Carema Riserva 2008 Puroduttori Nebbiolo di Carema

ピエモンテ州の赤

更新履歴 2013/07/28
販売価格

2,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT

カレーマ・リゼルヴァ 2008 プロドットーリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ
《イタリア/ピエモンテ/赤/ネッビオーロ/ミディアム+》


ピエモンテ州の州都トリノからヴァッレ・ダオスタに続く道。その境にあるのがカレーマ村。人口700人の小さな村にあるのがワイン生産者協同組合である「プロドットーリ・ネッビオーロ・ディ・カレーマ」。1960年に設立され、1965年に現在の場所に移動し醸造や熟成、ボトリングから販売に至るまでを行っているが、1960年から1983年までの間は各協同組合員の家庭で収穫や発酵を行い、マロラクティック発酵を終えてから持ち寄って樽熟成をしていたそうな。

カレーマ村700名の人口のうちの78人が組合員だそうで所有する畑は合計12haと小さなもの。現在はバリック熟成させたカレーマDOCのネッビオーロや、カナヴェーゼDOCのワインも醸しているようですが、日本市場に導入されているのはカレーマ・クラッシコDOCとカーレマ・リゼルヴァDOCの二種類のみ。クラッシコの方はこのリゼルヴァのセカンド的な扱いのようですね。

ネッビオーロが育つ最北の限界地点とも言われている冷涼な気候のカレーマ村。ネッビオーロの畑としては珍しい石垣で組まれた段々畑。石垣と石柱が日中に温められ、アルプスからの冷たい風で一気に冷え込むヤカンに熱を放射することでブドウが死滅せずにすむのだとか。急勾配、南向きの斜面はもちろん機械どころか牛も入れない。選定から収穫まですべては人の手で行われます。

DOC法の改正で2010年ビンテージからは36ヶ月の木樽熟成のみが規定されていますが、この2008年は木樽熟成が30ヶ月、瓶内熟成12ヶ月以上という規定に則り醸されています。収穫前にブドウをチェックして良い区画のブドウがリゼルヴァとなるが、樽熟成途中にネガティブ、またはポジティブにセレクトされ区分けされることもあるそうだ。セメントタンクでの長い期間の発酵…バローロやバルバレスコでもなければ、ロエロでもガッティーナーラでもない無名に近いワインながら‥ならではの価格、ながらとても素晴らしいネッビオーロなんですよ。


独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味


ブルゴーニュ型瓶。このリゼルヴァは白地のキャンパスにクラパスで書いたようなお絵描きがあるのが特徴ですが、ラベルの紙質や一部書体のデザイン他が変更になっておりますが、前ラベルよりは質感が上がりましたね。キャップシールの白色で、ブルーのDOCの帯封が巻かれています。バックラベルに記載はアルコール度数は13.5度。コルクはもう少しがんばって欲しい4.5cm、グラスはブルゴーニュ型。ネッビオーロらしい色合い、ムクムクと上がってくるわけではありませんが(セラーの温度的にやや低めだからかな)、果実本来の甘味あるネッビオーロらしい果実香を感じますね。新鮮なチェリー、チェリーの皮のスパイス、熟成という意味ではなくスパイスとしてのタバコ、どこか柑橘ピールっぽい香りと、木質な樽香ですが半乾きな感じ。油分あっさりなクレヨン、赤く小さなベリー系の果実味がぶんぶんしてくる。

口に含みますと、クリーミーな風味に木質な樽、ミディアム以上の密度と厚みがあるが重過ぎない。それなりの熟成期間はいい意味での酸化を感じさせ、ネッビオーロにはそれが似合うと確かに思う。十分な酸味、ここちよいタンニンがあり、リゼルヴァという単語に振り回されるわけではなく、とても安いと思う。二杯目からはまろやかさを感じ、さらに美味。しっとりと旨味が出てきて酸やタンニンの角をコーティングする。どんどんまろやかになり、とても旨い。

二日目もブルゴーニュ型グラス。イチゴ系の香りも(まだ温度低めながら)よく開いて感じますね。ああよく考えたら初日はグラスがちょっと汚かった≒雲ってたんだよね(あかんやん)。いい色してるなー赤い小さなバラの香り。口に含みますとよくまとまり、酸がとても美味しいし、渋味とスパイスが楽しい。ああ、でもどこかに柑橘な酸があるのね。

三日目もブルゴーニュ型グラス。石灰、ミネラルの香りがふわり。いい感じで旨味が主役になるのでとてもやわらか。よいまとまりですね、ヌケやユルみはありませんがとてもシナヤカ。まだ温度が低めなんですが、旨味が甘味に感じられますね。

素晴らしいネッビオーロ。著名DOCGにこだわらないのであれば‥コレです!

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