Etna Rosso Guardiola 2007 Terre Nere
シチリア州の赤 > Terre Nere(Marc de Grazia)
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エトナ・ロッソ ヴィーニャ・グアルディオーラ 2007 テッレ・ネレ
《イタリア/シチリア/赤/ネレッロマスカレーゼ98%、ネレッロカプッチョ2%/フルボディ》
エトナのワイン‥ネレッロ・マスカレーゼ‥素晴らしいですね。
西野嘉高も好きだなぁ‥。
現在のネレッロ・マスカレーゼからなるワインの味わいの流れを見れば、パッソピッシャーロが2004年以降、エレガントな路線へ、そのスタイルを変更したのも納得できますね。
標高が高く、樹齢の古いネレッロ・マスカレーゼからなるワインは‥エレガントなスタイルこそ‥なのかもしれません。
もちろんネロ・ダヴォラに代表される色濃く、凝縮した赤ワインも人気ですし、チェラスオーロのようなバランスの良いワインも‥シチリアの中でも海と山‥地区によっての個性を感じさせてくれる銘柄が増えたことは嬉しい限りです♪
んで‥
今回は、そのスタンダードなエトナ・ロッソも人気のテッレ・ネレの上位クラスとなるクリュワインをご紹介します。テッレ・ネレでは2004年から3種類のクリュを‥この2007年からは4種類のクリュのエトナ・ロッソを醸していますが、西野嘉高が選んだのはグアルディオーラのクリュ。
グアルディオーラ‥聞いたことありますね。そう、パッソピッシャーロのシャルドネからなる白ワインの名前と同じです。これクリュ名なんですね。でも、クリュと言っても、さらに細分化された畑が存在するようで、どちらの生産者もグアルディオーラを所有してる‥ということだと思います。(←微妙に自信なし‥)
西野嘉高が年初のトスカーナ訪問時に飲んだ2008年からのクリュ別のパッソピッシャーロに、グアルディオーラというクリュ名の物は含まれておりませんでしたから、フランケッティ氏が所有するグアルディオーラはシャルドネが植わってるだけなのかもしれませんね。
マルク・デ・グラツィアは2004年から、フランケッティは2008年から‥ブルゴーニュに近いと言われるエトナのワイン達の宿命なのですかね‥クリュを名乗るのは‥。
さて‥
そんな名前繋がでグアルディオーラを選んだのではありません。テッレ・ネレのクリュ別のエトナ・ロッソの中で‥一番標高の高い位置にあるのが、このグアルディオーラなんですね。標高が高いから一番美味しい‥わけではないかもしれません。クリュはそれぞれの個性があり、それぞれ美味しいものですけどね。ただ、年初に訪問したテヌータ・ディ・トリノーロにて、パッソピッシャーロのクリュ別をテイスティングしましたが、そのクリュは標高で分けられているようで、一番‥標高の高いクリュ(グアルディオーラではないですけどね‥トリノーロの場合)が、一番、ネレッロマスカレーゼのエレガンスを感じました。
そこが決め手‥なんです。
シチリア島はカターニャ県に属するエトナ火山の北側、ロンダッツォ地区の居を構えるのが、このテッレ・ネレ。バローロ・ボーイズを率いたことで一躍イタリアワイン業界で名の知れたマルク・デ・グラツィア氏と弟のセバスティアン・デ・グラツィア氏が2002年に初ビンテージをリリースしました。
近年注目されている、このエトナ近辺は、フィレキセラに侵されていない、非常に高樹齢の樹が残っていることや、標高の高さ、複雑な土壌‥まだまだ、様々な可能性を持つ未開拓な地がイタリアにはあるんですね。そしてこの地の土着品種であるネレッロ・マスカレーゼ種は、もう日本のイタリアワイン好きならご存知。シチリアの赤‥ネロ・ダヴォラ同様に、知名度も上がりました。
さて、テッレ・ネレとは「黒い土壌」という意味だそうです。岩石がゴロゴロとした火山灰土壌が黒いことから命名されたようですが、この土壌はエトナ火山の50万年以上に渡る噴火活動の結果、非常に多様で特殊な土壌が広がり、単一畑=クリュを名乗ることもしばしばなどほ、その畑の条件は様々だそうです。
エトナ火山の北斜面の約30haを持ちますが、葡萄畑はその内の21haとなります。個性の違うクリュであす「グラルディオーラ」「フェウド・ディ・メッツォ」「カルデラーラ」「サントスピリト」の際立った4つのクリュを持ちます。クリュ名を名乗るエトナ・ロッソが醸され(サントスピリトは2007年から)、最上位は「プロフィロキセラ・ヴィニェート・ディ・ドン・ペッピーノ」となります。
アジェンダとしての初ビンテージは2002年となりますが、クリュワインがリリースされたのは2004年から。その2004年から、自給自足‥借り物ではない自身の新しい醸造所でワインが醸されるようになりました。
2007年からクリュのワインに加わったサントスピリトは、元々はその畑からの葡萄を購入していたようですが、畑ごと‥買っちゃったようですね♪また2008年には、グアルディオーラに隣接した、クリュを、さらに7ha買い足したそうです。また、カルデラーラのクリュに属する4.5ha分は、樹を抜き、畑を休ませた後、2007年に新たに植樹したとのことです。
各クリュは、日本市場でも同じ価格(希望小売価格)で‥となりますが、その中でも今回は「グアルディオーラ」のクリュからなるワインをご紹介します。テッレ・ネレが所有するクリュの中でも最も標高の高い800〜900mに位置します。石が多く痩せた火山性の土質。グアルディオーラのクリュの中にある二つの畑合計2.1haから収穫される葡萄で醸されます。2005年に一部となる450本を植え替えたようですが、それを除けば、いずれの畑も、その樹齢は50〜90年にもなります。
急勾配の畑は機械は入れずに完全な手作業で畑が管理されます。その標高の高さから、涼しいミクロクリマを持ち、テッレ・ネレの中では最後に収穫されるクリュでもあります。醸しと発酵は10〜15日間。マロラクティック発酵の後、新樽比率25%のフランス産のオール樽で18ヶ月の樽熟成後瓶詰めされます。
コルクは良質の5m、ラベルに表記のアルコール度数は14度となります。香りはさすがにスタンダードなエトナ・ロッソよりも、果実の熟度が高いのがすぐに理解できる甘味ある果実香。チェリー、アセロラ‥両方とも酸っぱい果実ではなく、完熟のそれ‥。紫と白のフラワリーな香りもありますね。樽香はとても溶け込んでおり、果実香主体。口に含みますと、膨大なタンニンのさらに表面を覆い尽くす果実のボリュームも感じますね。酸味も豊富ですが、とても質が高い。
香味にフランボワーズや、赤いブルーベリーとミネラル。グラスの中で、非常にまろやかになってきて‥これはとても美味しいですねっ!!余韻も素晴らしく長い‥。ボディはあるが、押し付けがましくない濃さは、やはりネレッロマスカレーゼのエレガントな部分も感じさせる秀逸なワイン。
実は、鰹のタタキ、生わかめにポンズ‥がワインの肴ですが、めさくさ合うんですよ。生わかめのヨードと、ポン酢の酸味を口に含んでから飲めば、ワインがさらに甘味を帯びて感じます。鰹の赤身‥外側の焦げた感じも素晴らしい相性。
あああ、ちゃんと毒味として毒味するんだった。セール商品はコンパクトに毒味をまとめる感じなもんで‥というか、特売する必要があるのか?と思える素晴らしいワイン。ちなみに‥グラスはブルゴーニュ型ですが、これがまた合います。杯を進めるごとに、まろやかに感じますね。終盤にチャーミングな果実とともにスパイス‥ほろほろと複雑。
パッソピッシャーロの2007年の素晴らしかったですが、やはり造り手が変われば‥違いますね‥。ただし、両方とも素晴らしいネレッロマスカレーゼ‥。上手いんだよなぁ‥どっちも‥そして旨い。標高の高さ‥感じますね。熟度が高いのに暑くないんです‥これは、飲んでいただければわかるはず。
ほどよく濃い≒ほどよい密度は、スイスイ飲める。主張はあるが、ストレスがない‥んだな。ま〜とにかく美味‥ネレッロ・マスカレーゼ‥やっぱ好きだわ♪非常に満足感あり!!
非常にバランスのよい完成されたワイン。今飲んでも美味しいし‥うーむ、ネレッロマスカレーゼの熟成の可能性は西野嘉高には‥わかんなくってすみません。
3980円(税込)‥決して安いワインではありませんが、テッレ・ネレのクリュがこの価格はありませんよっ!!
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