラウ・ディフィニッションのユニバーサル型。少しだけ色調が大人しくなったような気がしますが気のせいです。チェリーやラズベリーの香りが前に出てきましたね。酸ももちろんあるんですが、渋味が際立ちますね。いやあ、こんなロゼやっぱりないですよね。赤ワイン以上に渋いかもしれませんよ。でも、エグい渋味じゃないからいいんですよね。で、甘味もちゃんとある、非常にメリハリがあって、この個性はとても魅力的で印象に残る。グラスの中で馴染み、まとまりがありますね。さすが三日目です。相変わらず味も香りも余韻が長い。毎年、書いていると思いますが、ロゼだからと飲まないのはもったいない。赤ワインみたいな使い方ができるとはいえ、ロゼですが、こんなロゼもあるんですよ。
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