10×10 / Cento Rose NV Le Marchesine
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チェント・ロゼ NV レ・マルケジーネ
《イタリア/ロンバルディア/泡/ロゼ/ピノビアンコ、ピノ・ネロ、シャルドネ/辛口》
レ・マルケジーネ社は、ロンパルディア州きってのフランチャコルタの産地であるエルブスコから5kmほど東のパッシラーノ地区に居を構えます。その家系は1196年に遡ることもできるビアッタ家が1985年に興しました。
曽祖父であるカミッロが、ネゴシアン・エルヴールとして、バッサ・プレシャーナ地区で、仕事を始め、祖父ヴィットリオ、創始者のジョヴァンニも跡を継ぎます。ジョヴァンニが、1980年にフランチャコルタのエリアであるパッシラーノに居を移し、息子であるロリス、姪のアリーチェと共に自社瓶詰めを始めます。
元々は4世代に渡るネゴシアンながら、自社でフランチャコルタを醸造するのは本気‥エノロゴには、シャンパージュ醸造協会会員であるフランス人ジャン・ピエール・ヴァラド氏を迎え、シャンパーニュの手法を取り入れています。アグロノモは、ロベルト・マッセダリア。現在約45haの畑を所有し、フランチャコルタを中心に醸していますが、ネゴシアンから始まり、ビアッタ家がワインを家業としてからの100周年を記念にリリースされたのが、このチェントシリーズ。10×10(=100)でチェントとなります。今回はロゼのご紹介ですが、白のブルットの二種類。
フランチャコルタ同様、瓶内二次発酵で醸されますが、フランチャコルタの規定では、瓶内二次発酵期間は最低18ヶ月、発酵や瓶熟成期間を含め、収穫の始めの付きから数えて25ヶ月間は消費できない(リリース)規定ですが、こちらは、全ての期間をあえて24ヶ月に納め、フランチャコルタを名乗らないことで、価格を抑えているという裏ワザが使われています。
なお年号入りのフランチャコルタは瓶内熟成期間が最低30ヶ月で、収穫の始めの月から数えて36ヶ月はリリースされません。つまり、フランチャコルタのNV は、25ヶ月〜35ヶ月の期間でリリースされているとも言えますね。
あえて寸止めすることで、フランチャコルタは名乗れませんが、本格的(←瓶内二次発酵)なロンバルディアの、しかもフランチャコルタ地区のスプマンテを楽しんで欲しい‥という願いが感じられますね。普通100周年なら、豪華なボトルとケースの納められた超高級なフランチャコルタをリリースしそうなもんですが‥
ベビーフランチャコルタと呼んでも差し支えない泡質が2000円斬り!ぜひお試しをっ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
シルバーのキャップシールはレ・マルケジーネのアイコンか?なんとなくそういうイメージです。ラベルの紙質は最上級で、10×10の色使い、デザインはシンプルにして極上。キャップシールには捲りやすようなピロピロ完備‥ながら時計回りに回すんですね。大抵は反時計回りなような気がしますが気にしない、きにしない。王冠部分はさすがに何のデザインもない金色で、コルクも並でレ・マルケジーネの刻印はなし。まぁこういう部分でコストダウンが計られているのかもしれませんが、コルクが危ういわけではないので合格。プシュっと抜けば、ふんわりと米粉、イーストっぽい香りがプシュで嬉しい。なお、バックラベルに記載のアルコール度数は12度。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア一択です。(←ここまでブリュットの白と同じです)
ガス量はなかなか豊富に見えますね。泡質は、それなりですが、薄めの玉葱〜サーモンピンクと言ったところか。うん、ロゼらしいベリーが溶け込んだ香り、やはり米粉、軽いトースト、口に含みますと、瓶内二次発酵らしいガスの溶け込みは感じます。ただし、価格相応に泡質は、飛び子よりも一回り大きめな感じかな。窒息するほどのガス量ではなく、終盤に向けてキレのあるタイプ。泡はキレるが、香りの余韻は相当長いですね。ゲップ誘発系ではありませんが、舌の上にも心地よい刺激で、2000円以下なら十分なコスパ。ロゼらしく、赤い果実の香味もあり、うん‥かなり旨いよ。
二杯目です。おっと、二杯目になると泡質が飛び子になってきた。元々、シャルマーでない‥瓶内二次発酵的に溶け込みのある泡を感じてはいましたが、二杯目からがイイのは、スティルワインと同じだな。一杯目に感じたキレもあるが、一杯目ほどではなく、これは旨い。IGTっぽくないですね。ブラインドでフランチャコルタです‥と言われれば、納得しちゃうかもしれない。ロゼ感が程良いですね‥中華の三種盛(ほら、鶏肉とかの冷菜とか)なんかよさそうだな。白身のお肉までをカヴァーできる。
サンテロのピノ・ロゼよりも、赤いフルーツは少ないが、泡質はやはり瓶内二次発酵のイニシアチブを感じますね。キメも細かいし、溶け込んだガスが美味。
二日目‥冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。より果実香が出て来ましたね。ロゼらしいチェリー、フランボワーズちっく。ガスも抜けてはいませんよ。うん、なかなかキメ細かい‥やっぱり瓶内二次発酵だなぁ。フルーツの盛り合せ喰いたい。余韻にほのか〜に苦味、というか苦味を感じさせる香り。
旨いですね‥上手いともいえる。この価格に抑えて、この品質を思うと相当なコスパを持つスプマンテで間違いない。ケミカルな香りがしないのもイイですね。
三日目‥冷蔵庫キンキン、グラスはオヴァチュア。グラスに注いだ感じではガスはまだ大丈夫。若干、色が深くなってきた気がしないでもないが、どうせ気のせい。口に含みますと、うん、やはり溶け込んでるガスは落ちないなぁ。とても美味しい。
今宵は、オカン仕入れの剣先イカのお刺身‥醤油じゃないよな‥ポン酢です。ちゃうなぁ(←あかんやん)どっちも旨いけど‥違う。ポン酢ならカツオのタタキかなぁ。やっぱりロゼは、白じゃないんだよな。香り、味わいにベリーがありますからね。真っ白、透明なイカとはちゃうかも。
それにして、このスプマンテは気に入った。フランチャコルタと呼んでも差し支えないかもしれませんね。かなり上質なロゼ・スプマンテです。
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