Muller Thurgau 2018 Abbazia di Novacella

イタリアの白ワイン

更新履歴 2020/10/28
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ミュラー・トゥルガウ 2018 アッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ
《イタリア/アルト・アディジェ/白/ミュラー・トゥルガウ/辛口》

ボルツァーノの市街から北北東へ35km、ヴァルナに位置するアッバツィア・ディ・ノヴァチェッラ。1142年よりブドウ栽培を行っている由緒正しき修道院が起源となります。ノヴァチェッラはラテン語の「Nova=新しい」「Cella =住まい」に由来し、古くはローマやヴェネツィアに向かう巡礼者の休憩所として利用され(ドラクエか!)、この修道院で造られるワインは巡礼者の癒しだったとか。

白ワインに使用されるブドウは、修道院のあるヴァルナや近郊のブレッサーノ地区の畑が主で600mから900mという高い標高にあります。一万年前は氷河が広がっていた土地であり、浸食により砂や石英などが入り交じる複雑な土壌を持ちます。現在所有する畑は約75ha。エノロゴにはチェレスティスティーノ・ルチーンが常駐しています。

樹齢は古いものでも20年であるのは、冷涼な土地では樹齢が高過ぎると北風により樹が枯れてしまうために定期的な植え替えを行う必要があるからだそうです。標高や斜面の向きの違いにより小区画でのミクロクリマの違いに合わせて適した品種を栽培しています。

例えば、ミュラートゥルガウは酸味が非常に重要なために冷涼な海抜750mから900mの高地で栽培され、晩熟なリースリングは700mまでの石の多い土壌で栽培することで夜間も石に蓄積された熱がブドウの成熟を促します。白ワインのほとんどは品種特性を表現するためにステンレスタンクでの熟成が施されますが、一部は大樽も使用されます(2009年からバリックの使用を止めたそうです)。品種やクラスに応じて細やかな醸造を行っているそうです。スタンダードなクラッシックラインと、上級ラインのプラエポジタスの二種類のシリーズを展開しており、それぞれに白、赤と多品種または混醸のワインを多種醸造しています。

独断と偏見に満ち溢れた極主観的毒味

この地方(南チロル)のワインらしいスラりとしたロングボトル。ラベルもいい雰囲気ですね。修道院であろう建物の背後には山頂に雪。ちなみにアルト・アディジェ・ヴァッレ・イサルコDOCとなります。コルクはディアムではないがブショネ知らずの(たぶん)圧縮コルク、冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ・クラッシコ型、ちなみに表記のアルコール度数は12,5度となります。

シルバーがかった薄めの緑茶。和梨、洋梨ハイブリッドな白い果肉果汁の香りに、緑のメロン果汁、微かに爽やかなミントと柑橘果汁。口に含みますと瑞々しいさがありますが、程よい厚みのあるミネラル、12,5度というアルコールが非常にスムーズなんですね。新鮮さ繊細な酸味があり、終盤に向けて苦味もある。でも、どれもがいい意味で寸止めのバランスで主張し過ぎないという食中酒にピッタシのスタイル。ぜんぜん弱いとは感じさせないですね。ワイン単体だと繊細さを感じるし、食事と合わせるといい意味で目立たないという最強のアッビナメントを魅せるのではないでしょうか。

では、質(も価格も)低いアドリア海方面の●レッビアーノ(おい)なんかと比べたら、まあ、なんて上質なんでしょうね。もちろん、価格だって質(も価格も)低いアドリア海方面の●レッビアーノ(おい)よりは高額ですが、あんな価格だって質(も価格も)低いアドリア海方面の●レッビアーノ(おい)を飲んで肝臓を満たしたいか?50歳なったオッサンには考えられませんよ。ナイナイ。飲みやすいですね。いい意味でフレーヴァーウォーター的に飲みやすい。

フラワリーさ控えめなのもいいですね。ついついこの時期になると鍋やおでんなど出汁系に合うワインや、鍋でも「ちり」ね、ポン酢系には‥とか、クリママスのチキンには、そしてお正月の「おせち」には、と思うと、実は日本酒的な白ワインを欲している、探してたりもするのですが、これはいいですね。吟醸酒でも純米酒でもなく、いい感じの特別本醸造あたりを冷やで飲む感じ。黄色い花の要素はあるんですけどね、トラミネール系ほど派手ではないし、食中酒にはとてもいい。まあ、日本酒の方が度数は高くはなるんですけどね、一時期、(度数的に)ライトな日本酒の提案も大手酒蔵からありましたが、あまりにも女性向きにし過ぎなんですよね。もっと食中酒としての日本酒的にすればよかったのに‥脱線しました。このミュラー・トゥルガウの褒め言葉として「当たり障りのない程よさ」が非常に心地がいいですね。ああ、ヤバい、スイスイ飲めちゃいますね。

二日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスはヴィノムのキャンティ型です。フラワリーさもほどほどに、少し丸い柑橘の風味も前になってきたかな。白い果肉やメロン果汁は変わらず。この品種にとってこのアルコール度数がとても似合ってますね。だからってミネラル勝ちしているわけではなく、十分に果実の香味もある。まろやかさもあるけど、サッパリと、シャッキリとした部分もある。結構な八方美人で、それは食中酒として最適ということ。関東の出汁がダメという意味ではないが、やっぱり関西の昆布とカツオ、決して醤油に辛さを感じないエレガントな旨味ある出汁がいいですね。そこに具材の旨味が加わる複雑さと合います、合います。おでん、いいよねえ。最後にユズでもいいし、すだちなどの緑のピールでもいいから、添えてあげるとなおさら白ワインでおでんが成立するよ。

いい意味で薄旨いんですよね。こんなん二時間ドラマ終わるまで飲んでしまいそう。こういうワインってほんとイタリアらしい。水っぽいという意味ではなく、もうね、日常にワインのある生活にぴったりのワイン。終盤にほんのりと苦味があるのもいいですね。

三日目も冷蔵庫キンキン温度、グラスは諸事情あり(割ってないぞ)、ヴィノムのブルネッロ型にサイズアップしてみました。クリアな酒質、度数の低さも変わらず、大振りのグラスでもぜんぜん構成崩れません。ほんとにスイスイと飲める、山のワインですが、魚介類ともぜんぜん大丈夫ですね。非常に使い勝手がいいタイプですよ。

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