Franciacorta Brut Vallentino Majolini Cuvee 1999-2000 Majolini
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ご予約〆時に余分に12本仕入れましたが、もー辛抱堪らず‥輸入元在庫を全て買い上げました。
フランチャコルタ・ブリュット ヴァレンティノ・マイオリーニ キュベ 1999-2000 マイオリーニ
《イタリア/ロンバルディア/白/泡/シャルドネ90%、ピノネロ10%/辛口》
前回、その初ビンテージである1994年をご紹介したのは2007年末のこと‥となると、3年超な久しぶりなんですね。そんな時を経てリリースされたセカンドビンテージは、これまたイレギュラーな変態っぷりを見せ付ける1999年と2000年のキュベがブレンドされています。120ヶ月という超長期の瓶内二次発酵な熟成期間を経たフランチャコルタ‥まだ1994年のそれよりも、フレッシュさを残しつつも‥素晴らしい状態に仕上がっています!!
この1999/2000年は、1994年よりも生産本数が半分だったこともあったのか、再入荷はなし‥とのこと。火曜日の朝7時までの予約販売とさせて頂きますが、本数が少ないため、早期に販売を終了する場合もございますのでよろしくお願いいたします。
ロンバルディア州は、ブレーシャ県、オーメ地区で15世紀から‥という歴史を持つマイオリーニ家‥この地の土着品種であるマイオリーナは、このマイオリーニ家の姓から名付けられた‥なんて歴史のあるお家柄‥。
1981年より本格的にフランチャコルタの生産を初めたマイオリーニ家は、近年まえ印刷に使われていた灰色石の石版が採掘されていたという石灰地層の土壌から優れた葡萄を収穫します。もちろん、土壌だけでなく、これまでもシャンパーニュから醸造家を雇い入れたり、設備投資も惜しまず品質向上させてきました。
そんなマイオリーニ家が、創業25周年を記念して醸造した特別なフランチャコルタがこのヴァレンティノ・マイオリーニなんですね。初ビンテージは前回の1994年、その後リリースがなく、1999年と2000年のキュベを混醸したこれがセカンドビンテージになる模様‥いわゆる良年のみ‥なんでしょうね。
海抜175m〜275mの段々畑‥石灰質と粘土質からなる土壌でグイヨーで仕立てられます。株密度はhaあたり4000〜10000本。樹齢1年〜25年の葡萄を一株あたり0.8〜2kgという低収量で選ばれた葡萄は‥酸を残すため、あえて完熟ではなく、軽く熟した葡萄が選ばれます。圧搾後は、18度に温度管理されたステンレスタンクで発酵と熟成ながら、一部のマストはバリックでの熟成も施されます。
各キュベをアッサンブラージュして酵母とともに瓶詰‥。そこから‥このリゼルヴァ・ヴァレンティノ・マイオリーニとなるべく‥120ヶ月(=10年っ!!)もの瓶内熟成を経ます‥リキュール添加はなく、ドサージュ後は、同じフランチャコルタで液面を補填し、仕上げに4ヶ月の瓶内熟成が施されていよいよリリースとなります。この1999/2000年の生産本数は3350本と、1994年の約半分以下。
程良く熟成感のあるフランチャコルタ‥とっても複雑ですよ!!
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
その1994年と同じ印象のマットな黒地にテカったカッパー色のドMの文字。フランチャコルタのDOCG法を調べてみますが、1999年、2000年を混ぜてもDOCG表記が可能なんですかね‥?キャップシールには、DOCGの柿色の帯封がしっかりと貼ってあります。なお、ビンテージ表記はラベルの上部に小さなシールで「Cuvee 1999-2000」と‥。バックラベルには少々のインフォメーションが記載され生産本数3350本、1999年と2000年‥比率まで明記されていませんが、シャルドネとピノネロとのこと。ちなみに表記のアルコール度数は12度となります。
キャップシールを剥ぐ目印となる切り目も大きめですんなりと剥ぐことができますね。コルクもしっかりとした物で好印象。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュアです(フルートとかでは飲まないよ)。色調は、シャルドネの熟成したような素晴らしいゴールドで‥
おおおっ!!
香りが素晴らしいっ!!マッシュルームの香りが強烈!ミネラル、火打石、柑橘香が熟成した感じ‥そう、シャルドネの‥ほどなくイースト香がぶわんと‥。
口に含みますと、うーん、1994年よりもさすがにフレッシュ感がありますが、溶け込んだガスにキメ細やかさ‥確かに感じます。ガス量も豊富で不足感はありません。酸味も十分ながらエレガント。キノコ系の香りに、シェリーっぽさ…うわぁ美味しい〜!!
今宵のワインの肴は、オカンの差し入れ‥ハゲ(カワハギ)の身と、肝のお刺身。ネギ、一味のペースト、旭ポンズです。熟成したワインにポン酢って合いますね♪一味のペーストの(シンプル)な辛味もアクセントになる。うーん、素晴らしい、このキノコ系の香り、マッシュルームでもあり、白トリュフ的でもある。やや酸化し茶色に変色しかけのリンゴ、リンゴ酸的な香味、うーん、ゲップの香りも素晴らしい。
1994年と比較すれば、泡の持続性も良いですね。まだ1994年が入手できるわけですが、これは飲み比べて、その熟成の経緯を経験してみるのも良いかもしれません。ただし、こちらは1999年と2000年の混醸というイレギュラーな部分はありますが‥とても面白く、とても複雑。奥底の柑橘も出て来た。グラスの中での変化も面白い。
こういうイーストを感じるスプマンテの場合は、ヤマザキよりもパスコ(敷島)パンの何か‥がいいですね。西野嘉高的にはパスコのスナックパン‥日付の新しいものに限りますが、パスコのスナックパンは、酵母、イーストの香りがするんですよ‥それがイースト系のスプマンテによく合うはず。
三杯目です‥あかんあかーん!度数12度というのが、実はスイスイと飲めてしまうのか‥それとも、複雑な香味が楽しくって飲めてしまうのか‥うん、両方です。三杯目でもまだガスは元気、もちろん、一杯目よりも落ちてはきますけどね。溶け込んだガスは落ちない。すでに、綺麗に熟成してきている段階ですが、その1994年を思うと育て甲斐もある。
二日目です。冷蔵庫キンキン温度、グラスはオヴァチュア、ストッパーを外した際のシュポンな音、グラスに注ぐとまだまだ元気なガス。初日のキノコ系の香りがイーストと交差、キノコというか‥ふかした栗‥うん、そうだ‥スプーンで食べるような‥ふかした栗の香りに似てるな。そこにシャルドネの柑橘、ミネラル‥熟成したニュアンスが複雑に混じる。口に含みますと、うん、ガスがしっかりと溶け込んでいて不足感はありません。ほんのりと木質な香り、味わいはしっかりとドライ。とても美味。
二日目もこれだけガスも保っていれば合格ですね。
これは素晴らしいフランチャコルタですよ!!
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