Langhe Chardonnay 2015 Cavallotto Bricco Boschis
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ランゲ・シャルドネ 2015 カヴァロット・ブリッコ・ボスキス
《イタリア/ピエモンテ/白/シャルドネ/辛口》
カスティリオーネ・ファレットを本拠地とするカヴァロット。1948年から5世代に渡る老舗生産者のひとつで、古典派バローロの造り手としてもつと有名。現在は、地元では偏屈呼ばわりされるジュゼッペ氏の代(誰かさんと同じだな)。カスティリオーネ・ファレットのブリッコ・ボスキスの丘の上部に位置し、アジェンダを囲むように自社畑が広がっています。
収穫量は32hlから38hl/haと厳選されているように見えるが、これは樹齢の高さから自ずと収量が落ちることに由来する。
「お爺さんも父親も天の恵みである果実を切り捨てることに抵抗を感じている。
よってほとんど選果は行わない。」
農民として手塩にかけたブドウをグリーンハーベストによって無駄にはしたくないという思いがあるようだ。グリーンハーベストを行うことで、確かに凝縮感を出すことはできるがそれはカヴァロットのスタイルではない。自生する雑草もある程度までは生やし、一定の高さまで育って初めて手作業で刈り取る。農薬も使用しないし、銅や硫黄以外の除草剤も使用しないが、そのまま畑を耕す事なく放置する不耕起栽培を実践している。
カヴァロットでは三種類のバローロを醸しています。1945年、1966年に植樹された南南西向きの1.56はのクリュであるヴィノーロはブリッコ・ボスキスよりも低い位置ながら優美な甘味を持ち、他の2種類のクリュよりもパワフルでクリーミ。カスティリオーネ・ファレットの特性を素直に表現しているのがサン・ジュゼッペのクリュ。ブリッコ・ボスキスの区画の一部で最も古い樹の樹齢は73年を越す優れた畑。そして、カヴァロットを代表するのがブリッコ・ボスキス。南東から南西を向くブリッコ・ボスキスの区画の5.04haのブドウが使用されスラヴォニア産の大樽で36ヶ月熟成される。
今回ご紹介するのは、ランゲ・シャルドネ。ブリッコ・ボスキスの区画の下部、石灰を多く含む粘土質土壌で栽培されているシャルドネが使用されます。1975年の植樹だそうですから、40年以上の樹齢となります。
収穫されたシャルドネは16度から18度で管理されたステンレスタンクでの醸しと発酵は45日間と長期間かけて行われます。またその間、デレスタージュが施され、部分的にマロラクティック発酵が施されます。熟成はステンレスタンクで約9ヶ月間行われ、毎日のバトナージュが施されます。2015年の7月14日に瓶詰め。この2015年は生産者も太鼓判の★★★★★ビンテージとのこと。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ALBEISAの共通瓶。ラベルはカヴァロットらしい、シックというかオバハン臭いというか‥まあいい。バックラベルに記載の生産本数は平均的な数字のようで5,500本の記載。コルクはなかなかの質の4.5cm、グラスは迷ってヴィノムのブルゴーニュ型、冷蔵庫キンキン温度からのスタートです。なお、表記のアルコール度数は14度となります。
ステンレスタンクでの9ヶ月の熟成とのことですが、色調は予想よりもゴールドに深みがありますね。濃い目の14金、15金あたりでしょうか。グラス内壁を垂れる脚もちょっとゆっくりですかね。なかなかテリがあり、グラスを回すのも重みを感じます。
パイナップル、ハチミツ、柑橘香もありますが、少しコク、コッテリしてるかも?と思わせる果実香があります。14度のボリュームもありそうですね。口に含みますと、十分なミネラルと果実味の厚み、ボリュームがありますが、フレッシュな酸味が一陣の風となり、重苦しさがありません。十分な深み、コク味も感じる飲み応え十分な酒質で満足度が高い。うん、ステン熟成ですが、十分なシャルドネの熟度の高さを感じますね。でも、フレッシュさある酸味が爽快さもありクドくない。じっくりと時間をかけて行われる醸し、発酵、デレスタージュもあって、十分な抽出を感じます。
味わいにも甘味を感じますが、風味がハチミツ系なのもありコテっとしてそうですが、14度というアルコールとのバランスもとてもいい。フレッシュな酸味と終盤のほのかな苦味がそう甘くは感じさせない。
うん、二杯目もコク味と新鮮さある酸味とのバランスが個性的。こういう「濃さ(語弊あり)」と「潔さ(語弊あり)」の相対するような要素が均衡しているのがこのワインの面白さですね。
ふむ。コク味と言っても、濃厚トロトロではないんですけどね。キチンとミネラリーな部分もありますし、スキのない密度の高いワイン。こういうのはあたしが評価するタイプです。パイナップルが軸に、マンゴーとアプリコット、白桃の果汁(果肉ではない)。ステンレスタンクでの醸造でこれだけの満足度あるシャルドネはなかなかないぞ。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、いや、冷蔵庫から出しておきましたがそれほど温度は上がってない模様。初日同様にコクを感じさせる果実香がいいですね。パインやマンゴー、アプリコットの南な果実香と、柑橘。口に含みますと、ハチミツ香、甘味、スパイス、密度の高さ、深さ、14度のアルコールのまろやかさ。初日のような新鮮な酸味はすっかり溶け込み、まろやかすがUPしました。
うーん、このシャルドネは旨いですねえ。樽熟成ではありませんが、この14度という高めのアルコールのボリュームと、2015年の熟したシャルドネのボリュームが同調しているんです。
三日目も冷蔵庫キンキン温度。南国系フルーツよりも柑橘が少し前の位置になってきましたね。ミネラルの透明感、スパイスも健在。口の中のボリュームは相変わらずでミネラル感もあるフルボディのシャルドネ。最後のスパイスを伴う苦味が個性的、でももちろんシャルドネを外れない。
実は2012年を2015年の夏にご案内しているのですが、当時の希望小売価格は4,000円税別で、セール価格で3,000円税込ポキーリでご案内しました。しかし、この2015年は希望小売価格が1,000円下がって、3,000円税別、となると2,500円を斬れる2,480円税込でとなりました。これは相当なコスパですね。
樽はかかってないのですが‥あえてスモークチーズを食べてみたら、これがまるで樽ドネみたいに感じる。そのワインにない要素を食べ物で補うのも面白い飲み方ですよ
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