Chianti Classico 2020 Querciabella
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キャンティ・クラッシコ 2020 クエルチャベッラ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
1972年、アメリカのイタリア系移民だったジュゼッペ・カスティリオーニ氏がグレーヴェ・イン・キャンティ地区に150haの土地を購入。当初2ha程度だったブドウ園も、現在は約75haとなりました。いつの日か故郷のイタリアに戻り、その象徴でもあるワイン造りを‥は、イタリアをルーツに持つ移民の子孫や、イタリア内外で事業を成功させた者達は一様に考えるものなのかもしれません。
1,332本のみ生産された初めてのキャンティ・クラッシコは1974年ビンテージのこと。本格的に稼働したのが1979年からだそうです。1981年には当時VdTのカマルティーナを発表し、ジャコモ・タキスがエノロゴを勤めていました。現在はタキスからグイド・デ・サンティ氏が引き継いでいます。1988年からオーガニックでの栽培を始め、2000年からビオデナミでの栽培となっており、最近のクエルチャベッラはビオデナミ推しとなりますが西野嘉高が毛嫌いするような不潔さは皆無ですのでご安心下さい。
グレーヴェの生産者ではありますが、2006年に購入したラッダやガイオーレにも畑を持ち、地区は異なれどよい畑があれば‥な姿勢のようで、実はこのスンタンダードなキャンティ・クラッシコにはグレーヴェ、ラッダ、ガイオーレの各地区のサンジョヴェーゼが混醸されており、現在は単一品種ですが、複雑さに寄与しています。残念ながら2019年のテクニカル情報がなく2020年と2016年の情報のちゃんぽんです。手摘みで収穫されたブドウは除梗されますが粒を潰すことなく温度管理されたステンレスタンクに移されアルコール発酵とマロラクティック発酵を行います。醸しは約12日間。樽はすべてフランス産で新樽比率10%のバリック(225L)と500L樽の併用で約12ヶ月の樽熟成。兼ねてからクエルチェベッラでは動物的な要素を排除しており「100% Vegan」と記載しています(イマドキですね)。
ジェームス・サックリング/93点
Pure fruit on the nose, with rose hips, cherries, blueberries, lemon leaves and dried flowers. Medium-bodied with tangy acidity and firm tannins. Vibrant and elegant, with such purity of fruit.
ヴィノス/92点
The 2020 Chianti Classico is bright, fresh and nicely lifted, with terrific precision and energy lending quite a bit of character. Bright red Sangiovese fruit, spice and a touch of blood orange are front and center. Even so, the 2020 appears to still be recovering from its bottling. That should not be an issue in another 6-12 months' time. This is the first vintage that includes fruit from parcel in Greve's Lamole district.
ジェブ・ダナック/93点
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
すっかりお馴染みのセンスの良いラベルデザインは、パッと見てクエルチャベッラ「らしい」のがいいですね。コルクはなかなかの質の4,5cmですが、一瞬ディアム系の合成コルクかと思いましたが生コルクのようです。グラスはシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型、バックラベルにはビオ認証と、ヴィーガンロゴがあります。2015年が13度、2016年が13,5度でしたが、2019年とこの2020年は14度の表記になります。また、現地のバーコードを覆うようにシールが貼ってありますが、これは日本での販売時にピッとする際に色々あるのでその処理です。その処理のために、現地ラベルをすべて覆い尽くしたり、日本仕様のラベルしか貼らないなんてこともあるのでなんとかしてほしいですね。
色調は、これぞサンジョヴェーゼらしいテカりと深みのあるクリアで黒味のある赤。樽香はロースト香も強くなくふんわりとしたもので、果実香主体。熟度のあるチェリー、赤いベリーの香りはとてもピュアで、クエルチャベッラらしいキャンティ・クラッシコの香りですね。甘味ある果実香もあるんですが、クエルチャベッラらしさはスパイス香かもしれません。あと、チェリーの皮感かな。2019年と同様ですが、樽のヴァニラは前ではない。度数も2019年から14度(表記)ですが、それをどやのこやのと感じさせることもありませんね。
口に含みますと、王道のミディアムボディ。それなりに果実味の密度やボディはありますが、それなりにスーっと終盤に馴染むような酸味もあってとてもおいしい。旨味にもツヤやかさがあり、酸味との調和もとてもいい。スタンダードなCCに求められる、初日一杯目からおいしいが具現化されてますね。スミレの風味は、全体としてありながらも、目立たせない。サンプルを購入後しっかりと休ませていたのもありますが、結構完成された感じがありますね。樽の香ばしさは終盤に見え隠れ、果実味に溶けるミネラルも存在は確認できますね。
二日目もシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。よリスパイシーさのあるスミレの香りが顕著。口当たりはまろやかになり、旨味も感じますね。二日目ならではの、ジューシーさはきっちり出ています。度数は14度ですが、ボディ感をアルコールに頼るわけではありませんね。余韻も長いし、飲みやすい。全体として、これぞキャンティ・クラッシコなスタイルだし、サンジョヴェーゼの表現。そして、クエルチャベッラのCCを飲み慣れているお客様には、ああ、クエルチャベッラだな‥と思われること確実。安定してますね。2019年よりもどーのこーのという感じではなく、普通に(ここ重要)おいしい。
三日目もシュピゲラウのディフィニッションのユニバーサル型です。グラスに注ぐ途中から香りが広がりますね。初日から飲めるものの、最新ビンテージがゆえの三日目は期待大です。艶っぽいスミレの香り、果実の香味は馴染みまとまり、刺々しさはありません。一体感がありすんなりと喉を通る。余韻も長いですね。三日目もスパイス感のある果実味です、やはり旨味、酸味がとてもジューシー。図太いつゆだく。三日目が一番うまい‥なんて書くとそこまで到達できないよーなんて声も聞こえそうですが、初日、二日目で半分ぐらいで止めて三日目、おたのしみいただきたい。
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