イタリアワイン通販［にしのよしたか］大阪のイタリアワイン専門店｜イタリア好きが毒味してセレクトした厳選ワインを販売！

Brunello di Montalcino Beatrice 2011 San Giuseppe / Stella di Campalto

トスカーナ州の赤 > Montalcino

	更新履歴 2018/03/25 販売価格 12,800円(税込) 在庫数 SOLD OUT
	この商品について問い合わせる 　この商品を友達に教える 　買い物を続ける

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ベアトリーチェ 2011 サン・ジュゼッペ／ステッラ・ディ・カンパルト
《イタリア／トスカーナ／赤／サンジョヴェーゼ／フルボディ》

当主であるステッラ・ディ・カンパルト女史は19歳の時に結婚と出産、経済的にも恵まれそのまま大学にも進学する予定だったそうです。しかし義母からモンタルチーノの土地を贈与され1992年にサン・ジュゼッペを設立します。1996年には有機栽培の認証も取得し、1999年にブドウ樹を植樹、醸造所を構えます。

最初のワインは2001年のロッソ・ディ・モンタルチーノ。ブルネッロを名乗れる畑からのブドウのみで醸造されながらも、熟成期間を寸止めでロッソを名乗るのを数年。1999年に植樹したブドウ樹達がビオデナミの認証を受けたのを機に2004年からブルネッロ・ディ・モンタルチーノのリリースが始まります。公式サイトでは、ロッソの生産本数はビンテージによってまちまち。ブルネッロも当初よりも増えましたが、本数は年号によって大きな変化もありそうです。

師は、サリクッティのフランチェスコ・レアンツァ。そのサリクッティでエノロゴも勤めるピアン・デッロリーノのヤン・ヘンドリック・エンバッハ氏も仲良しですね。実は、以前にモンタルチーノを訪問した際はセン・ジュゼッペにも訪問しました。エージェントを勤める林氏も惚れ込むモンタルチーノで最高の立地を誇ります。

現在、下記のクリュを持ちます。一部、メルロ他を混醸するロッソ・ディ・ステッラなども発表されていますので、一番下のサンタンティモDOC管轄内ではメルロ他の品種を栽培していると思われます。

・Vigna al Leccio　 340m 南西向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna Curva　　　320m 南西向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna al Sasso　 290m 南東剥き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna Bassa　　　270m 南向き Brunello di Montalcino DOCG
・Vigna all'Ulivo　 280m 西向き　 Brunello & Rosso di Montalcino DOCG & DOC
・Vigna al Bosco　 240m 南向き Sant Antimo DOC

ベアトリーチェはサン・ジュゼッペが所有する約5haのブルネッロの畑のうち砂質の多いVigna Bassaのブドウを使用しています。南東向きの標高280mから360mにある（合計）約5haの畑。ガレストロ、火山性、粘土質、鉄分の多い土。haあたり5,500本で栽培される樹齢約13年のサンジョヴェーゼが使用されます。円錐型の20hl樫樽でのアルコール発酵とマロラクティック発酵。17hlの樫樽で52ヶ月の熟成後瓶詰め、18ヶ月以上の瓶熟成を経てリリースされます。この2013年の生産本数は2,497本。

サン・ジュゼッペらしい透明感がありつつ陽気さがありわかりやすく直感的なワインに仕上がっています。ベアトリーチはステッラ女史の娘の名前が由来。社交的で明るいベアトリーチェの性格がこのワインに似てることから名付けられました。


　2011年のビンテージ情報

　春から7月末まで理想的な天候が続きましたが、8月に入って午後からの熱風
　と猛暑が到来しました。キャノピーマネジメントなど畑の作業に追われた年。
　サンジュゼッペでの畑の管理は非常に細かく、収穫前の1ヶ月間は毎日6人の
　スタッフで畑を見回り、乾燥したブドウ粒をハサミでカット。1本ずつブドウ
　の樹の樹勢を確認しながらブドウの房数を見極め、ブドウの成熟負担になる
　部分をカットするなど入念な作業を行いました。例年よりも極少量の生産と
　なりましたがすばらしい作品に仕上がっています。ワインは幾層にも複雑味
　があり、暑い年ながらしつかりと酸の主張も感じられます。グラスに注いで
　からの時間とともに複雑さも増してゆきます。