Brunello di Montalcino 2006 Marco Lazzeretti

トスカーナ州の赤 > Montalcino

更新履歴 2017/02/16
販売価格

7,980円(税込)

在庫数 SOLD OUT



ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2006 マルコ・ラッツエレッティ
《イタリア/トスカーナ/赤/サンジョヴェーゼ/フルボディ》


モンタルチーノにも小さな造り手はいますがなかなか日本市場には‥いや、小さな輸入元さんが手掛けてるのかもしれませんが、なかなか日本市場では‥。古酒市場になればなおさらで、なかなかマイナーな生産者の古酒はありません。メジャーな生産者のものがほとんどになるんですよね。

今回は、聞き慣れない、見かけない生産者ということであえて買い付けしてみました。ワイン誌で評価されているわけではない‥と思うと、やはりワイン誌に取り上げられるというのはメジャーになるに必要なんだろうなあ‥なんて思ってみたりしますが、何もワイン誌に取り上げられるかどうかは問題ではありません。

造り手はラッツエレッティ、大樽で熟成させる生産者です。モンタルチーノ市街中心部にエノテカがありますよ。ビンテージは絶好の2006年で文句なしですね。

あたしもブルネッロ好きの端くれ。日本未入荷または、なかなかスポットライトの当たらないブルネッロも経験しておきたいですね。あたしも休ませたら飲んでみるつもり‥ブルネッロ好きのお客様は、ぜひお付き合い下さいませ。


現当主はマルコ・ラッツェレッティ。元々は祖父が始めたワイン生産を引き継ぎました。ブドウ畑はモンタルチーノの中心から東に降りたすぐの場所にあります。また、モンタルチーノの街の中心に直営のエノテカがあるようですね。どこかで見た事のあるラベルだと思ってたんですよ。

醸すワインは三種類。ロッソ・ディ・モンタルチーノと、このブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、そしてそのリゼルヴァとなります。南向きの海抜300m付近の畑で栽培されるサンジョヴェーゼは9月の末に収穫が始まります。収穫されたブドウは26度から30度に温度管理されたタンクでの澱とともに約15日間の醸しと発酵。期間中はポンプオーバーが施され香味を抽出します。樽熟成は35hlから40hlのスラヴォニア産の大樽で30ヶ月熟成され瓶詰め。6ヶ月から8ヶ月の瓶熟成後リリースとなります。

さて‥状態は、三種類のワインはいずれも女性の背中かバイオリンのような(前者でしょう)エレガントなラインの画が特徴。黒地のラベルにこのアンナータはシルバーのライン。ラベル端に少しの捲れがあるボトルや、少しの擦れもありますが全体的にキレイな状態ですね。キャップシールもキレイな状態。DOCGのピンクの帯封も褪せはありません。帯封がシール裾に横巻きですが、すべてのボトルでキャップシールはくるくると回ります。液面も十分な位置をキープしており液漏れはないはずです。

液色はブルネッロらしい艶やかな赤、透明度も十分ですね。瓶底の凹みには少しの澱が出ていますが全体を濁らせたり、モヤらせるようなものではありません。状態はとてもいいですね。

飲んでみました。

ラベルは真っ黒ではなく、その女性のS字な女性のボディラインに合わせて向かって右は光沢のある黒、左はマットな黒(濃いグレー)になっています。作者とみられるサインがあるのですが、そろそろ老眼なあたしには見えてません。そう、バイオリンのようなボディラインは、ボン・キュ・ボンなわけですが、さらりと乳首(びーちく)が描かれているのがポイントですね(どこがポイントやねん)。コルクはなかなかの質の5cm、グラスはもちろんヴィノムのブルネッロ型、表記のアルコール度数は14度となります。

ポップコーン的な軽く香ばしいパフちっくな香りは樽香由来かな。詰めた甘さながらも重くない軽やかな甘味を彷彿とさせる果実香は実に真面目なチャーミングさ。サンジョヴェーゼで間違いないし、ブルネッロで間違いないが、やっぱり「いつもの」ではない個性を感じておくのも重要だなあをすでに実感しています。すでにまとまり感のある果実香で、閉じ感は皆無。まったく力みのない果実香はスミレの紫を覆い尽くすような真っ赤と、真っ黒なチェリー主体、ちょいベリー香に未熟さがありません。

口に含みますと、新鮮な杉、木質な気質の樽香が一陣の風。果実味にも未熟さは皆無ながら過熟感もない。とても飲みやすい、スムースな果実味は、適切なアルコール感にも由来する。キレイな酸味もあるが、ほろほろっとしたタンニンもまた旨い。なかなかこのまとまりは完成度が高いですね。このワインも今年2012年がリリースされるかと思うと現行比6年のイニシアチブ。

うん、旨いな。。

何もワイン誌で評価されているワインばかりが、いいワインとは限らない。モンタルチーノは総じてレベルが高いですね。もちろん幅や方向性はあるんだけれども、失敗は少ない。キャンティ・クラッシコと比べて‥と書きたいところだが、価格的にはモンタルチーノはキャンティ・クラッシコの倍する可能性もあるので、それなりの酒質は保ってもらわねばならないのも現状だけれども。

二杯目‥旨いやん(意外だと思ってる時点であかんけどな)。この程よさ‥甘過ぎず、渋過ぎず、酸っぱ過ぎず‥は当然として、やはりあたしは密度感ですね。大きさよりも密度感が重要。飲み込んで、鼻に戻ってくるまでにヌケ感がないのが嬉しい。

二日目。少しのロースト香がいいですね。コーヒー的というよりも、肉を焼いた(焦げた)感じで、なおさらビステッカが脳裏によぎる。今、2006年というタイミングらしい飲み頃感、いいまとまりがあります。しっとりと旨味をまといまとまる‥渋味も酸味も把握可能ながらも丸みと浸透感があるんですね。十分な果実味があり、閉じ感もないし、若い内の開き感もないというストレスのなさ。こんなに旨いんだね。未経験の生産者でしたが‥うーん、どこか輸入元付きませんかね?

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