Brunello di Montalcino 2013 Le Potazzine
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ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2013 レ・ポタッツィーネ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》
当主はジュゼッペ・ゴレッリで、そのBDMは1997年が初ビンテージ。モンタルチーノの方言で色鮮やかな四十雀(しじゅうから)を意味する「Potazzine(ポタッツィーネ)」がアジェンダの名前由来。また祖父母達が孫を愛情を込めて呼ぶ時にもポタッツィーネと呼ぶとか。ジュゼッペの娘であるヴィオラとソヴィアも祖母からそう呼ばれていたようです。
初ビンテージは1997年ですが、アジェンダの創業は1993年。ジュゼッペは醸造学を学んだ後、ブルネッロの生産組合でもしばらく経験を積んだそう。父はレ・ドゥエ・ポルティーネというアジェンダも所有していますので、そちらで栽培や醸造の経験も。
所有する5haのブドウ畑のほとんどがブルネッロ・ディ・モンタルチーノとなります。その内3haは熟成庫近きにあるそれなりの樹齢の古いもので、他2haはソフィアが生まれた年である1996年に植樹されたブドウが栽培されるアジェンダからは少し離れたサンタンジェロ地区にあります。その2haの畑の購入はジュゼッペが醸造コンサルタントとして他の生産者への助言にも役立っており、単一品種ながら異なった土壌で栽培されたサンジョヴェーゼの混醸によるバランス、複雑さは、レ・ポタッツィーネにも生かされています。現在はジュゼッペはレ・ポタッツイーネからは離れていますが、ヴィオラが運営を任されています。
レ・ポタッツィーネのブルネッロ・ディ・モンタルチーノは二種類の畑からのブドウが混醸されます。海抜500m、南西向きのレ・プラタの畑からのブドウと、海抜420m、南東向きのラ・トッレの畑からのサンジョヴェーゼ。個別に醸造され最後にブレンドされます。30日間、パンチダウンとポンプオーバーを施しながらとじっくりと時間をかけての醸しと発酵が行われ、マロラクティック発酵が終わった段階でアンナータとロッソに振り分けられます。このブルネッロとなるモストは、30hlと、50hlのスラヴォニア産の大樽で42ヶ月の樽熟成後瓶詰め。最低8ヶ月の瓶熟成後にリリースされます。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
ラベルはツガイではなく姉妹の四十雀がブドウ樹で休んでる感じですね。コルクはなかなかの質の5cm、グラスはヴィノムのブルネッロ型一択です。バックラベルに表記のアルコール度数は14度となります。色は決して濃いわけではないんです。もちろん深さ、暗さはありますけれども。芳香のスミレの香りに密度を感じます。決してジャミーではなく詰めたさくらんぼの果汁、少し甘味のある小さなイチゴ、香りに閉じ感はまったくなくおおらかに開いています。RdMの2015年を飲んだ時に感じた(2016年はあたしの分はなかったの)、赤く濡れたミネラルもとてもいいですね。
口に含みますと、いわゆるベルベッティな舌触りをもつしなやか重厚な輪郭と密度を感じるフルボディ。果実の香味に未熟さは微塵もないが過熟さも感じない健全な熟度がストレート。少し香ばしさがあり濡れたスパイスもある。甘味はあるが、過ぎずに、しっかりとしたタンニン、酸味があり、ドライなフィニッシュ。うん、RdM同様にレ・ポタッツィーネらしいミネラルを感じさせる果実味が特徴。濡れた渋味と酸味がいいですね。ちっとも(語弊あり)甘味なんか見せない。とはいえ、厳しいだけではなくやわらかさ、飲みやすさもありすでにおいしい。そして、甘くないわけではない(どっちやねん)。
二杯目らしい旨味。旨味があると甘味も(に)感じる。伸びのある酸味、香ばしいというよりもスモーキーかな。やっぱりミネラル感があり、タンニン由来の構成とはまた違う部分で心地よい硬さにも感じる。でも、解けていないわけではない。
二日目もヴィノムのブルネッロ型。明らかに、あからさまにやわらかい果実香、甘味も前に感じます。とはいえ、初日同様にミネラルがあり、ちょっとシルバーなイメージ(金属的とまでは言わないが、鉄分や血の感じ)。香りがやっぱりベルベットやね。重厚なしなやかさ、密度を感じさせる。飲み口はいってドライ。やっぱりしなやかなミネラル感もあるね。これがレ・ポタッツィーネなんだな。うん、初日の二杯目同様、グラスの中で解けつつも構成感を保つ。
三日目もヴィノムのブルネッロ型。ああ、少しレーズン的な甘味とブドウ香も感じますが、どうせそんな甘くはないんでしょう?という懐疑的な予想はほぼ正解。とはいえ、やわらかさ、まとまりもさすがに三日目らしいし、でも、ミネラルも健在なのもレ・ポタッツィーネらしい。
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