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Etna Bianco 2021 Tornatore

イタリアの白ワイン

	更新履歴 2022/11/02 販売価格 2,780円(税込) 在庫数 SOLD OUT
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エトナ・ビアンコ 2021 トルナトーレ
《イタリア／シチリア／白／カリカンテ／辛口》

実は近年エトナに進出した生産者ではなく実は老舗であるのはこのトルナトーレのポイントかもしれません。1865年からブドウ栽培を生業にしてきた家族ですが、1910年にエトナの標高1000m、北側の斜面に2haの畑を購入したのを機にエトナに進出したそうです。同時期にオリーブオイルの工場も建設し生産を始めたようです。現在はカスティリオーネ・ディ・シチリア地区に60haの畑を所有し、うち46haでブドウを、8haでオリーブを栽培しているそうです。海抜550mから700m、樹齢3年から40年（白ブドウの平均樹齢は10年）の畑を中心に所有し、赤はネレッロマスカレーゼとネレッロカプッチョを、白はカッリカンテとカタッラットを栽培しています。リリースしている赤ワインはこのスタンダードなエトナ・ロッソに二種のクリュ、リゼルヴァを一種の合計四種類。白はスタンダードなエトナ・ビアンコとクリュを一種類。他にエトナ・ロゼとネレッロ・マスカレーゼからなるメトード・クラッシコを一種類醸しています。

このスタンダードなエトナ・ビアンコもエトナ山北側斜面の畑から。例年10月20日以降の収穫。選果、除梗を経て、ソフトプレスでモストを取り出します。コールドマセラシオンの後、15度から16度の低温でアルコール発酵。発酵後は澱と接触させたままシュール・リーの状態で三ヶ月休ませます。熟成はステンレスタンクとセメントタンクの併用で4ヶ月から6ヶ月。

飲んでみました。

昨年にも感じたカモミールや、どこかジャスミンティーの風味がオリエンタルな感じがあるんですよね。エトナの白らしくミネラルモ感じるし、少し塩味も感じるドライな酒質ですが、そのハーブティー系の要素が少しやわらかさを演出していて、硬すぎないし、芳香、方向だけれども芳香剤のような香りではない上品さがいい。エトナらしい冷涼さはあるし、整った酸味もある。過ぎない甘味のヒントもとてもいい。色んなエトナのビアンコがありますが、トルナトーレはちょっと違う感じがあるんだよな。との特徴はやっぱりカモミールやジャスミンぽさでもあるんだけれども。やはり、中華料理（幅広いな‥）や、エスニックな料理と絶対に合うと思いますね。度数も12,5度で飲みやすさもある。ヒエヒエ温度から閉じ感はなく、開きにも無理のない全体的なスムーズさがまたいい。そのオリエンタルなお茶の風味と味わいに少し苦味があってね、これがまたおいしい。温度があがると、そんなハーブティーのスパイスの風味なんかも出てきますね。少しジャスミン系前に感じるかな。二日目になると、より密度感も増しますね。グッと果実味や酸味も引き締まり、やわらかさと、ミネラルの程よい硬さもあります。カモミールや、ジャスミンの香りは健在で、これまでに飲んだどのエトナ・ビアンコとも違う個性を持つとてもおいしいビアンコに仕上がってますよ。