Barbaresco Falletto 2005 Bruno Giacosa
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バルバレスコ・ファレット 2005 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/フルボディ》
本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ‥そして現当主であるブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。
現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうですが、1961年‥1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した"ブルーノ・ジャコーザ"が誕生しました。うーん、なんて孫思いのじいちゃんだったのでしょう。
今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があるんですね。
・Casa Vinicola Bruno Giacosa
契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。
・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa
自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。
こう書くと、後者の方が‥というイメージありますよね。しかし、そこは長年買いブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザ‥すべてはネイヴェの醸造所で醸造されますし、買いブドウと自社ブドウでの醸造方法に差はありません。もちろん買いであれ、自社であれブルーノ・ジャコーザのクオリティーに差はありません。
ブルーノ・ジャコーザと言えば‥あのシャア専用赤ラベルがつと有名で憧れでもあります。この2005年‥赤ラベルは生産されませんでした。どのクラスが基準点なのか?ここが曖昧ですが、格上げされなかったキュベもあれば、格下げされたキュベもあるでしょう。もちろん、ブルーノ・ジャコーザの名にふさわしくないキュベはとっとと桶売りされる運命です。
ただ、赤ラベルを作るほどでもなかった2005年ながら、そんなに卑下することもないのも2005年。こんなビンテージは自社畑モノの村名バローロやバルバレスコが詰められるんですね(契約農家ブドウのバルバレスコも存在します)。逆に言いますと、赤ラベルが醸されるようなビンテージは、村名など詰められずにどんどんと(お値段もね)格上げされるわけですな。
以前にご紹介した2005年の村名自社バローロの日本市場での希望小売価格は15,750円(税込=5%)でした。残念ながら、正規輸入元さんはこの2005年の村名自社バルバレスコの輸入実績がありませんでした。しかし、2005年の村名契約畑バルバレスコの輸入実績がありました(つまり、ファレットじゃないバルバレスコ2005ね)。そちらの希望小売価格は14,175円(税込=5%)でした。ジャコーザの契約畑のバルバレスコと言えば、サント・ステファノですね。その2005年の村名契約畑のバルバレスコもブドウの出所はそのサント・ステファノで約4000本が醸されました。サント・ステファノも良年は赤ラベルのある素晴らしい作品ですね。では、この村名自社畑のバルバレスコ・ファレットはどの畑か?ジャコーザが所有する自社畑はアジリとラバヤ(他にもあるかも)となりますから、いずれか、もしくは共通セカンド扱いとなったのがこのバルバレスコ・ファレットだと思われます。2005年は赤ラベルのリゼルヴァが醸されませんでしたが、アジリ、ラバヤのクリュを名乗る白ラベルは存在しますので、やっぱりこのバルバレスコ・ファレットは共通セカンドかなあ(たぶん)。
このバルバレスコ・ファレットのテクニカルな情報はありませんが、ステンレスタンクでの20日間前後の長めの発酵期間、スロヴェニア産あたりであろう大樽で熟成されているであろうことは想像がつきますね。
さて‥状態は(2021年1月24日更新)、この村名かつ自社畑のバルバレスコは2005年以降、2008年、2014年にリリースがあるのみ。白地のラベルはラップ巻き巻きで保存しておりましたのでとてもキレイな状態をキープしております。キャップシールやDOCGのピンクの帯封も真新しささえ感じるキレイな状態。帯封はシール裾に巻かれておりますのでくるくるとは回りませんが、液量はたっぷりの高い位置で液漏れはないはずです。液色はジャコーザらしい透明度のある明るさも感じるキレイな赤。瓶底の凹みに薄っすらと澱が出初めており、軽くオーラになりますが、基本沈む澱、量もすくなくなんら問題はありません。状態はとてもいいですね。ちなみに表記のアルコール度数は14度となります。
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