Roero Arneis 2018 Bruno Giacosa
| |||||||
| |||||||
ロエロ・アルネイス 2018 ブルーノ・ジャコーザ
《イタリア/ピエモンテ/白/アルネイス/辛口》
本筋はブルーノ・ジャコーザの本拠地であるネイヴェ‥つまりバルバレスコの銘醸。祖父カルロ、父マリオ‥そして現当主であるブルーノと三世代に渡り、その名声を築きあげてきました。
現在、自社で所有する畑は約20ha。過半数は買いブドウでワインを醸していますが、これは祖父カルロも、父マリオもブドウの仲買人も仕事だった歴史があるんですね。とはいえ、カルロ氏は自社での醸造も初めていたんですね。第二次世界大戦の戦中や戦後は、ボトルワインの市場がなかったために瓶詰めのみで量り売りをしていた時期もあるそうですが、1961年‥1929年生まれのブルーノ氏の名前を冠した"ブルーノ・ジャコーザ"が誕生しました。うーん、なんて孫思いのじいちゃんだったのでしょう‥と思うが、この地方では祖父の名前を継ぐのはよくあることのようですね。
今なお、買いブドウも使用していますが、仲買人の家系な歴史は、どこの畑が優れているのか、誰が栽培しているブドウが優れているのか‥熟知しているんですね。そんなブルーノ・ジャコーザのワイン達…実は、ラベルには二種類の表記があるんですね。
・(Casa Vinicola) Bruno Giacosa
契約農家の畑から購入したブドウで醸されるワイン。
・Az.Ag.Falletto di Bruno Giacosa
自社で所有する畑から収穫されたブドウで醸されるワイン。
こう書くと、後者の方が‥というイメージありますよね。しかし、そこは長年買いブドウでの醸造の歴史を持つブルーノ・ジャコーザ‥すべてはネイヴェの醸造所で醸造されますし、買いブドウと自社ブドウでの醸造方法に差はありません。もちろん買いであれ、自社であれブルーノ・ジャコーザのクオリティーに差はありません。
ロエロ地区の15軒の古くからな馴染みの契約農家から買い付けるアルネイス種もジャコーザの品質基準をクリアした良質なもの。16度から17度に温度管理されたステンレスタンクで25日間の醸しと発酵後、タンク内で4ヶ月ほどの熟成が施され瓶詰。2013年、2014年13度、2015年と2016年は13.5度、2017年は14度でしたが、この2018年は13.5度の表記となります。
独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味
お馴染みのボルドー型瓶に白地のラベル。さすがジャコーザ!は、このコルクをご覧頂ければすぐに判明します。良質の5cmのコルク、ホレボレします。冷蔵庫キンキン温度、グラスは昨年同様ヴィノムのキャンティ型でスタートです。透明度があり、少し金属的な輝きのあるレモンイエローも変わりませんね。ミネラルが混じる、柑橘果汁の香りを主体に、少し白い花とシャキっとした和梨のほとばしるフルーツの香り。フレッシュを香りからも感じます。
口み含みますと、おっと重たいですねー。やわらかながら、重厚なミネラルは少し金属的。重心が低く密度感もあります。心地よい柑橘の酸味は舌に心地よい刺激があり新鮮。少しタンニンすら感じる果実味があり、未熟さがありません。かといって、過熟したような果実味もありませんし、アルコールが浮き足立つこともありません。まあ、これだけのアルネイスはやっぱりジャコーザだからなんでしょうね。高いだけのことはあります。
これだけの重み、密度があればもう少し大振りがグラスでもOKかと思いますが、これぐらいのグラスでその重みを味わうのも一考。
二杯目はグラスをヴィノムのブルネッロ型に変更。温度が少し上昇したのも理由かもしれませんが、和梨から洋梨のグラデーションに甘味。フレッシュな酸味は変わらず‥ああ、やっぱり大振りのグラスでもぜんぜん大丈夫、重さを感じなくなったわけではないですが、重さを突出して感じることがなく、味わいも開放的になりましたね。やっぱりこれぐらいのグラスが必要なのかもしれません。よりアルネイスらしさも感じられるようになりました。温度が上がるにつれ、徐々に塩味を感じるようになりますね。オリーブオイルの風味もあるので、たっぷりの緑の葉野菜に良質のオイルとお好みの柑橘、塩。アサリやハマグリ、牡蠣もいいかもしれません。
二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのブルゴーニュ型にしてみます。いいですね。さらに表面積も広がって、洋梨と和梨の果実香がヒエヒエです。アフターに少し苦味、口の中を満たすミネラルと果実味、隙のない密度、ブルゴーニュ型でも十分に耐えますね。質の高さヒシヒシなんですわ。アルネイスとしては、確かに高級ですが、この価格帯の白ワインとしての出来はやっぱりすこぶるイイですね。温度が上がってくるとキュンとした酸味、決して酸っぱいわけではありませんが、なんか食いたいですね。たっぷりのルッコラ、パルミジャーノ、オリーブオイル、レモンだけで飲めそう。
三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはザルトのユニバーサルにしてみます。旨味もでてきましたし、初日のヴィノムのキャンティ型のような重みも感じますね。これぐらいがちょうどいいかな。洋梨と和梨の果実味に柑橘の構図は変わらず、余韻に近い部分に少しナッツ系の渋皮。密度があるけど、サッパリ感もあるおいしさ。いやあいいワインです。
TOPに戻る | ![]() |
イタリアワイン通販 nishino yoshitaka +plus
大きな地図で見る |
[運営] 株式会社ニシノ酒店(会社概要詳細)
[住所] 544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-12-4 [電話] 06-6731-7406(実店舗専用) [電話] 090-1899-4351(ネットショップ専用) こちらに掲載の商品に関しましては、上記携帯電話までお問い合わせ下さい。 [URL] http://www.nishino-yoshitaka.com/ [MAIL]nishino@nishino-yoshitaka.com [MAIL]ypsilon@bk2.so-net.ne.jp |
365日24時間ご注文受付。平均24時間(最長48時間)以内に正式な受注確認メールを配信いたします。毎週月曜日は定休日となっております。日曜の夕方から月曜日にご注文、お問い合わせの場合は、火曜日以降のご連絡となります。 | |
お買い物全般に関することで何か疑問がございましたら、まずは[総合案内所]をご確認下さいませ。様々なご質問に対する回答を掲載しております。 | |
|会社概要|プライバシーポリシー|特定商取引法|送料|決済方法|サイトマップ|お問い合わせ| |
TOPに戻る | ![]() |