Langhe Nebbiolo 2006 Parusso
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■ ランゲ・ネッビオーロ 2006 パルッソ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
かつてはバローロ・ボーイズの一員でしたが‥諸事情により(←本人からそれとなくは聞きましたが‥)脱退‥我が道を行くマルコ・パルッソは、どのワインもエレガントにしてモダン‥ボーイズのワインを否定するつもりは全くありませんが、どこか同じ方向に味の傾向が‥というのが嫌だったみたいね。自分の畑には、自分の畑の葡萄でしか成し得ない味が、スタイルがあるわけで‥マルコ・パルッソ曰く「今すぐに飲んでも美味しいワイン」の具現化は、やっぱりどこかにエレガンスを感じさせるスタイルであり、濃厚さよりも、濃密さ‥なわけです。今飲んで美味しくないワインは、熟成させても美味しくない‥とも言うてましたね。
そんな思想は、若飲みヨシちゃんとしては、うんうん‥と、うなずきマーチ(←古いわっ!!)なわけです。新生マルコ・パルッソからのファンとしては、ほんっとに、パルッソのネッビオーロが好き♪いや、パルッソのネッビオーロでないと‥とさえ‥。
ランゲ・ネッビオーロDOCを名乗れど、ネッビオーロ100%じゃなくてもOKなシステムがゆえ‥(←確かそうだ‥←確か‥とか自信ないんかよ)ネッビオーロに国際品種をブレンドしちゃう生産者も少なからずいてたりするのですが、パルッソのランゲ・ネッビオーロは、マルコ・パルッソ曰く‥ミニ・バローロ‥らしくネッビオーロ100%からなります。
海抜300m〜450m、南西向きのモンフォルテ・ダルバ地区にあるオルナティ畑とモスコーニ畑から収穫されるネッビオーロ達は、一部はバローロ用の畑の若木からも使われます。一年落ちのバリックで、澱と接触させたまま12ヶ月の樽熟成が施されます。ボーイズを抜けたからといって、バリックでの熟成を辞めたわけではありませんが、ローストの強すぎない‥巧みな樽の使い方もパルッソのワインを、よりエレガントでありながらモダンさも両立させている利点ですね。きっと、このランゲ・ネッビオーロには、畑名入りのワインを熟成させたバリックの古樽が使われてるんでしょうね!!
マルコ・マルッソ氏の目論みは‥ブルゴーニュにおけるACブルゴーニュのような存在なんですね。とはいえ、廉価版という意味でなく、畑名入りのブルゴーニュが美味しい生産者はACブルゴーニュでさえも美味しいのと同様に、バローロのみならずランゲ・ネッビオーロも抜かりがない‥ってことね。
ビンテージも文句なしのパルッソのランゲ・ネッビオーロ!!
日本入荷分‥全量買い付けいたしましたっ!!
実は、値下げしてるんですが‥何か?
□ 独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
パルッソお馴染みの白地のラベル‥近年、畑別にラベル色地が変わってますが、このランゲ・ネッビオーロは‥まだ白地のまんまですね。ラベル表記のアルコール度数は13.5度、キャップシールの赤色の発色もよく、キャップシールトップに白地でPARUSSOの文字が映えますね。ボトルは極普通のモノで、底もそれほど凹んでおりません。コルクは良質のモノで4.5cm、お尻はまだほとんど色が付いていない状態ですね。グラスに悩みましたが、ヴィノムのブルゴーニュと、ボルドーで飲んでみようと思います。
色はもうちょっと薄かったような気がするのですが、なかなかランゲ・ネッビオーロとしては濃く感じますね。濃く感じる‥といっても上から覗き込めば、底がちゃんと見える程度ですけどね。派手さはありませんが、ちょっとローストしたバリックの香りが漂います。甘味を感じさせる熟したチェリーの香り、最初の樽香は‥一瞬でした‥スワリングを数回するだけで、バッチシ、チェリー系果実たっぷりの香りが全面に出てきましたね。香りはどちらのグラスで嗅いでもよく出てますが、ちょっと香りの出方がやっぱり違いますね。ボルドー型で嗅いだ方が、濃く感じ、ブルゴーニュ型だとキレイな酸を感じさせる香りです。
プチ・バローロとはいえ、バローロとはまったく差別化が計られておりまして、思う存分、気軽にネッビオーロを楽しんで下さいね♪なメッセージが聞こえてきそうな、フレッシュさも感じる果実味なんです。それにしても、香りの段階で、しっかりと熟した葡萄が使われたんだなぁ‥と想像させますね。これは、さすが2006年‥出来が良さそうだーっ!!
口に含みますと‥やっぱり十分に熟した葡萄を感じる膨らみ感‥優しく、しんみりと果実に溶け込む甘味‥豊富ながらも、ギュっと締まりのある酸味が豊富ですね。余韻に向けて、若干粉っぽさに似た白いスパイス‥いやスパイスじゃないんだけど‥ミネラル感のある香りと、味わいに、極々少量の苦みが‥。それにしても余韻が長いですねぇ。香りの段階では、気軽に楽しめるネッビオーロと書きましたが、確かにバローロやバルバレスコよりは気軽に楽しめる、酒質ではありますが、かなりの本格派であることに間違いはないですね。
ボルドー型で飲むと、もう少し濃密さもでてますね。ここらへんは好みですねぇ。どっちも美味しいですよ。
まだまだ若さを感じますが、プチプチ感はナシね。ちょっと2006年のバローロやバルバレスコに期待を感じさせる、すこぶる優良ビンテージだったんだなぁ‥をやっぱり感じますね。マッキオーレのボルゲリ・ロッソ2006に感じたのと同様に、このランゲ・ネッビオーロも、渋味や酸味が近年の優良ビンテージとよばれる2004年や2001年よりも、ハッキリとしっかりと感じます‥やっぱり1999年を彷彿としちゃう‥かな。
パルッソの造りというのは、香りだけだと‥それ相応にモダンなスタイルだなぁ‥と、感じるのですが、飲んでみれば、キレイに酸味が出てるし、構成もバッチシだし、非常にエレガントで奥ゆかしい‥軟派でない真面目な酒質を感じます。どこかに‥西野嘉高の好きなサンジョベーゼと似てるんですよね。もちろん葡萄品種も産地もまったく違うのですが、ワインとしての方向性が似てるんです。
どこかに、スミレだとサンジョベーゼなんだけど、同じく紫色っぽい花を連想させる香りがあるんですよね。楽しみ方としては、キャンティ・クラッシコ的よね。これ以上に濃い‥とか、樽の効いたのを求めるんなら‥スーパートスカーナにすればぁ?みたいな感じ‥ランゲ・ネッビオーロはこんな感じがエエのよ‥でも、そこで我慢するんじゃなく、ランゲ・ネッビオーロじゃないと、このラインがない‥のも現実かな。
優しい甘味が、旨味にも感じるのは時間の問題かな‥現時点では確実に、二日目ってさらに濃密に旨味が乗ってくるだろうなぁ‥を想像させますね。
二日目です♪注ぎ立ての香りに、マロさが感じられますね‥いや、まだマロまでは行かないかな‥でも、初日よりも香りに酸味が大人しくなってきた様が感じられます。それにしても、やっぱりこの2006年は果実味が濃いですね‥。口に含みますと、非常にやわらかく感じる‥まとまってきたし、マロさもでてきてますが、やっぱり膨らみが大きいですね。果実の中に、有刺鉄線が張り巡らされている感じもありますね。でも果実の肉付きが丸いので、堅い‥とまでは感じませんが、きっちりした構成感が、やっぱ2006年ってスゲーな‥と思わせます。
舌に触る感触がすべらかだなぁ‥果実味は濃いめではありますが、どこかワインという液体の中の水分の部分がキレイ‥清流のようにピュア。そこにエレガンスを感じるんだよなぁ。
この二日目は、ボルドー型が飲むほうがキレイな感じがありますね‥若干、苦みも強く感じますが‥。ブルゴーニュ型だと、酸の輪郭がクッキリしてて、より立体的に感じます‥不思議ね‥ワインって。どっちでも美味しいけど、結構、違いがあるんですよ‥ぜひ、色んなグラスで飲んでみてくださいね。
どこかに赤く染まったミントな感じもあるなぁ。鼻に抜ける香りも抜群だし‥やっぱパルッソのネッビオーロは美味しいねっ!!文句なしですっ!!
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