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Saia 2005 Feudo Maccari

シチリア州の赤 > Feudo Maccari (Sette Ponti)

	更新履歴 2009/05/11 販売価格 2,680円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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サイア 2005 フェウド・マッカリ
《イタリア／シチリア／赤／ネロ・ダヴォラ100%／フルボディ》

初ビンテージから扱い続けているワイン。

なかなか南の赤の扱いが少ないですが、シチリアを代表する土着品種であるネロダヴォラを、都会的に（モダンという意味ではない）洗練させた作品。

毎年、ファンも増え‥ド定番な銘柄となりました。

2006年は遂に（この価格帯で）トレビッキエリを獲得。今年は2007年のリリース年ですが、日本市場は、ようやく2005年。という約2年のアドバンテージの恩恵もひしひしと感じさせてくれる‥素晴らしい酒質ですよ♪

毎年、美味しくなってる‥。


安定した人気と実力。田舎臭くない洗練されたネロ・ダヴォラの代表格といえば‥このサイアですね♪

テヌータ・ディ・トリノーロは、パッソピッシャーロを‥フォンテルトゥーリはゾジラを‥トスカーナの生産者達が、こぞって進出するシチリアの魅力。このフェウド・マッカリは、勝手広報部長な‥テヌータ・セッテ・ポンティがシチリアで醸すネロ・ダヴォラですね♪

シチリア島、南東部にある美しい村ノート‥その素晴らしいテロワールに感銘を受けたアントニオ・モレッティ氏は、フェウド・マッカリのアジェンダを含む、100haの土地を2000年に購入し、シチリアに進出しました。もちろん、醸造家には、カルロ・フェリーニ氏が就き、カベルネソーヴィニョンやシラー、プチヴェルドにヴィオニエなどを植樹しています。

現在、フェウド・マッカリのアジェンダでは4種類のワインをリリースしており、このサイアは一番最初にリリースされたワインなんですよね。これまでのシチリアのネロ・ダヴォラのイメージを覆す、都会的なスタイルですが、シチリアらしさ、ノートらしさを醸したレ・ノートというネロ・ダヴォラとシラーをブレンドした親しみやすい赤やロゼもリリースしています。カベルネソーヴィニョンとシラーもブレンドしたマハリスも遂にリリースされ、フェウド・マッカリのプロジェクトは一段落かな？

もちろん、マハリスも素晴らしいワインですが、シチリアらしさは‥やはり土着品種であるネロ・ダヴォラですよね。ネロ・ダヴォラ100%で醸されるサイア‥ようやく新しい2005年に変更‥（とはいえ、現地現行よりは遅れてますけどね‥日本市場はラッキーです♪）。

平均樹齢20年、カルシウムや、火山性の黒土の土壌で、十分に熟したネロ・ダヴォラ100%のみで醸造されるサイアは、フレンチオークのバリックで樽熟成されるんですよね。シチリアのネロ・ダヴォラに野暮ったさ‥田舎臭さを感じるお客様には絶対にオススメしたいのは、さすがセッテ・ポンティ!!さすがカルロ・フェリーニな、都会的な洗練されたスタイルは‥やっぱり美味しいっ!!

さて、その評価は‥ヴェロネッリ誌では2004年ビンテージ同様の★★★90点(D.T)で間違いなし。実は、この2005年からマハリスも生産され始めましたので、ネロ・ダヴォラの生産量からして‥このサイアは半減しているようですね。

いかにも‥セッテ・ポンティ。

いかにも‥カルロ・フェリーニ。

な、2005年も野暮ったさのない、都会的なネロ・ダヴォラに仕上がってますよーっ!!






独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味





セッテ・ポンティのVE社製オリジナル瓶に貼られたエチケットは、相変わらず真っ黒で微妙な縞柄‥綺麗に移らないんだよなぁ‥。コルクはちょい固めの5cm‥ヴィノムのボルドー型で飲んでみますね。

グラスに注ぎますと、紫ピングなエッジを除いて、まったくグラデーションのない真っ黒な漆系ですね。底はまったく見通せません。良質の生乳を垂らした、ローストしたての豆からのコーヒー香は、まさにセッテ・ポンティスタイルっ!!よーく空気を含ませた練り具合の、カシス、ブラックベリーのジャムのソースに、北海道‥なんちゃら‥なソフトクリームを乗っけて、ブラックチェリーのコンポートをドーン!!みたいなほど派手ではないですが、そんな感じ。年々、イキナリの固さはなく、取っ付きやすさがありますね。

ネロ・ダヴォラらしい、スパイス感。黒胡椒や、乾燥した根っ子の粉末的な何か‥も鼻孔をくすぐります。スワリング自体に固さ‥というよりもかっちりした重さを感じるのもカルロ・フェリーニらしいかも‥2Hな鉛筆の芯味‥硬度はHBあたり。

口に含みますと、うーん2004年同様、やわらかさも兼ね備える酒質ながら、この構成感は、やっぱりセッテ・ポンティ＆カルロ・フェリーニですね♪中心の核となる部分は優しさがありながら崩れず‥。この2005年の張り巡らされた毛細血管系の酸味と渋味の質は‥異次元な素晴らしさ。開けたてから‥この状態は、とてつもないですね。

もちろん、今年は2007年リリース年となるのに、ようやく2005年という飯田方式の成せる業でもあります。

舌触りは非常にシルキーで、やさしい膨らみですね。やはり、甘味はあるが、決して甘過ぎない感じや、柔らかく、ふくよかで‥優しさまで感じるのに、どこかにタイトな部分を感じるのが、ぼんたんVSストレッチパンツ‥で後者なんですね。

あー旨い‥

やっぱセッテ・ポンティ味が好きなんだよね。

ああああ、タンニンに甘味があるなぁ‥じゅんわりではないが、溶け込む酸味をヒシヒシと感じます。現時点では、若さを感じませんね。もちろん熟成も感じませんが‥この酸味と渋味の溶け込み様と、圧倒的な果実味には‥感心しちゃいます。

二日目です♪香り‥あああーっイイっ!!真っ黒なアンコに、カーボンなインク…煮詰めたブルーベリーが目に良さそうぉっ!!黒糖な甘味は、全糖がゆえに、あっさりとした甘味で、エキスを感じますなぁ。

初日の樽のローストなコーヒー香りは、溶け込んだ感じ。ネロ・ダヴォラも幅広いなぁ‥もっと真っ赤に、カジュアルにも仕上げることができるしね。口に含みますと‥ネットリとまではいきませんが‥マターリとはしてますね。濃い‥というよりも重い酒質。どんぶらこ‥どんぶらこ‥ですね。黒いスパイスも、ふんだんで‥ストレートな伸びのある酒質です。

タンニンが凄いですね。膨大な量のタンニンを感じるんですが、ちっちもイガイガしてないんですよ。渋味‥旨いわぁ。柔らかさを甘味に感じる‥ほんと甘ったるさはありませんね。ほんと、この2005年は初日から絶好調な旨さですが、もちろん二日目も絶好調ですね♪

味わいに鉄分、ドラキュラを感じるところは、ある意味、メルロにも似てたりしますね。その他の要素との総合でメルロではないんでが‥。

うーん、それにしても、毎年美味しいなぁ。野暮ったさなし‥雑なトコなし‥がサイアの良いところですね。

三日目です。どんどん樽香は内に入って、果実香主体となりました。よく熟したネロダヴォラだなぁ。口に含むとシルキーなやさしさは、初日から続いてます。カッチリとした緩みのない構成感。セッテ・ポンティ‥カルロ・フェリーニらしいですね。やっぱり個人的に、緩く感じさせない構成感はワインを評価するポイントとして非常に大事だと思うんです。渋味も酸味もキメ細かくて、シルキーな果実に優しさや、やわらかさがあれば‥芯までグダグダになる必要ないもんね。

ボディとしては、フルボディの一歩手前。でもミディアム＋よりもフルボディ寄りかな。重過ぎないですよ。ほんと、毎年良くなりますね。2005年のシチリアって良いかもしれません。（南とか離島のビンテージチャートがあればいいんだが‥）

いい酸味。絶対、食事と相性良いですね。

今年もド定番間違いなしだな♪

ちなみに‥底に固まった澱が数個転がってます。